2014年9月
2014年9月26日 授業風景
昨日から後期の授業も始まりました。
夏期集中授業のご報告もラストです。
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劇作・脚本・演出・俳優のマキノノゾミさんの集中授業です!
2回生から4回生までが入り混じったキャストで、
昨年の春に上演された『横浜短編ホテル』の戯曲を立ち上げていきました。
稽古期間は9/3〜13日の、日曜を除いた10日間。
1日目〜3日目はキャスティングと本読みを、
4日目以降は立ち稽古を進め、最終日は全話通しを行いました。
台本は時系列に沿って全7話で構成されており、
同じ役でも18歳、33歳、43歳…と違った年齢で登場するので、
各話でそれぞれ違う役者が演じることに。
はじめに全員から希望の役をそれぞれ聞き、
有志の演出助手チーム6人がそれを元に会議をしました。
一つの話を削り、更に一つの役をダブルキャストにしたり4人キャストにしたり、、
思案に思案を重ねてキャスティングを行いました。
舞台装置や小道具はマイムではなく実存のもの使った方がいい、
というマキノさんの助言もあり、立ち稽古初日からパネルやソファなど用意して臨みました。
一つのシーンの演出をつけてもらっている間は、別の教室で自主練習をして、
毎日約5時間みっちり稽古をしました。
最終日の全話通しでは同時期に行われていた堂岡俊弘先生の集中クラスが加わり、
BGMや効果音が実際に付いた状態で演技することができました。
また、見学者がいることで皆良い緊張感を持って通しに挑めたように思います。
授業の最後にマキノさんに言われた言葉を、要約したものですが、掲載しておきます。
「最初に思いつく演技プランは大抵ありきたりなもの。
そこを外していくことで、型やぶりな演技ができる。」
今回、普段受けている演技の授業とは違う視点を持って演技に取り組めたように思います。
良い経験をさせて頂き、どうもありがとうございました!
演技・演出コース 3年生
2014年9月24日 授業風景
こんにちは!
学園祭も無事に終わり、後期が始まるのを待つばかりです。
先々週になりますが、舞台音響家の堂岡俊弘さんの夏期集中授業がありました。
授業はスピーカーから音を出す、ということから始まり、
デジタル卓が使えるようになるところまでを6日間で学びます。
もちろんその中には、スピーカーの吊り方やパソコンを使った編集のやり方、
音についての知識、公演までの流れについても含まれていて、とても内容の濃い授業でした。
堂岡先生の授業では、授業の最初に“今日の仕込み”が発表されてそれにしたがって仕込みをして、
授業の最後にバラしをします。
仕込みやバラしに限らず何度もやってなれることがまずは大事、と言うことで、
毎回必ず仕込んでバラすのです。
いわゆる1000本ノック!
最初は時間がかかっていた仕込みも後半になってくると
目に見えてみんなスピードアップしていて成長を感じることができました。
また、この堂岡先生の授業ではコラボレーションがとても多く、
別の視点から見た音響を知ることもできました。
河村能楽堂にお邪魔して河村先生から能についてのお話を聞いたり、
実際に舞台の上に立たせていただいたり、
能楽堂ミステリーツアーと称して普段は見ることができないところまで案内していただき、
とても貴重な体験ができました。
小坂部先生の生音講座では
まだデジタル機器が発達していなかった頃実際に使っていた道具を使って
波の音や赤ちゃんの泣き声を出してみたり、それを録音して加工する、ということをしました。
生音、実はとっても難しくて奥が深い。
波の音ひとつとっても、ただならすだけだと小豆が転がっている音にしか聞こえないのです。
どんな場所でどんな時になっている波なのかのイメージをしっかりもって
それを表現することがコツなのだとか。
それも、舞台袖や美術に隠れてならすのである程度の音量が必要なのです。
また、マキノ先生に来ていただいての対談や、
マキノ先生の授業にお邪魔して実際に稽古場での音出しも体験させていただきました。
きっかけにあわせて音を出す、指一本でできる作業ですが、
一瞬でもずれてしまうとその音は全く違う意味を持ってしまう。
そんな緊張感を肌で感じ、体験することができました。
この授業を通して音響の知識だけではなく、音響に限らず、
スタッフとして大切なことも教えていただきました。
稽古場は試す場所です。
そこで出た提案はできる方法を考えて、まずはやってみること。
そのためにも沢山のストックを持っておくことが大切だと教えていただきました。
スタッフとしての対応力、その場を待たせないためのスピード、
先を読むことがしっかりとできるスタッフになれるように学んでいこうと思える授業でした!
堂岡先生、マキノ先生、河村先生、小坂部先生、ありがとうございました!
舞台芸術 2回生 浅川璃奈
2014年9月22日 ニュース
2014年9月20日 イベント
本日9/20と明日9/21は大瓜生山祭です!
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大学内をぐるりと散策してきましたが、なかなかの盛り上がり具合です!
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そんな中、舞台芸術学科の学生もいろいろと楽しそうなことをしているので、
もりもり紹介しちゃいます。
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まず、紹介するのは
studio21で行われている、3回生 学生作品展です。
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展示には、昨年から今年の前期までに行われた、
授業発表公演の写真や図面とともに、本編の映像が流されます。
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さらに上演もあります。
それは、舞台芸術学科に入学した者ならば、避けては通れない道…
それが、演技トレーナー・平井愛子クラスで行われる『シーン発表』!
約10分前後のこの発表で今の自分をMAXで表現するために、
演出・空間デザイン・衣装、全てを出演者がプロデュースします。
今回はそこに、照明・美術・音響を加えた7シーンを連続上演!
明日は14:00から開演です。
ぜひご来場ください!
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次に紹介するのはフードコロシアムに出店している4回生チームの
流刑芝居「茶めっしー」です。
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ご提供するのは[だし茶づけ]!
冷で冷たくさっぱりと!
温で心もぽっかぽか!
梅と大葉で夏バテにも!
運が良ければARTバルーンが貰えちゃう!?
ぜひぜひ、ご賞味ください!!
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お次は4回生の西村咲郁によるフリーマーケット
「H.A.T」です。
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ハッとするようなものがたくさん!
服や手作りアクセサリー、本など色んなものを売ってます!
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未来館前でみなさまをお待ちしております!
続いては2回生チームの
「ぷち7」です。
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大階段を上がってすぐ右へ入ったところで、
かき氷、タピオカ、べっこう飴を販売しています!
食べ物以外にもかわいい雑貨やアクセサリーも売っているので、
ぜひお立ち寄りください!!
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最後に紹介するのは、上の呼び込みの子もチラシを持っている。
京造新喜劇「龍馬、出ん。」です。
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脚本・演出は舞台芸術学科の卒業生で、大学院2年生の福井俊哉くん。
キャストにもスタッフにも、多数の舞台芸術学科生が参加する舞台です。
本番は明日9/22(日)14:30から春秋座にて行われます!
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はっ、はっ、はっ
ハプニング!!!
ここは瓜生山出版第三編集部。
二年半の歳月をかけて作った歴史上の人物2000人が収録される参考書
「人物ちゃん2014」も、残すは入稿のみ!
もうすぐ努力は報われる!!
…って、あれ?ここのページ…あれ?え?!うそ!!
1ページだけ真っ白なんだけど!?
え、なんで?どういうこと?!どういうことなのこれ!?
2014年9月19日 ニュース
「明日、明後日は学園祭です!大学に遊びに来る前に
2014年度も舞台芸術学科の授業発表公演を1ヶ月限定でまるまる見せちゃおう企画」
略して
第8弾公開です。
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今回は
2013年度 2回生 杉原クラス 演劇公演
(2014年1月10日~1月11日 @studio21)
です。
(公開期間10月19日まで)
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この『転校生』という作品はちょうど20年前の1994年に初演された作品です。
僕はまだ10〜11歳、小学校5年生でした。
まさか20年後に自分が演出家になるなんて考えもしませんでした。
将来の夢はたしか「保育士」か「ディズニーランドとかのショーを作る人」だったと思います。
…あ、でも、「ディズニーランドでショーとかパレードをつくる人」ってのは、
演出家と同じですね。
あの頃からそういう素質があったのかもしれません。(笑)
今回、『転校生』を一緒につくった2回生の学生の多くは、数日後に成人式を迎えます。
つまり、ちょうど彼らが生まれた頃に産声を上げた作品を今回上演するということになります。
『転校生』は「生」についての物語です。
だから、なんと言うか、とてもミラクルな巡り合わせを感じています。
そんな巡り合わせのもと、学生たちとつくりあげた2度とない『転校生』。
この作品に込めた僕らの願いが、観ていただく方々に届くと良いな、
なんて、マジ凡庸でありきたりでダサイことしか言えませんが、素直にそう思っています。
演出 杉原邦生
(当日パンフレットより)
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前回同様、当時の2回生公演の公開が続いています。
9月20〜21日にある学園祭の中での、
学生作品展は彼ら/彼女らの展示やパフォーマンスです。
ただいま、がんばって準備をしています!
よろしければお越し下さい。
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