文芸表現学科

dddギャラリー「post past」展へ行ってきました

 
12月14日(水)からdddギャラリー(京都市右京区)ではじまった企画展「post past」のオープニングトークに行ってきました。この企画は、京都造形芸術大学とdddギャラリーの連携企画として、4月から動いてきたプロジェクトの、成果発表としてのグループ展です。文芸表現学科からは村松美賀子先生と2回生の渡邉風子さん、牧野佐耶さんが参加しました。
 

村松美賀子先生

村松美賀子先生


 
会場には学生たちの作品のほかに、キャプションとして大きな本を模した衝立が並んでいます。
こうしたテキストは渡邉さん、牧野さんが執筆しました。
 
東京研修を報告する渡邉風子さん(2回生)

東京研修を報告する渡邉風子さん(2回生)


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5月には東京まで研修に出かけ、大日本印刷市谷工場や佐々木活字店で、古い活字や活字の鋳造される過程などを見学したそうです。ほかにも、佐藤淳先生(情報デザイン学科)による欧文活字の歴史、藤本由紀夫先生(大学院)によるメディアの歴史などのレクチャーを経て、学生たちは本、あるいは言葉で表現することと、メディアの関係を学び、考え、それぞれに手を動かし、作品をつくるということに取り組みました。
 
佐藤淳先生のレクチャーを再現したボード

佐藤淳先生のレクチャーを再現したボード


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高野豆腐に文字を刻んだ作品

高野豆腐に文字を刻んだ作品


制作した学生と藤本由紀夫先生

制作した学生と藤本由紀夫先生


佐藤淳先生

佐藤淳先生


 
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携帯の電子書籍と、同じサイズの製本

携帯の電子書籍と、同じサイズの製本


カーボン紙を自作してみた作品

カーボン紙を自作してみた作品


 
藤本由紀夫先生のレクチャーについて報告する牧野佐耶さん(2回生)

藤本由紀夫先生のレクチャーについて報告する牧野佐耶さん(2回生)


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さいごに展覧会を監修している佐藤淳先生がお話されていたなかで、
「文芸表現学科の学生が2名参加していたことがたいへん良かった。会場のキャプションも、言葉の選びかたや、組み合わせかたが練られていて、素晴らしいと思った。このあとのドキュメントも非常に楽しみでである」というようなことを言っていただき、嬉しく思いました。見増勇介先生も「作品をつくる人だけじゃなくて、考えをつなげたり、言葉に落としたりする人がいたことは大変良かった」とおしゃっていました。学科や学年を超えたプロジェクトを通じて、学生たちは大きな実りがあったんだろうと思います。
 
展覧会のあとは、ドキュメントづくりへと移行します。
ここからはとくに文芸表現学科の学生の頑張りどころですので、大いに期待しています。
 
post past展は、24日(土)まで開催しています。
無料ですので、ぜひお出かけください。
 
 
(スタッフ・竹内)
 
 
 
 
 

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