ありがとうございました。
カテゴリー : プロデューサー目線
私事ですが、今月いっぱいで10年間お世話になった京都造形芸術大学との契約が満了となります。2000年~2004年、2008年~2014年の2期に分かれますが、最初の4年間は春秋座立ち上げの1年前から、軌道に乗るまででした。後期は舞台芸術研究センターが充実してきた6年間で、とにかくワクワクする10年間でした。
この間、理事長、専務をはじめ各部署のご協力をいただき気持ちよく仕事が出来ましたことに感謝しております。現場のスタッフ、また学生さんとの交流も年齢を忘れて楽しませていただきました。それに何よりもうれしいことは、一時期120名に減っていた友の会会員の皆様が2月中に900人を越えたことです。担当者の奮闘の甲斐もありますが、春秋座とそのプログラムが認知されてきた証拠といえましょう。春秋座にお出かけいただいたお客様、本当にありがとうございました。
春秋座は、これからが正念場です。フレッシュなスタッフが一丸となって、「京都に春秋座あり」と言うステータスを確立していって欲しいと思います。
大学を退任という区切りをつけるとともに、春秋座につきましては顧問プロデューサーという立場で、何本かの演目を引き続き制作させていただくことになりました。常に大学に居る事はなくても、春秋座とのご縁は大切にして行きたいと思っています。
今年は、「立川志の輔独演会」(5月31日)とオペラ「椿姫」(12月20,21日)を担当させていただきますが、どちらも間違いなくご満足いただけるものと確信しております
はじめの内は、任期満了を迎えたら東京に戻る積りでおりましたが、今やすっかり京都が気に入ってしまい、京都を離れることが考えられなくなってしまいました。
微力ではありますが年配の方たちが安心して楽しんでいただける企画を個人的にも、春秋座のためにも考えて行く積りです。私の夢は「達人の館」の実現です。
どうぞ変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
橘 市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)