- 2016年7月14日
- 日常風景
こども芸術大学に現れたのは・・・
雨続きの毎日で「また雨~?」「いややなぁ」と声いうをよく聞きます。
しかし、植物たちは大喜び!
この恵みの雨のおかげでグングンと成長しています。
【朝顔】
【キュウリ】大きくなってきたキュウリ(左)赤ちゃんキュウリ(右)
【ミニトマト】グラデーションが美しい
【こんにゃく芋】球根だったこんにゃく芋もこんな大きく!
写真はベランダのプランターですが、畑もちょっと見ない間に成長。
野菜に加えて雑草であっという間にジャングルと化します。
最近こども芸術大学で事件が起こりました。
ある日の朝、子どもがベランダのプランターを見て
「キュウリとトマトが食べられてる!!」と言いました。
食べ散らかすように、地面にはキュウリの皮と、まだ青いトマトの外実が落ちていました。
キュウリの皮には、中身だけをかじり取った歯型がついていて
トマトには、まだ青いこともあってなのか中身だけジュルリと吸われていました。
職員は歯型といい器用に中身だけ食べていたところから“子どもが食べたんやわ”と思っていました。
が・・・子どもたちも下校した夕方、誰も居るはずのないベランダに何かがサッと通りました。
金色の毛をした子ども・・・じゃなくて、サル!!!!!
すかさずベランダに出て、木の棒で柵をたたき大きな音を出して追い払いました。
今まで畑には出ても、山と建物を挟んで反対側にあるベランダ(しかも建物の最上階)にまで来るとは・・・
山から屋上のプールを渡り、屋根を滑り降りてベランダに来たのですね。
それからしばらく姿を現すこともなく、野菜も無事に実っていました。
ある日、帰りの会の時間で絵本を読んでいるときに、絵本を見ている子どもが「さるーーー!」と叫びました。
子どもたちは一斉にベランダにダーッと駆けて行きました。
みんなで大きな声を出し追い払いました。
しかし、屋根をつたって玄関に移動していただけで、帰るときに怖がる子どももいました。
サルを見た日から、「おサルに食べられちゃうから!」「おサルさん出たら怖い」と言ったり
畑も子どもたちが食べる野菜がなくなったら困るので、大人総出でサル避けネットを張ったり
からだの時間では「おさるのかごや」という童謡を歌いながら、竹棒を用いて表現遊びをしたり
おサルさんの存在を感じながら過ごす日が続きました。
♪エーッサ エーッサ エッサホイサッサ おさるのかごやだ ホイサッサ♪
今回、サルに野菜を食べられてしまったことで、子どもたちは「もう!来ないでよね!」「こらーっ!」と
怒ったり、怖がったりしていましたが、動物は悪ではなく、彼らも生きるためであるということ、
そしてどうしたら共存できるかを一緒に考えていけたらいいなと思います。
こども芸術大学に遊びに来たサルも、みんなと同じ親子でした。
大人のサル2匹、子どものサル1匹。
とっても賢いお母さんサルだったので、それもこれもすべて
子どもをしっかりと育てるための本能なのかと感動いたしました。
宮崎あかね