アートプロデュースコース

【在学生の活躍】学生企画の展覧会がARTZONEで開催しています!

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現在ギャラリーARTZONEで松田 修 個展「リビング・メッセージ」が開催されています。

本展は、3回生の想(たか こころ)さんが企画しました。ブラックユーモア溢れる刺激的な展示となっております!ぜひご高覧ください。

 

企画者の髙 想さん。たくさんのフライヤーとともに…!

企画者の髙 想さん。たくさんの展覧会フライヤーとともに…!

「めちゃくちゃ面白い展示になりました。情報量の多い会場で混乱するかもしれませんが、是非その混乱を楽しんで

リビングして下さい!お待ちしています。」

 

 

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松田修個展「リビング・メッセージ」
会期:201891日(土)- 2018916日(日)
時間:平日13:00 20:00 / 土日祝12:30 20:00
会場:ARTZONE
住所:〒604 8031 京都府京都市中京区 河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル12F
入場料:無料
主催:京都造形芸術大学 ARTZONE
企画:髙想(アートプロデュース学科3回生)
スタッフ:上村双葉、吉良穂乃香、西田太陽、米山友葵(アートプロデュース学科2回生)
入江志保、清水空吾、蓑田智花(同学科1回生)
大塚侑子(舞台芸術学科2回生)
西川星花(美術工芸学科2回生)
企画協力:無人島プロダクション

 

企画趣旨
京都造形芸術大学アートプロデュース学科が運営するアート・スペースARTZONEでは、9月1日から9月16日にかけて、松田修個展「リビング・メッセージ」を開催いたします。

松田は、映像や立体、ドローイングなどさまざまな媒体を用いて、生と死、社会問題などの普遍的な問題を懐疑的な目線で作品化しています。災害による死、自殺、他殺、老衰、病死など様々な死がこの世に満ちています。死は、私たちの生を脅かす深刻な事態です。松田は、そのような深刻な人間の生死をユーモラス且つアイロニカルな態度で作品化することで、彼独自の「生/死」との向き合い方を展開していきます。

本展覧会のタイトルにもなっている《リビング・メッセージ》は、ダイイング・メッセージをモチーフとしたパフォーマンス作品です。本作において松田は、死んだふりをしながら鑑賞者とやりとりをします。死んでいるように生きるこの作品は、すなわち代わり映えもなくただ同じ毎日をダラダラと過ごしていくことの寓意です。死は先にある遠いものだと思ってしまいがちですが、生きている時間は有限で、人間は、必ず死にます。限られた時間の中で私たちは代わり映えもなく淡々と死に近づいていってしまうのでしょうか。《リビング・メッセージ》、すなわち「生のメッセージ」とは重い言葉のように聞こえるかもしれません。しかし、生きていること、今ここに自分自身がいることそのものが《リビング・メッセージ》であることを本作は語りかけてくるのです。

本展の目的は、松田の過去作、新作を通じて生と死について思いを巡らせることにあります。自分が死ぬまで死については何もわかりません、しかし生きている間は、どう生きていくのか考え、日々を面白く充実したものにしていくことはいくらでもできるはずです。本展はこれまで東京を中心に活動してきた松田の京都ではじめての個展となります。ぜひ、ご高覧ください。

 

作家経歴

松田修 Osamu Matsuda

 

2009年、東京芸術大学大学院美術研究科を修了。以後、映像や立体、ドローイングなどさまざまなメディアを用いた表現方法で、社会に潜む問題や現象、風俗をモチーフにして「生」や「死」といった普遍的なテーマに取り組んできた。他にも、ひきこもりやニートといった、ときに世間から否定的な眼差しを向けられる存在や、ゲームの中での戦いや死、繰り返し再生されるヴァーチャルな世界での生命観などが、松田の作品の重要なテーマとなっている。
近年の活動では、自身の生い立ちや社会問題をコンセプチュアルに作品へ落とし込み、ユーモラスかつ生命力溢れた態度を示した2015年の個展「何も深刻じゃない」がある。また、2017年の個展「みんなほんとはわかってる」では、人がつい参照してしまいがちな、過去に作られたイデオロギーや価値観等から逃れることを、アイロニーを交えて提案した。
展覧会以外の活動としては、DVD作品「ガタピシ!」のリリースや劇団ミナモザの劇中オープニングムービー制作、バロセロナで催された The Influencers festival 2014への映像提供などがある。

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