日本画コース

【日本画】一回生 日本画秘伝技法講座

こんにちは!

日本画コースです。

 

今日は一回生の授業を紹介します。

 

今年の一回生の金曜日午前は岩泉先生による日本画秘伝技法材料講座が行われています。
江戸時代より伝わる膠の溶解法から絵具の練り方や塗り方などを前期の間を通して、
実技と理論の両方から学んで行きます。

 

初回の課題は日本画の素材の特性を体感し、親しんでもらうために琳派のたらし込みの技法で
小品制作を行いました。

 

 

●まずは日本画で最も重要な膠の溶解法のレクチャーです。
 近年行われて来た湯煎法ではなく、江戸時代までの直火法を実践してます。
 ※直火炊きは膠の接着力が落ちるのでダメとされて来ましたが、岩泉先生の膠研究で、
 実は直火の方が接着力が上回る事が証明されました。

 

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●絵具の溶き方です。
 指の使い方や、膠と水の加減を教わりました。

 

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●筆の持ち方も従来の鉛筆持ちでなく、書道のように立てて持つやり方です。
 こちらの方が日本画の絵具の性質に合っているそうです。
 皆さんきちんと立てて持っていますね。

 

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●そして、絵具の塗り方です。

 溜め塗りとその応用であるたらし込み技法のレクチャーです。

 絵具の膠加減と、墨の水分量が上手くいくポイントです。

 

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●ほとんどの学生さんにとって初めての日本画体験ですが、楽しく完成させる事が出来たようです。

 

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