こども芸術学科

オーストラリア 保育実習研修留学

8月9日から8月17日まで、こども芸術学科の専門性をいかした短期留学を体験してきました!

 

参加者は3回生の雁部さん、道岡さん、楊さん、佐治さん、阪井さん。オーストラリア、ゴールドコーストにある藤インターナショナル幼稚園のクラスに入って4日間じっくりと園の生活の流れを観察した後、学科で学んできた「アートを通してこどもを育むノウハウ」を実際に試し、現地での環境、文化の違いを肌で感じながら幼児教育を体験し楽しむ貴重な時間を過ごしてきました。

 

テクスチャー付きの絵本をこどもと一緒に読む佐治さん。

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園庭で、楊さん。

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阪井さん、これからシャボン玉遊びをしようかしら、と。

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積み木で言葉遊びをする雁部さん。

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言葉の壁を「アートの力と笑顔で何とか突破しよう」と努力し、実習最終日の部分実習の発表に向けて、それぞれ授業の課題、目的(オブジェクティブ)を掲げました。わかりやすい授業を現地のこどもたちと一緒に​できるように準備することはとても​大きな挑戦でした。でも、興味を持って近づいてくる こどもの笑顔や、ハグしてくる親しみ深さが学生皆にとってとても嬉しいもので、こどもたちと​優しい笑顔でコミュニケーションをとりながら毎日を過ごし、エンジョイしている様子が印象的でした。

 

日々の園の保育研修は8時から16時まで、その後はホームステイのプログラムでオーストラリアのファミリーの日常生活​を垣間見ることも“学び”になりました。 

 

教室に隠れた魚を探し出して、色をつける模擬授業をする道岡さん。 (4−5歳児)

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雁部さんは、くしゃくしゃにした画用紙をちぎって貼り見立てるプロセスの真最中。(2−3歳児)

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浦島太郎のお話を英語で! 回転式立体紙芝居でこどもたちをひきつける佐治さん。 (3歳児)

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トントン相撲の導入、「まず、紙を切って、」と楊さん。

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阪井さんの授業は「だるまさん」を使ってまずみんなで顔作り、そして「だるまさんがころんだ」のアクティビティーと続く。

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はじめは不安でこわばっていた5人でしたが、 部分実習では、各自考え抜いた授業を立派に発表し、 藤キンダーガーテンの園長先生やクラス担当の先生から高い評価を受けることができました。短い期間でしたがとても大きな進歩でした 。今後の学びへの自信になったと思います。週末には、ホームステイのファミリーとビーチまで散歩をしたり、巨大なショッピングモールで買い物、動物園でコアラやカンガルーと遊び!と盛りだくさんのスケジュールを楽しみました。オーストラリアは冬とはいえ、ゴールドコースとは24−25℃でほとんど湿度が感じられず研修留学には最適の環境でした。 

 

講義室で、モーニングティーを楽しむ5人。

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最終日の振り返りでは、オーストラリアでまた実習の機会を持ちたい、将来は海外に出て働きたい、英語を勉強するモチベーションが生まれた、自身の制作意欲が増してきた、環境によって保育が違ってくることがわかり保育の見方や考え方がより広くなったと思う、と前向きなコメントが多くあがりました。  

 

実習最後、お別れの式は、手遊びとスピーチでしめくくりました。

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園長のDITAS先生から終了証書を受ける道岡さん、園長先生の横には理事の藤原先生も。

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全員めでたく終了、有意義な素晴らしい体験でした! 

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以下は参加した学生の感想の抜粋です:

 

初めてのオーストラリアの幼稚園で、文化や言葉の違いの中で試行錯誤しながらも、いいなと学べるところを受け止め、良い刺激、インスピレーションを得ることができました。

 

こどもも先生もとにかく明るい、肩苦しさを感じない、おおらかでリラックスしたカラフルな環境が新鮮で素敵でした。とてもいい現地の先生に出会えました。

 

日本の保育の状況のみが保育の全てではないことを感じました。また、多国籍のこどもたちと過ごす時間を持てたことは本当に貴重でした。知識だけではわからないことをこの体験で実感できました。

 

今後の進路の希望や創作活動に、新しい意欲が生まれ、とても有意義でした。

後輩にも勧めたい研修です!モノの見方が変わりますよ。

(近江綾乃 引率教員記)

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