舞台裏からコンニチハ!vol.69

10月 09日, 2014年
カテゴリー : 舞台裏レポート 

皆様こんにちは。上田でございます。
収穫の秋を迎えて… のせいでしょうか?
最近、食欲が増してきて少し動揺しています。
我慢しようとすればするほど、ついついお菓子に手が伸びてしまいます。(汗)

さてさて、
9月28日に春秋座で開催しました『桂米團治春秋座特別公演』。
今回の公演は、“春秋座特別公演“と称しただけに、
花道、廻り舞台、すっぽん、と春秋座の舞台機構を使用し、まさに春秋座でしか出来ない内容でお届けしました。

「舞台裏からコンニチハ!」は、
仕込みの様子をご紹介します。

京フィルさん音合わせ中。DSC_0528

ソリストの伊藤絵美さんも参加。
DSC_0534上手、下手には大臣囲いが建ち、舞台中央には高座。
ソリストにオーケストラ。
和洋折衷な不思議な空間になっていました。

写真では分かりにくいですが
廻り舞台が回っています。↓
DSC_0555京フィルの方は
廻り舞台が回っている最中に演奏するのは初めてで、
回り始めるときの衝撃で演奏のタイミングがずれないか、と心配されていました。
しかし本番では見事にすばらしい演奏を披露してくださいました!
さすがです!

今回は歌舞伎など古典芸能の公演でおなじみの大臣囲いを使用しました。
太鼓等の演奏や長唄、効果音等を演奏する為の場所です。DSC_0547あまり見る機会がなかったので、
大臣囲いの中を覗いてきました~!
DSC_0538思ったよりも広いです。
御簾から舞台上が見えます。

公演は、米團治師匠の落語解説から始まり
高座二席とおぺらくご「フィガロの結婚」を上演しました。
師匠の解説は丁寧で分かりやすく、
落語を、オペラを知らなくても、十分に楽しんで頂けたのではないでしょうか。

お客様からも
とても分かりやすかった!
またやって欲しい!
などご感想をたくさんいただきました。

また春秋座で
米團治師匠の公演をして欲しいですね~!
さて、
次回の春秋座公演は
10月11日(土)、12日(日)
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2014 公式プログラム
木ノ下歌舞伎『三人三吉』
です。

黙阿弥の名作『三人三吉』を木ノ下歌舞伎がどのような形で観せてくれるのか、期待が高まります!

こちらで、桂米團治さんと木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一さんの特別対談を掲載しています。
博識なお二人の対談は、大変興味深くて面白い内容になっていますので、ぜひご覧ください。

皆様のお越しをお待ちしております~

上田