こども芸術学科

戦争とアート:国策紙芝居

3回生の授業「ソーシャルワーク演習」のなかで「国策紙芝居」が紹介されました。

 

▲▲▲ ここで解説 ▲▲▲▲

国策紙芝居とは、日本で制作された紙芝居で、戦争の正しさ、戦争に対する国民の心構えを示し、戦意高揚を目的として作られました。現代の娯楽や教育の紙芝居とはかなり異なった内容となっています。

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国策紙芝居は戦後、発行が中止され、その多くが、戦争に協力したとみなされないように持ち主の手によって焼却処分されました。今回、授業の時間を少し使って、千葉先生がご実家の倉庫で偶然見つけた、国策紙芝居の実物(!)を紹介してくださいました。

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先生が紹介された「聖戦交響曲」という紙芝居は、戦時中の怪我が原因で失明し、戦争から戻った元兵士が戦意高揚するような交響曲を作曲し、民衆から喝采をあびるというストーリーでした。

 先生がおっしゃった「皆さんは、芸術大学に通われているので、今回この紙芝居を紹介しました。当然のことですが、この紙芝居があるという事はこの絵を描いた人がいるという事です。絵を描く力やアートの力が、時代や情勢によってこのように使われていました。皆さんの歩む未来は、アートの力がこのように利用されない時代であることを願っています」という言葉が印象的でした。千葉先生、貴重な学びの時間をありがとうございました。

                                              (大塚:スタッフ)

 

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