チケット発売ラッシュ!!

8月 25日, 2014年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

皆様こんにちは。上田でございます。
気がつけば8月ももう終わり…
って、前にも同じようなことを言っていたような気がします…?

さてさて、夏は終わりに近づいていますが、
春秋座では秋から冬開催公演のチケットが発売ラッシュを迎えます!

今回お知らせするのは、
12月5日(金)開催『グレゴリオ聖歌&真言宗声明』
12月20日(土)、21日(日)開催 歌劇『椿姫』全3幕
です。

『グレゴリオ聖歌&真言宗声明』は
グレゴリオ聖歌とは、8世紀末に生まれたローマ・カトリック教会で用いられる無伴奏の宗教音楽です。声明は、仏教における伝統的な儀式音楽で、仏陀の説いた経典やそれらを解説した文章を朗唱する際に旋律をつけたものです。
ミラノ大聖堂聖歌隊の歌声と仏教音楽の旋律が不思議に重なり合い、対照的な二つのハーモニーが見事な調和を作り出します。
生で聴く響きは引き込まれること間違いありません。

歌劇『椿姫』全3幕は
2010年から毎年開催しているオペラ公演も今年で5年目。
今年は、イタリア・オペラに変革をもたらしたと言われているG.ヴェルディ作曲の人気オペラ『椿姫』です。
華やかなパリの社交場を舞台に、高級娼婦・ヴィオレッタの切なく、悲しい運命を情熱的で抒情的な美しい旋律で彩り、観客の涙を誘います。
聞けば知っている有名な曲も多いこのオペラは、初めて見る方でもなじみやすい作品です。

この2公演のチケット発売日は
友の会先行8/26(火)10:00~、一般8/27(水)10:00~ です。

これからどんどん目白押しの公演もたくさん出てきます。
HP等で随時更新される公演情報を要チェックしてください!

上田

本日、楽心荘での衣装展関連イベントを開催します

8月 24日, 2014年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

楽心荘にて

堂本教子stage costume舞台衣裳展(トーク+パフォーマンス)

がございます。

14:00 トーク /杉山至氏(舞台美術家)をゲストに
16:00 ダンス・デモンストレーション/向雲太郎氏を迎えて
17:00 座談 ご来場の皆さんとの

開催が劇場ではなく楽心荘(京都造形芸術大学内)です。
大学内に看板をだしております。

皆様のご来場をお待ちしております。

今日はニャンの日パート39  夏の恒例行事

8月 22日, 2014年
カテゴリー : 今日はニャンの日 

皆様こんにちは。上田でございます。
京都では五山の送り火が行われ、お盆の終わりを告げました。
皆様はこの夏、どこかへお出かけされましたか?
上田はどこにも行っておりません…(-_-)

先月のワンの日に登場したミニチュアダックスのレオくん。
黒目が大きくてかわいかったですね~
またの登場を期待します!

 

さて、今日のニャンの日は
上田家、夏の恒例行事となりました、ミミの入浴です。
写真がぶれていますが、
去年よりちゃんと撮れたかな?

役割は、
父が洗い、私が拭く担当、と役割分担をしています。
photo1 水が怖くて逃げようと必死です。

photo2 終わったの?早く離して!
と言いたげな表情(笑)
photo3体を拭くため、まだ開放はさせません。
恐怖でワシミミズクのような顔になっています。
photo4

翌日には、これも夏の恒例行事となりました
猫の予防接種のため動物病院に行ってきました。

帰宅後は、
反抗するかのように
洗濯後のタオル(人間用)の上に鎮座してこのドヤ顔。
photo5ミミには嫌なことが2日続いたので、
許しましょう…(´∇`;)
まぁ、また来年も同じことになるんですけどね。

来月はどの猫が登場するのか、どうぞお楽しみに~♪

上田

本日の公演開催について

8月 10日, 2014年
カテゴリー : KPACへようこそ, チケットセンター営業情報 

本日開催の《Showing》シリーズ『パブリックアドレス─音場2』は予定通り17時より

studio21にて開催いたします

なお公共交通機関が一部遅延する可能性もございますので、余裕をもって会場までお越し下さい。

また、本日大学内へは大階段より北側へ進み、守衛のいる門よりご入場。

そこから駐車場(B2階)より1Fへお上がりいただけます

皆様方におかれましてはお足元に十分ご注意の上、ご来場いただきますようお願い申し上げます。

共同利用・共同研究、公募研究III:「想起の空間としての劇場」《Showing》シリーズ
showing_01 荒木優光・音響上演『パブリックアドレス-音場2』

舞台芸術研究センター

【Showing】『パブリックアドレス-音場2』台風11号の接近に伴う公演の実施について

8月 09日, 2014年
カテゴリー : KPACへようこそ 

本公演に関しましては現在のところ開催予定ですが、台風11号の接近に伴う警報の発令状況によっては開催を中止する場合がございます。公演実施可否の決定は当日正午に行い、
当ブログ、または本企画ウェブサイト(http://show-ing.tumblr.com/)上で発表いたします。

 なお当日は公共交通機関が一部遅延する可能性もございますので、余裕をもって会場までお越し下さい。皆様方におかれましてはお足元に十分ご注意の上、ご来場いただきますようお願い申し上げます。

共同利用・共同研究、公募研究III:「想起の空間としての劇場」《Showing》シリーズ
showing_01 荒木優光・音響上演『パブリックアドレス-音場2』

舞台芸術研究センター

今年はさらにボリュームアップ

8月 08日, 2014年
カテゴリー : 公演レビュー 

皆様こんにちは。上田でございます。
先日、軽度の熱中症になってしまい倒れてしました…
センターでは風邪も流行しています。
皆様この時季は特に体調管理にはお気をつけください(>_<)

さて、話は変わりまして、
8月1日(金)に
京都造形芸術大学 大阪サテライトキャンパスで
『演じる高校生』のためのワークショップ・スタッフワークレクチャーを行いました。

このワークショップは
毎年冬に開催している春秋座恒例公演『演じる高校生』の関連企画として2010年度から始まりました。
演技トレーナーの指導による演技の発声法や演技メソッドを体験するワークショップで、毎年参加人数も増え、好評を得ています。

今年度は、高校生の夏休み期間を利用し、
さらにワークショップの幅を広げ
高校生のための演技ワークショップに加え、
舞台を支えている裏方について学ぶスタッフワークレクチャー、演劇部顧問の先生のための演技ワークショップと盛りだくさんの講座となりました。

スタッフワークレクチャーでは、
他校の部員とディスカッションすることで、普段あまり接することがない他校との交流をすることが出来たのではないでしょうか。
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別教室では、
顧問の先生のための演技ワークショップをおこなっており、
ワークショップの前に、
演劇部の先生が
演技指導方法など講師に相談し、意見交換もされていました。
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こういう話をされていました。
『演劇はチームスポーツと同じであり、
バレーボールで例えると、エースアタッカーだけでは試合に勝てない。そのエースアタッカーを目立たせるためには、周りのサポートが必要。
また、試合だけやってもうまくはならない。
自分の欠点を試合で見つめなおし、その部分を試合で直すのではなく、基礎練習で改善することが大事である。
演劇も基礎や訓練が大事だ』

私は演技を指導することや演技をすることはないけれど、
横で聞いていて大きくうなずいてしまいました。
自分が演技とかかわりがなくても、共感できるものはあるのですね。
メモを取って聞入っていました。

DSC_0416 
高校生と顧問の先生の熱心な姿を見ると
こちらもとても身が引き締まります。

 次回のワークショップを開催の有無はまだ決まっていませんが
これからも続けていければ、と思っています。
少しでも”演じる高校生”の役に立てたらいいなぁ

上田

アートマネジメント講座 開講中!

8月 05日, 2014年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

お久しぶりでございます。夏男・大嶋です。
暑い暑いと言いながら団扇をパタパタ仰いで暑さを凌いではいるものの、夏は大好きでございます。
皆様におかれましては、熱中症に気をつけて十分に水分を取りつつ、一方でクーラーの効いた部屋にずっといると自律神経に悪影響が出ます。意味もなく外に出て、汗をかくのも一興かと思います。

さて、当センターでは昨年に引き続き5月末より『アートマネジメント講座』を開催しております。
この後も皆様がご参加できる講座がドシドシ行われます。
近いものではこちら
『制作者のためのレクチャープログラム 舞台制作の「現場学」』は本来選抜制のプログラムなのですが、8/6・20は一般の方も参加可能です!

8月6日(水)国際舞台芸術祭の事例(1)
講師:橋本裕介(京都国際舞台芸術祭 プログラムディレクター)
ゲスト講師:山口真樹子(東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室 企画担当ディレクター)

8月20日(水)国際舞台芸術祭の事例(2) 
講師:橋本裕介(京都国際舞台芸術祭 プログラムディレクター)
ゲスト講師:中村茜(株式会社プリコグ代表取締役 パフォーミングアーツ・プロデューサー)

入場無料。事前申し込み不要。18:30~21:00が開講時間です。
会場は京都造形芸術大学内NA404教室で行います。当日は案内が出ていますので始めてこられる方もご安心ください。

とても専門性が高い講座のように思われるかもしれませんが、舞台芸術に関心がある方でしたらどなたでも興味深い内容が聞ける講座になっています。

ぜひご参加ください!
大嶋

今年もEXPERIMENT!

8月 02日, 2014年
カテゴリー : 公演情報 

こんにちは!

制作のイデです。

今年も秋に開催するKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2014

春秋座で上演する公式プログラム2公演をご紹介します!

 

まずはこちら

 

木ノ下歌舞伎「三人吉三」

20141011

 

一昨年・昨年と春秋座での上演が好評だった木ノ下歌舞伎(主宰:木ノ下裕一)。

歌舞伎演目の現代化を試みてきた彼らが挑むのは河竹黙阿弥の名作「三人吉三」。

歌舞伎の魅力が詰まったこの作品をなんと4時間30分の通しで上演!

3月の春秋座での春秋座サバイバーズ「レジェンド・オブ・LIVE」でも圧巻の演出をみせた杉原邦生さん。

昨年も東京での「四谷怪談」6時間通し上演を成功させた木ノ下歌舞伎ですから、時間を感じさせない作品に仕上がること間違いなしです!

 

 

続いてこちら!

地点「光のない。」

メインビジュアル_光のない

Photo:HIsakiMatsumoto

 

三浦基さん率いる劇団地点は京都を拠点にして、海外での上演も多いカンパニー。

今回、春秋座で上演するのはノーベル賞作家イェリネクの戯曲「光のない。」

東日本大震災と原発事故を受けて執筆された戯曲で、近年の地点最高傑作と評された作品です。

東京公演の記録写真を見ましたが、建築家によるダイナミックな舞台美術、生身の「音響装置」なるものに期待が高まります。まさにEXPERIMENT!

 

 

以上、簡単にご紹介させていただきましたが、詳しくは劇場HPやKYOTO EXPERIMENTウェブサイトなどをご覧ください。

チケットも絶賛発売中です!

 

最後に7月11日に実施された記者会見の模様を!

2014.07.11 險倩€・シ夊ヲ・R0001457

 

前列左が三浦基さん、そのすぐ後ろが木ノ下裕一さんです。

春秋座以外でもたくさんの公演がありますので、ぜひ今年もKYOTO EXPERIMENTをお楽しみ下さい!

世阿弥に学ぶ -連続レクチャ-「世阿弥の芸論にみる舞台芸術論」に寄せて-

8月 01日, 2014年
カテゴリー : プロデューサー目線 

世阿弥が遺した芸論とも能楽論とも呼ばれる演劇論は、この21世紀初頭の現代にあっては、その存在はともかく、その内容については、ほとんど知られていないと言っても過言ではないと思います。私は昨年の10月から今年の3月まで、『京都新聞』朝刊の「古典に親しむ」欄に、「世阿弥に学ぶ」と題して、つごう26回にわたって、世阿弥が遺した21の芸論から選んだ一節を紹介していますが、予想外に多くあった反応のうち、もっとも印象的だったのは、世阿弥という名前は知られてはいるが、彼が執筆した芸論の内容はほとんど知られていない、ということでした。そのときにとりあげたのは、『風姿花伝』『花鏡』『至花道』『三道』『九位』『遊楽習道風見』『夢跡一紙』、それに配流先の佐渡から女婿の金春大夫氏信(禅竹)に宛てた書状の8点でしたが、世阿弥が『風姿花伝』以外にこれだけ多くの、しかも高度な芸論を書いていたことが、読者には驚きだったようです。世阿弥といえば『風姿花伝』という固定観念が圧倒的に強いのです。『花鏡』の「初心忘るべからず」を紹介したときは、この言葉は『風姿花伝』にあるものと思っていた、という反応もありました。世阿弥がいう「初心」には、「是非の初心」「時々の初心」「老後の初心」の3種があって、その「初心」も一般に理解されているような「初々しさ」という意味ではないと書いたのも、読者には衝撃だったようです。そもそも、上にあげた『花鏡』以下の芸論は、その書名にはじめて接したという読者も多かったのではないでしょうか。著名な『風姿花伝』にしても、実際に読んだことのある人は僅少といってよいでしょう。
以上は、あくまでも一般読書人あるいは能楽愛好者の状況ですが、ことは能もふくめた舞台芸術関係者においても同様のようです。しかし、舞台芸術関係者として、この膨大にして高度な舞台芸術論をほおっておく手はないと思います。そこに展開されているのは、能芸美論、習道(稽古)論、観客論、能作論、芸位論、音曲論と多岐にわたっており、現代の舞台芸術にとっても参考になることが少なくないからです。たとえば、私はこの連続レクチャ-「世阿弥の芸論にみる舞台芸術論」の第1回では、「観客論」を中心にお話しする予定ですが、劇作家の山崎正和氏は、昭和44年の「変身の美学-世阿弥の芸術論-」の冒頭において、まず、観客を「こちらから問い返すことのできない絶対の審判者の群」だとして、演劇という世界にのしかかっている巨大な影だとしています。もちろん、それは世阿弥がいかに観客というものを意識していたかということなのですが、世阿弥の強烈な観客意識は、当然、現代の俳優と観客とのかかわりを、さらには現代の舞台芸術と観客の関係についても考えをおよぼすことになるはずです。
話を『京都新聞』にもどすと、連載が『風姿花伝』から『花鏡』に移ったとき、『花鏡』は何を見れば読めるのかという問い合わせが新聞社にあったそうです。世阿弥の芸論は知られてはいませんが、その内容に強い関心を持っている人は少なくないようです。そういう方々にも、ぜひ、8月21日から始まる『世阿弥の芸論にみる舞台芸術論』(計3回)に参加していただきたいと思っています。

天野文雄
(舞台芸術研究センタ-所長)