文化財保存修復・歴史遺産コース

体験授業型オープンキャンパス

こんにちは。歴史遺産学科の副手です。

梅雨に入ったと言うのにあまり雨が降らず、日差しがどんどんと強くなってどうなる事かと思えば、

一転、大雨による土砂崩れなどがあったり、みなさんも天候の変化にはお気を付け下さい。

 

さて、去る6月16日(日)、本学では体験授業型のオープンキャンパスが開催されました。

歴史遺産学科では、まず最初に『歴史遺産とはナニか』というミニレクチャーがあり、その後、演習体験をしてもらいました。

演習を体験した後には、成果や感想などについてミニレポートの作成といったプログラムです。

 

今回体験していただいた演習は、以下の3つです。

①修復のための和紙漉き

②仏像の観察と金箔の成分分析

③民俗文化財の計測

以上、3つの演習の中から2つを選択してもらい、各40分ずつ体験してもらいました。

 

 

 

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まずはミニレクチャーから。

 

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次に、受講希望の演習を2つ選び、名前を書き込んでもらいました。

 

さあ、演習開始です。

 

①修復のための和紙漉き

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まずは、和紙とはナニか。

古文書などに使われている紙の種類や用途などについて話を聞き、色々な種類の紙に触れてもらいました。

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そして、実際に紙を漉いてもらいました。

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②仏像の観察と金箔の成分分析

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江戸時代の仏像の塗装材料・構造について観察。

間近で見ると、色々な発見があります。

 

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さらに、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて平等院の阿弥陀如来坐像の金箔を観察しました。

観察できた画像は、金箔が何層にも重なっていることがわかる画像でした。

 

 

③民俗文化財の計測

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民俗文化財の中でも、地域色豊かな祭礼に用いられる『剣鉾』の計測を行いました。

こういった作業を行うことにより、有形の文化遺産を壊すことなく調査・研究をし、

分析力・考察力をつける事が出来るのです。

 

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計測方法は、先輩(3回生)がマンツーマンで優しく指導してくれました。

 

 

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演習体験後は、ミニレポートの作成です。

最後にアンケートの記入もしてもらって終了しました。

 

 

今回の体験授業では、時間が短かったこともあり、紙漉きが上手くいかなかったけどやり直せなかった人や、

測定が全て終了しなかった人なども居たので

「質問やリベンジをいつでも受け付けています。興味があれば、遊びにいらっしゃい」と、

参加者に声をかけました。

 

次回は7月7日(日)に公開授業を行います。

今回は、毎週金曜日に実際に行っている授業を見学していただけます。

普段の授業がどんな様子で行われているか、興味のある方は是非ご参加ください。

 

また、学科毎に相談コーナーもあります。

少しでも気にることがあれば、どんどん質問しちゃって下さい。

沢山の方のご来校をお待ちしています。

 

 

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