- 2017年4月18日
- 日常風景
【学科長短信02】授業スタート!
先週の月曜日(4/10)からさっそく前期の授業がスタートしています。
新学期は、僕たち教職員にとっては何かとバタバタ忙しい時期なのですが、
学生たちのテンションが一番高いのも新学期。
それに負けないように毎日がんばって授業をしています。
せっかくなので、文芸の授業をいくつか紹介します。
1年生は、金曜日から「百讀(ひゃくどく)」という授業がはじまりました。

百讀の授業風景/グループディスカッション中です

おなじく百讀の授業風景

百讀の授業風景/発表しています
学科オリジナルの百冊の読書リストからできるだけたくさんの本を読もうという授業で、
文芸に入学したての1年生に
「本の世界は自分が思っているよりずっと広いよ!」
ということを伝えるためにやっている授業です。
学科では毎年、百冊の読書リストを作りなおして、バージョンアップを続けています!
初回の授業では、フリオ・コルタサルというアルゼンチンの作家の「正午の島」という作品をみんなで読みました。この短篇、ちょっとした仕掛けがしてあってオチがわかりにくいのですが、かなりの数の1年生が正しく理解していてびっくり!
僕自身、自分が大学1年生のときに初めて読んでレポートを書いた、思い出深い短篇です。
2年生はプレゼミ。
文芸では3年生から「ゼミ」に所属し本格的な創作・制作・研究を始めますが、
プレゼミはいってみればそのお試し版。

「エンターテインメント小説」を書いてみよう(校條プレゼミ)

編集と制作のレッスン 身近なテーマをかたちにする(村松プレゼミ)

「ことばによる創作」への、具体的なステップ(辻井プレゼミ)

同じく辻井プレゼミ
2年生の1年間で2つのゼミを経験し、1年後のゼミ選びに備えます。
前期開講のプレゼミは5つ、内容も創作(小説)、編集、批評・評論と多彩です!
3年生は、そのゼミがスタート。

山田隆道ゼミ

同じく山田ゼミ

江南亜美子ゼミ

河田学ゼミ
今年は34人の新3年生が5つのゼミに分かれて「入門」しました。
ゼミには2年間所属し、授業の内外を問わず密接な関係のなかでいろいろなことをやっていくので、僕のゼミでは160分の授業をほとんどまるまる使って自己紹介をやりました。去年からいる4年生には、これまでゼミでやってきたこと、今取り組んでいる卒業制作などについて、新しく入った3年生には、これからやっていきたいことを、じっくりと話してもらいました。
どの授業も、学生たちのやる気がみなぎっていていい感じです。この調子でがんばれ!
文・河田学(文芸表現学科 学科長)