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和の伝統文化コース 黒田 樹里

 3年次編入であったため、1年目に卒業研究I-1をとりました。元々、茶道史に興味があったため、履修は茶道関連のものを先に履修し、利休時代の茶道と時代を絞り、卒業研究に望みました。そして、なぜ茶に食事や菓子をともなうのか、安土桃山時代と現在と茶会で出される菓子は同じかという疑問を持ちました。利休の頃には、茶会記が残されるようになったため、菓子をテーマに論文を書くことにしました。
 茶会記については、その真偽について議論があることから、現在信ぴょう性がある史料である『天王寺屋会記』に限定し、利休時代の茶会を知るため、宗及自会記・他会記に絞ることにし、すべての茶会の菓子をExcelでまとめました(A3用紙122枚)。そのデータを作成してからは、菓子の種類がわかるだけでなく、傾向や新たな疑問が出てきました。例えば「菓子絵」とはどのような絵で、その絵は茶会の菓子と関連するのかなどです。そして、食事と菓子の関係、「菓子絵」を調べていく中で、禅と菓子との関係というアプローチをすることができました。
 先行研究がほぼない中で、対面で先生方と話せる機会は大きかったです。



十六世紀後期の茶会における菓子
―『天王寺屋会記』にみる菓子の種類とその性質―
東京都

黒田 樹里

和の伝統文化コース

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