2015年5月
2015年5月29日 授業風景
こんにちは、歴史遺産学科副手です。
まだ5月ですが、暑い日が続いていますね!
夏の近づきを感じるこのごろです。
さて、この5月27日に3回生「進級論文テーマ発表会」が行われました!
3回生になると、今まで歴史遺産学科で学んできたことを活かし、個人の研究にシフトしていきます。
自分が研究していきたいことを先生方、ほかのゼミの3、4回生に伝える場としてはじめての発表会です。
3回生になると、「個人研究」にはじめて向かい合います。
1、2回生までに身につけていった知識や興味から、自身の研究テーマを決めます。
この発表会はその研究テーマに関して先生方や他の学生と議論し、自ら決定した内容をより明確にし、そして深めていきます。
はじめての発表会、ということで緊張している様子でしたが、みんなしっかりと自身のテーマについて発表していました!
まだまだ3回生は、研究に関してはスタートラインに立ったところですが、一人ひとりの興味・関心をみんなで共有して、互いに切磋琢磨していい研究ができることでしょう!
最後に、先生方からの総括がありました。
これから本格的に個人研究を進めていく学生に、「熱心にとりくむこと」とともに「楽しむこと」「コツコツと積み重ねていくこと」など取り組む姿勢についてアドバイスをいただきました。
みんなの発表や意見が多様で、学ぶことの多かった発表会でした。
3回生のこれからが楽しみです!!!
2015年5月21日 ニュース
みなさん、こんにちは。
歴史遺産学科の副手です。
今日は京都造形芸術大学、通信大学院教授である五島先生の公開講座のご案内です。
五島先生は歴史遺産学科でも多くの授業を担当してくださってます。
詳細は下記に記載いたしました。
ぜひぜひご参加ください。
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稲荷祭と七条の「細工人」
伏見稲荷大社の祭礼は、東寺近くの御旅所に神輿が渡御することではじまる平安京南部の
代表的な祭でした。それは平安京の振興都市民の経済的な財力を基盤としていましたが、
その主体は「細工人」とよばれる金属工が中心でした。旅所を中心に、祭礼を運営する
人々から、京都の都市民のようすを探ってみます。
講師:五島 邦治先生
日時:2015年6月5日(金) 14:00~16:00
会場:京都アスニー
参加費:820円(京都まなびすと会員は620円)
申込方法:事前にFAXまたはTELでお申し込みください。
TEL:075-812-7222 FAX:075-803-3017
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2015年5月19日 授業風景
5月9日に行われた授業「プロフェッショナル研究」の第2回目の様子をレポートします!
以下、本学科教授伊達先生の記事です。
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加藤さんは、他大学を卒業後学部の編入生として本学で学び、その後大学院に進学し、修了後は歴史遺産学科事務担当職員として勤務した後、2003年から2年間、JICAの青年海外協力隊員として、中米のエルサルバドルに赴任されました。エルサルバドルでは、Casa Blanca(カサブランカ)遺跡において、学部および大学院の研究成果を生かし、その保存活動に従事されました。現在は、平和祈念展示資料館の学芸員として活躍していらっしゃいます。
加藤さんは、幼いころよりマヤ遺跡に興味を持ち、そのために大学はスペイン語科に入学し、その大学で中米の考古学をされている先生と出会いました。卒業後、発掘のアルバイトをしているときにそこで出会った人から文化財保存の世界を知り、本学に編入し文化財保存を学びました。
学部、大学院、本学職員時代に何度もフィールドであるエルサルバドルには赴いていましたが、エルサルバドルから協力隊の派遣要請があり、それに応募し青年海外協力隊員として赴任することになりました。
今回のご講義では、後輩たちに国際協力を行う上で、必要なこと、加藤さん自身が協力隊となって得られたことなどをお話し下さいました。
まず、必要なことは、
1、語学力を磨く
2、日本の国の歴史、特に近現代史を知ること
3、身体も心も健康であること
4、謙虚であること
また、加藤さん自身が協力隊となって得られたことは、
1、ポジティブ思考
2、共感性と柔軟性
3、自分を支えてくれた人への感謝
講義終了後も加藤さんのお話に興味を持った学生が、加藤さんを囲み質問をしていました。
今まで歴史遺産学科卒業生の何名かは、海外青年協力隊として活躍しているのですが、彼、彼女たちに続く後輩が出てきてほしいと思います。
2015年5月14日 授業風景
土曜日開講授業、「プロフェッショナル研究」の様子をお伝えします。
プロフェッショナル研究は歴史遺産学科卒業生の方を講師に迎え、将来にむけての多様な考え方を学ぶ授業です。
以下、記事執筆は授業担当教員の伊達先生です。
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プロフェッショナル研究、第1回目の講師は、舞鶴引揚記念館学芸員の長嶺睦さんです。
長嶺さんは、学部と大学院の卒業生で、大学院修了後は発掘調査のお仕事をした後一般企業で就業し、本学大学院の副手を経て、現職につきました。
舞鶴引揚記念館収蔵資料は、昨年世界記憶遺産の国内候補として東寺百合文書とともに推薦され、現在その採択決定を待っています。
長嶺さんは、学芸員として、各分野で数多くのプレゼンテーションを行うなど、国内推薦を得るため尽力され、それまでの道のりについてもお話し下さいました。
そのプレゼン力はすばらしく、学生たちにとっても学ぶべきことでした。
学部の卒業論文と大学院の修士論文のテーマは、自身の出身地である沖縄のガマ(自然の洞窟を防空壕として利用)であったことから、現在の勤務先である舞鶴引揚記念館でも戦争資料を保存し、伝えるという基本理念のもと、業務を遂行しています。
長嶺さんが、「舞鶴引揚記念館は卒業後すぐに就いた職業ではないが、色んな分野で仕事をしてきたことが、今の職業にすべて役立っている。自分が歩んできた道は決して無駄ではなかった。そして、人とのつながりを大切にすべきである。」と、後輩たちに伝えていらっしゃる姿が、とても頼もしく思いました。
2015年5月8日 ニュース
歴史遺産学科、副手です。
GWはみなさん、リフレッシュできましたか?
さて、今回は「歴史遺産学演習Ⅰ」のBクラスの授業風景についてお伝えします。
Bクラスは装潢文化財の修理実習を行うクラスです。
各班にわかれて資料調査をし、修理計画を立てていきます。
まず、修理を行う前に資料の調書を取ります。
その資料の素材、修理前の状態などを記録・撮影していきます。
調書を取りながら、どのような修理方法が良いのかを考えます。
顕微鏡を用いると、資料の材質を調べることができます。
その材質を知ることで処置の仕方も変わってきます。
真剣な表情で資料を見ていますね!
修理を行うためには、その前に資料をしっかりと調査することが大切です。
この演習の授業では、これらの調査実習からも多くのことを学ぶことができます!
そして実際のものに触れて作業ができることはとても貴重な経験になりますね!!!
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