- 2019年6月7日
- ニュース
在学院生の展覧会情報
在学院生の内納耀平(建築領域修士課程2年)と椿野成身(ペインティング領域修士課程2年)ふたりによる展覧会のお知らせです。
ぜひ、ご高覧下さいませ。
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内納耀平 Yohei UCHINO
椿野成身 Narumi TSUBAKINO
せんのかげ(PDF)
日時:2019/7/05(Fri) – 7/18(Thu) 10:00 ~ 19:00
場所:京都造形芸術大学未来館 F201
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
本展覧会は建築と絵画を横断する第二弾の展覧会である。
言葉のない手紙のような形で作品をやり取りし制作した前回の展覧会(Re: pictogram)から、今回は絵画を制作する場所で同時進行的に空間も作るという試みである。
タイトルは せんのかげ Shadow of Line
せん それは平面に描かれた糸のように細長いすじのことで、建築においては図面、絵画においてはドローイング手法の一つである。
かげ は立体空間でしか生まれないものであり、人間はこのかげの存在を認知して奥行き感を感じる。
せんのかげ というものは二次元のせんから三次元空間にしか存在し得ないかげが生まれるという不思議な言葉である。
しかし私たちが探し求めている建築と絵画の境界はこのような現象の出来事のような気がしている。
即興的、同時的に生まれていった空間の中で、時間の流れによって変化するかげを感じながらこの展覧会を味わっていただければと思う。
(京都造形芸術大学2019年度研究・制作・発表助成制度対象)