アートライティングコース 西田哲世
卒業研究では、全体としては私自身の絵を描くに至った経緯や、現在の自分に到達できたのは、逝った人々も含め、多くの先達のおかげであることを描きたかったし、自分を育ててくれたアトリエや先生、先輩たちに感謝の気持ちも伝えたかった。
最も書きたかったことはなんだったろう?
それは、叔父の無念も込めて、自由に絵が描ける環境に感謝し、「芸術には本気度を目一杯あげて取り組まなければならないし、その価値がある」と言うことだ。全力を傾けて自分にしか描けないものを描き、鑑賞者に提供する。するとその絵は物語性を帯びて鑑賞者の心の中で完成する。ブログの冒頭でも述べている「絵は鑑賞する人の心の中で完成するもの」ということだ。
小説や論文の発表を含め、文章を書くことを続けてきた私にとって、AWで学んだことは学費以上に価値があった。中でも馴染みの薄かった美学や東洋の芸術について、読者を惹きつけるアートとしての文章を書く訓練が出来たことは、自分にとって貴重な経験となった。今後も文章力を磨き、自分の画集制作の折にはベストセラーになるような魅力のある文章を添えて出版したいと思う。
大阪府
ミヤザキアトリエ「e集団のヒミツ」第一章「ニシダテツヨ」
西田哲世
アートライティングコース
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