2018年2月
2018年2月28日 イベント
アートプロデュース学科4回生の辻井彩乃さん(きゃらあい)の個展がアトリエ三月(大坂・中崎町)にて開催されています。
会期は3月4日(日)までと最終日が迫っていますが、みなさんぜひお越し下さい。
■会期:2018年2月23日(金)-3月4日(日)
平日 15:00-19:00 土日祝 13:00-19:00 ※会期中 水曜日・木曜日休み
■展示ステートメント
きゃらあいの3度目となる個展を開催いたします。地元・大阪では初となります。
ひとによる、ひとらしい行為や、ひとが作り出したモノに興味を持ち、制作をしています
子供の頃、工場の煙突から立ち上る煙を見ながら、近所の公園で遊んでいました。ひとが汚した川や海、考えてみれば決してきれいとは言えない環境の中過ごしていましたが、自分の地域には愛着や思い出があり、汚いものもきれいに感じてくることがあります。
ひとの浅はかな行為を「ダメ」と思わず、「仕方ない」と思いたいのは、ストレスを感じずに生きるために、様々な事をあやふやにしてしまいたいという「弱さ」 からなのかもしれません。ですが、それを受け入れて、そこからどう生きるのかを絵を描きながら考えていきたいと思っています。
本展示では、主に煙や人工物をテーマとしたペインティング作品とドローイング作品を、新旧織り交ぜて展示・販売いたします。
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■きゃらあい
1996年生まれ、大阪府在住。2009年頃からインターネット上で作品の発表を始める。
2014年から展示活動を開始し、2015年に初個展を開催。絵画制作の他に、楽曲PV、CDジャケットへのイラスト提供や、子供向けワークショップの講師などの活動も行う。
2018年2月23日 ニュース
アートプロデュース学科 2012年卒業生の依田みずきさんが行っている「アーティスト・イン・レジデンス」の取り組みが小諸新聞に掲載されました!
小諸新聞社(2018年2月9日掲載)
以下、活動について依田さんからコメントをいただきました。
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依田みずき
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こうした依田さんの活動も数多くある「アートプロデュース」のお仕事のひとつ。在学生にとっては先輩の取り組みを実際にみてみたり、参加してみると大きな刺激になると思います。興味のある方はぜひ大久保スタジオに足を運んでみてください!
2018年2月19日 イベント
2月17日(土)、18日(日)の2日間、卒業論文発表会が開催され、会の最後には授賞者発表と授与式が執り行われました。
卒業生が卒業制作として執筆した論文の目的や内容、研究の意義を発表し、会場には1~4回生の在学生と今年度もたくさんの卒業生にご参加いただきました。
ゲストには次年度より授業をご担当いただく山下晃平さんをお招きし、発表について適宜コメントをいただきました。
質疑応答の時間は、多角的な視点でさまざまな質問や感想が飛び交う場となりました。意見のひとつひとつが卒業生それぞれにとって、新たな発見があり、これまでの研究を顧みるものであり、次のステップに進む大きな活力にもなったのではないでしょうか。
これから論文を執筆する下級生たちにとっても、有意義な発表会になったと思います。
今年度は学長賞、優秀賞、奨励賞、同窓会特別賞に加え、発表会の内容に対して観衆の投票で決めるASP学科オーディエンス賞、卒業制作展の展示内容に対して来場者の投票で決まる「卒展賞」を計4名が受賞しました。
●【学長賞】【オーディエンス賞】 : 中原 桜子
『学生能基礎研究――喧噪社会から戦時体制下へと移りゆく世で学生を誘う能――』
[教員コメント]
戦前・戦中の関西では、学生を対象とした能の観賞会が開かれていた。この学生能の実態は能楽研究の中でも詳らかに
されてはいない。学生能とは、どのようなもので、なぜ行われたのか。山本能楽堂アーカイブプロジェクトへの参加を
契機に学生能の存在を知った筆者は、多量な資料を根気よく渉猟し、同時代の文化的・社会的状況に目を配りながらそ
の実態を解き明かしていく。その考察の歩みは堅実かつ愚直であり、そのことが本論の学術的な価値を確かなものにし
ている。しかし、それが学生能への強い知的好奇心に駆り立てられたことの帰結であることは強調しておきたい。
●【優秀賞】【卒展賞】 : 耕三寺 顕範
『合掌と眼差し――宗教施設としての耕三寺、観光地としての耕三寺――』
[教員コメント]
自らの実家という私的な考察対象を扱いながらも、宗教と観光をめぐる普遍的な問題圏へと肉薄しようとする意欲的な論文である。本論を執筆したことが、いずれ実家を継ぐこととなる筆者の糧となることを願ってやまない。
●【奨励賞】【同窓会賞】 : 石山 浩美佳
『演劇的手法を用いた弱者の権威の見直し』
[教員コメント]
現実の人間関係に生じる問題を演劇という視点から捉え直し、超克しようとする意欲作。私たちが無自覚に内面化する権威や役割意識を演劇的手法で解きほぐす本論には、筆者の人と演劇への期待と信頼が底流している。
●【奨励賞】 : 水田奈穂
『「ひきこもり」が「私」に投げかける問い』
[教員コメント]
「ひきこもり」を本人とその家族の問題に閉じ込めず、同級生や教員をふくめた「私」への問題提起であると提示。
一昔前の共同体幻想に頼らず、不在の者(ひきこもり)に意識を注ぐことが「私」たちの共同体になりうると希望
を引き寄せた。
みなさん、おめでとうございます。
論文発表会までそれぞれが感じた苦しさも喜びも、4年間を通して得てきたものは今後生きていく中で力になってくれると思います。
そうした経験を活かして、今後またそれぞれの分野で人生をサバイブしていってもらえたらうれしいですね。
発表会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
2018年2月12日 イベント
卒展が無事はじまり、本日で2日目!たくさんの方にご来場いただけているようです。ありがとうございます!
アートプロデュース学科では卒展の関連イベントとして、2月17日(土)ー 2月18日(日)の2日間で、2017年度 「卒業論文発表会」を開催いたします。
4回生がこれまで取り組んできた研究の目的や方法、今後展望などについて発表を行います。
4年間の学びを発表する最後の場となるので、懸命に研究を進めてきた学生たちの姿をみていただけたらと思います。
お時間のある方は、ぜひご参加下さい。お待ちしています。
また、4回生の卒業論文をまとめたCDを作成しました。ジャケットは、作家として活動している4回生の辻井彩乃さんのデザインです!
⇧4回生の川濱くんと耕三寺くん
NA413 アートプロデュース学科卒展会場にて、1枚300円でお買い求めいただけます。
興味のある方は会場の受付まで、声をかけてください!
2018年2月10日 イベント
みなさん、こんにちは。
本日10時より、「京都造形芸術大学 卒業展 大学院修了展」がはじまりました!
アートプロデュース学科でも1ヶ月前から準備を始め、昨日ようやく搬入を終えて、みなさんをお迎えします!
4回生が一生懸命作った現場を振り返りながら、少しだけ展示内容をご紹介したいと思います。
●搬入風景
会場となるNA413教室に大型壁面を運び入れてから、展示するポスターやキャプションの制作や貼り付けに取り
掛かっている様子です。
綺麗に印刷されているポスターのデザインも学生によって作られました。ポスターのデザインテーマは地図。
4年間で学んできたことや経験をお客さんと一緒に辿れるように表現しています。
⇧こちらは論文の要旨パネルと、学生たちの顔写真キャプション。
五角形のデザインは、アートプロデュース学科のゼミが全部で5つというところからきているそうです。
論文を読みながら顔写真や授業風景の写真を見てみると、より具体的に学生たちの姿や取り組みを想像してもらえ
ると思います。
会場設営の他、論文冊子の印刷・製本も学生たちで行います!
アートプロデュース学科の卒業制作は主に論文執筆になるので、それぞれが書いた論文をみなさんにも手にとって
読めるように冊子にして展示します。
毎年製本機を使って制作を行っていましたが、今年は糸綴じ製本!一つ一つ丁寧に糸を通して形にしていきます。
表紙のデザイン含め、冊子も手が込んでこだわりが詰まったものになっています!会場で手にとって見てみてく
ださいね。
最後は、映像のセッティングやライティングを行い、展示会場完成!!
みなさん、おつかれさまでした・・・!
今年度の展示は学生一人一人や各ゼミの特色・個性が溢れる場になっています。学生たちの4年間が詰まった会場
の様子は、ご来場になってご覧ください!
受付では学生スッタフがお迎えしますよ〜。展示の構成や論文の内容について質問してみると、詳しい学科の活動
や意外な裏話なんかも聞けるかもしれません。気軽に声をかけてみてくださいね。
4年間の学びの集大成を詰め込んだ精一杯の展示になっているので、ぜひみなさんお越しください。
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