【演じるシニア企画2013:学生目線】Part.4
こんにちは!
「レジェンドオブライブ」学生参加の三回生、坂下美波です!
本格的稽古がスタートしてから4、5回の稽古を迎え少しずつ稽古のリズムが出来てきました!
これまでの主な稽古の進め方としては
アップを40分程してから始まり
ストレッチ、発声と、シニアの方達とじっくり体をほぐしながら行います。
そして 杉原邦生さんによる稽古がスタート!!
まずは
グループを作り、与えられたテーマを二時間の内に形にして、最後に発表しあうという シンプルな形式です!
毎回、メンバーも、テーマも違うのでドキドキです
シニアの方とも少しずつ打ち解けあいながら、会話をすればするほど、シニアの方々 一人一人の人生・個性の強さを実感します。
その話を聞けるだけで 人生勉強会を受けてるような気分になります!
なんとも 贅沢な時間!
今までの稽古だけでも 演技の面から気づかされる事は私自身、多々ありました。
発想力や演技力が自由で、いつも自分の中の固定概念を覆されます(笑)
そんな中 今の私(学生)とシニアの方とで演技をする事がどんな化学反応を生むのか…
限られた稽古時間でもっともっと可能性を探って行きたいと思います!
これがどんな形で作品に変化していくのか!
「レジェンド・オブ・LIVE」本番までなにが起こるかわかりません!
全力で走ります!
坂下美波
舞台芸術学科 ダンスコース
★公演詳細★
演じるシニア企画2013
春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
共同利用・研究の公開研究会 テーマ研究IV
現代の舞台芸術における照明技法ならびに照明美学の問題
公開研究会『劇場・舞台の照明、「美」の技法』
がございます。
第1部開始が14:30、第2部開始が18:30(開場は開始の30分前)。
全席自由・入場無料・申込不要です。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
【学生レビュー】春秋座 能と狂言
初めまして、こんにちは。
『能と狂言』の記事を書かせていただけることになりました、春秋座フロントスタッフ文芸表現学科クリエイティブ・ライティングコース二回生の光井です。
遅くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。
2月2日(日)に『能と狂言』を観に行ってきました。
小学生のときに映画『陰陽師』で野村萬斎さんを見たときからずっとファンで、舞台上の萬斎さんを観るのは今回が三回目でした。
前半の狂言の演目は「棒縛」。酒を飲めないように腕を縛られた召使いたちが、どうにか酒を飲もうとする場面が笑いを誘う演目です。
萬斎さんの動きはいつ見ても軽快で、重さを感じさせない動きに惚れ惚れします。
私も能楽を習っていた時期がありまして、能と狂言は別物なんですが、あれだけ舞えたら楽しいだろうなあと思いながら観ていました。
後半は能「船弁慶」。前段では静御前、後段では平知盛の亡霊がそれぞれ主役になる演目です。
義経役の子どもがかわいらしくて、一生懸命なのが伝わってきて微笑ましい気持ちになりました。
主役を演じられていた観世銕之丞さんの静御前の舞が、それはきれいで釘付けになって観ていました。大人の男の人なのに、ちゃんと女の人に見えるのが能楽師のすごいところだと思います。
平知盛が花道から出てきたときには、夜中に道ばたで会ったら怖くて逃げ出してしまいそうだなと思ってしまいました。
花道を脱兎のごとく進んでいく平知盛を見て、能舞台にも花道をつくればいいのになと感じました。能舞台で役者が出入りするのに使われる橋懸りは、だいたいが客席から遠いです。花道のように客席の間を通せば、お客さんが役者を近くに感じることができるし、舞台の迫力も増すだろうと思います。それだけ迫力のある平知盛でした。
今回の舞台を観て、改めて萬斎さんはかっこいいと思いました。あんなにひょうきんなのに、なぜかっこいいんでしょうか。謎です。
萬斎さんのくもんの宣伝が流れるたびに画面を凝視しています。先日もDVDがあるにも関わらずテレビでやっていた『陰陽師』の映画をずっと観ていました。萬斎さん熱は冷めることがなさそうです。
いつか現代劇をしている萬斎さんも観てみたいです。(春秋座で公演しないかなぁ……)
萬斎さんだけでなく、もちろん能楽もかっこいいです。
見に来ていた人は年配の方が多くて、若い人や学生は少なかったように思いました。
難しそうとか堅苦しそうとか言われて、興味を持ってもらえないのは悲しいことです。
私だってすべてがわかって観ているわけじゃありません。古典ははっきり言って苦手科目でした。でも楽しいし、面白いと感じます。
もし観る機会があるのなら、毛嫌いせずにそれを活かしてほしいと思います。
今から言うと鬼に笑われますが、必ず来年の『能と狂言』も観に行きます。
今回はチケットが買うのが遅れ桟敷席になりましたが、来年は真ん中あたりの席を取りたいと思います。がんばれ私。
では、長々と失礼しました。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
光井令子
文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース
【演じるシニア企画2013:学生目線】Part.3
カテゴリー : 学生目線
こんにちは、はじめまして!
学生参加の、嶋本禎子と申します!
2/4から本格的に稽古が始動しました!
始めは杉原先生のご指導の前に、前回の山田せつ子先生に習ったエクササイズを学生が中心になって一緒にしました。
が!恥ずかしくも、学生の方が
「あれはどうだったっけ?」
となったところも多々あり、むしろシニアの方々の方がしっかり覚えていて、エネルギーも去ることながら
「記憶力も年齢は関係ない…!」
と痛感しました…。
しっかり復習し直します…!
そしてその後は待ちに待った杉原先生によるお稽古!
今回は「誕生」をテーマにワークショップをしました!
内容は、「誕生」をテーマにチームで5分間演劇でもダンスでも表現方法は問わずに創作すること!
「誕生」と聞いて、「生命の誕生」、「新しい生命の誕生」、「チームの誕生」……
「誕生」から派生されるありとあらゆることを、どのチームも会話劇、ダンスなどで表現しました。
そこで感じたのは私たちが考える「誕生」に対する重みの種類が人それぞれに違う、ということでした。
例えば、「誕生」は死と隣り合わせだ、というグループ。
「誕生」は運命だ、というグループ。
「誕生」は希望だ、というグループ。
「誕生」は輪廻だ、というグループ。
「誕生」は出産だ、というグループ。
それぞれのシニアの方々や学生の経験や価値観が混ざりあってつくられて何種類もの「誕生」が織り成されました。
私たちの違いは身体能力でも年齢でもなく、「経験」と「価値観」の違いなんだ、と思い知らされました。
そして、物語には「推進力」が必要ということ。
物語の端々に「?」を散らばせることによって物語の面白さと魅力でお客さんを惹き付ける。
「?」をお客さんと一緒に解いていく。それによって、演者とお客さんとで一体になっていく、と思いました。
今回ワークショップを通して作っていくにあたって気を付けること、面白いことが少しずつ分かってきた気がするので今後の稽古に生かして作り上げたいな、と思いました。
本当に、これからの稽古が楽しみでなりません。
嶋本 禎子
舞台芸術学科 演技演出コース
★公演詳細★
演じるシニア企画2013
春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : 過去の公演
春秋座にて
高校演劇コンクール近畿大会優秀校 第13回「春秋座」招待公演
演じる高校生
がございます。
開演は14:00、開場は13:30となっております。
上演時間は3時間30分程を予定しております(休憩含む)。
当日券もご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
本日の京都芸術劇場は・・・
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
京都芸術劇場 春秋座 芸術監督プログラム
市川猿之助 春秋座特別舞踊会
がございます。
開演は13:00/16:30、開場は12:30/16:00となっております。
上演時間は1時間50分程を予定(休憩含む)。
チケット完売のため当日券はございません。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
開演は14:30、開場は14:00となっております。
上演時間は2時間45分程を予定(休憩含む)。
当日券は若干枚数ご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
新緑の季節に向けて
カテゴリー : プロデューサー目線
春秋座では、新緑の季節に向けて、今月下旬から来月中旬にかけて5月公演の発売が始まります。
5月は魅力満載のラインナップで、まず10~11日は「伝統芸能の今2014」、24日は「加藤登紀子春秋座コンサート」、31日は「立川志の輔独演会」と目白押し。
「伝統芸能の今2014」は、今月3日に開催する「市川猿之助 特別舞踊会」に続く当春秋座芸術監督プログラムの第二弾。出演の市川猿之助をはじめ、上妻宏光、茂山逸平、亀井広忠、田中傳次郎らが一堂に会し、歌舞伎俳優×三味線プレイヤー×能楽師狂言方×能楽師・歌舞伎囃子方というコラボレーションがどんな化学反応を起こすか。チラシのキャッチコピーではないけれど“今この時しか出会えない、ジャンルを越えた融合”と興味津々の内容です。
続いて春秋座初登場の加藤登紀子さん。祇園甲部歌舞練場で行われている暮れの風物詩“ほろ酔いコンサート”は昨年で32回を数えます。小屋の雰囲気と振る舞い酒が相まって一種お祭的ムードの“ほろ酔い”とは対照的に、春秋座ではあるテーマを掘り下げたドラマチックなコンサートをお届けします。彼女の音楽の原点であるシャンソンに焦点を当てて、長年暖めてきたエディット・ピアフと親友マレーネ・デートリヒを繋ぐストーリーを、この度、登紀子さんが春秋座のために構成してくれました。そもそもこのテーマとの巡り合わせは、運命的というか宿命のようなものを感じさせられます。なんと登紀子さんはデートリヒと同じ誕生日で、戦後の混乱を生き抜いた登紀子さんの母はピアフと同年の生まれなのです。
そして、月末は恒例「立川志の輔独演会」の開催です。毎年満員盛況の志の輔さんは今年で6年目を迎えます。昨年は9月に開催し、「高瀬舟」という味わい深い人情話で落語通を唸らせました。今回も期待を裏切らない選りすぐりの演目をもって、思う存分江戸落語を堪能させてくれること間違いなしです。
風薫る皐月に繰り広げられる春秋座の公演をどうぞお楽しみに。
舘野 佳嗣
(舞台芸術研究センター プロデューサー)
<今月コノ場所>奈落の底まで。
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3)
私は西暦2000年に、市川猿翁さんからお声掛けいただき本学に赴任いたしました。大学の中に歌舞伎とオペラが本格的に上演できる劇場が建つので、その企画制作をしてほしいというお誘いでした。2001年がオープンでしたので、まずは1年前から東京から京都に移り住み、劇場設立準備室長という立場で携わりました。劇場の機構をチェックするのも仕事のうちで、歌舞伎劇場特有の回り舞台や迫りのテストに福知山まで行った思い出があります。
劇場がオープンしてからは、企画制作運営室長として劇場のことは何でもやってきましたが、劇場の存在を外部の人に分かってもらうことも大切な仕事でした。
春秋座の特徴は何と言っても歌舞伎劇場の機構を完全に備えていることです。それをアピールしたところ、もの珍しさもあって見学者が絶えずやって来ました。そんな時「奈落の底までご案内しましょうか?」と言うとほとんどの人が「ぜひ!」と目を輝かせてくれました。私は誇らしげに、最新の機構を写真のように説明したものです。歌舞伎劇場の特色を生かした「春秋座オペラ」や、京都ならではの演目を入れていただいた「志の輔独演会」などのプロデューサー本来の仕事とともに、この劇場の心臓部ともいえる奈落での説明は、私にとって忘れられないものと言っていいでしょう。
橘 市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
共同利用・研究の公開研究会
テーマ研究II 舞台芸術における音/リズム/ドラマトゥルギーをめぐるジャンル横断的研究
現代演劇のサウンドスケープ(1)―
舞台『石のような水』における音響的ドラマ性を中心に
がございます。
開始は18:00、開場は17:30となっております。
全席自由・入場無料・申込不要です。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター