- 2016年11月11日
- 日常風景
京風パッケージコンペ 受賞インタビュー!
日に日に寒さが身に染みる季節になってきましたね。みなさまいかがお過ごしですか?
ハロウィンも終わり、街中はすでにクリスマスムード到来!
イルミネーションに包まれてキラキラした雰囲気が溢れる、素敵な季節になりましたね。
さて、そんな心躍る季節に、さらに素敵なニュースが舞い込んできました!
なんと、京都中央信用金庫さまが開催している学生デザインコンテストで、
2年生の山田龍平くんが“オーディエンス賞”、間地美月さんが“努力賞”を受賞したのです!
このコンペは、“京風”をテーマにしたパッケージデザインを制作し、応募するというもの。
今回は受賞者を代表して、山田龍平くんにお話を伺ってきました◎
▼△ 応募のきっかけは?
1年生の時は興味本位で応募してみたのですが、全然ダメでした。
賞をとった先輩の作品を見て、ここまでやらないといけないんだ!と奮起し、
今年はリベンジしてやるぞ!という気持ちで挑みました。
▼△ 作品が完成するまでのプロセスを教えてください。
今年は“見立て”をコンセプトに、“石畳”に見立てて、漬物や水気の多いものを置いても
水はけのよい、お皿にもなるパッケージをデザインしました。
そこに辿り着くまで、デザインのアイデアは40~50個考えましたが、どれもピンとくる
作品に至らず悩んでいるとき、初心に戻りリサーチから始めることにしました。
本屋さんで外国人向けの京都特集雑誌を読み込んでいたとき、“見立てのデザイン”について知り、
そこからヒントを得て、今回の作品が出来上がりました。
▼△ 賞をとれる!と思っていましたか?
賞をとれる自信があったわけではないですが、同期に負けたくない気持ちは強かったですね。
同期の中では、一番時間をかけて作品を練り上げたという自信はありましたし、
このコンペをとるぞ!という気合いは誰よりも強かったと思います。
▼△ 受賞した“オーディエンス賞”については、いかがですか?
一般の方にたくさん評価していただけたことは、とても嬉しいです!
でも自分に厳しくするならば、審査員のみなさんの心を掴めなかったことは悔しいですね。
この受賞に甘んじることなく、人と違う着眼点から、もっとアグレッシブにデザインしていけたら
いいな、と思っています。みなさんをざわつかせることができるくらいの作品を手がけたいです。
▼△ 将来の夢は何ですか?
今、デザインの勉強をしている中で、文化の問題をデザインの力で変えることができるのか、
デザインには限界があるのではないか、と考えるようになりました。
もっと新しい可能性、新しい世界観を打ち出して、文化レベルの問題などデザインの限界値を
プロダクトデザインの観点から、模索していきたいと思っています。
▼△ 今後、学生時代をどう過ごしていきたいですか?
最近は日用品に興味がありますが、ひとつの領域に囚われず、色々なテイストのデザインに
挑戦していきたいと思っています。
自分の引き出しを増やしていくことは、学生時代にしか出来ない醍醐味だと思うので、
良い意味で「一体何がしたいんだろう?」「こいつ面白いな!」と思ってもらえるよう、
自分自身のさまざまな可能性を模索していきたいです。
あ、あと、来月もコンペに挑戦するので、賞とります!!
文化レベルの問題やデザインの限界値に挑戦していきたい、なんてカッコイイですよね。
でもそれが言葉だけでなく、実際にいつかやってくれそうだな、と感じられるくらい、
力強くて熱い心を持っている山田くん。今後の活躍に期待しています★
山田くん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
これからも挑戦する気持ちを大切に、学生生活を実りあるものにしてほしいですね。
山田くん!間地さん!本当におめでとうございました!