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2019年11月27日  学生紹介

ゼミ通ヒーローズvol.16「北園胡々里とアナログゲームについて語るの巻」part1

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ゼミ通ヒーローズ Vol.16

「北園胡々里とアナログゲームについて語るの巻」 Part1

 

今回のゼミ通ヒーローズは、村上ゼミ3年生の北園胡々里さん(大阪府立芥川高等学校出身)をピックアップします。

 

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学科展にて自身のゲームの実演紹介を行う北園胡々里さん。

 

村上

まずは定番の質問からなんだけど、なんでこの大学に来たの?

 

北園

最初は芸術系の大学は考えてなくて、普通の大学に行こうと思ってたんですよ。

でも先輩からここが良いって聞いて。

ここは先生が全員現役のプロのクリエーターとして技術にも特化してるっていうのが凄くて、

オープンキャンパスで色々話を聞かせていただいて、先生との距離も近くて衝撃を受けたんですよ。

 

村上

なるほどね。いきなり芸術系に鞍替えっていうのもなかなか勇気のある決断だな…。

 

北園

AO入試で合格したんですけど、あの日一時間遅刻したんですよね。

絶対落ちるって思いながら慌てて大学に電話して「すみません、バスに乗る方向間違えました」って(笑)

 

村上

遅刻したのに合格したとは。じゃ発想かプレゼンが高く評価されたんだね。

 

北園

私、絵はうまくないんですよ。

 

村上

うん、わかってるよ(笑)

 

北園

ただ趣味で描いてた程度で。なので発想力が評価されたのかなって思ってます。

 

村上

実際に入学してみてどうだった?

 

北園

なんか、違ってました(笑)。もちろん技術とか基礎的なことも教えてくれるんですけど、

私がゲームの授業を中心に履修してたから余計にそう思うのか、発想力強化に凄く力を入れてるなって思いました。

古いものよりも新しいものを学んでる感じがしました。

 

村上

うちは横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」の理念を崇拝してるから、

「あそび」を作る上での普遍的な話ばかりをしていて、新しい事は何ひとつ教えてないんだけどな。

技術的な話なら各自ネットで調べて勝手にやって下さいってスタンスなんで。

 

北園

でもなんか新しく感じたんですよ。

 

村上

それは単純に未知の領域だからそう感じただけなんじゃないかな。

 

北園

なるほど、それはそうかも知れないですね。

その考え方が浸透したからか、一年生のとき作ったアナログゲームが切っ掛けでどっぷりとゲーム制作にのめりこみました。ゲームを作るのって面白いって。

 

村上

ちなみに、あの授業の中でアナログゲームの作り方って実は一切教えてないんだよね。

ただゲームの7要素の話とか、ジョーカーの要素の話を軽くしただけで、あとは発想力を鍛えるためにひたすら学生を質問攻めにするというやり方と、グループワークのときのチームビルディングの方法を教えただけ。あとは放置(笑)。

 

北園

3年生になって、「あれ?そういえば私、先生から何も教わってない」って思いました。

 

村上

そう、教えた覚えはない。

 

北園

こうしたら面白くなるっていうマニュアルがあるわけじゃないし、テストプレイを重ねて面白さを自分たちで見つけていくしかないっていう積み重ねがのめりこんだ理由なんだと思いますね。

 

村上

これ、アクティブラーニングの基本なんだけど、教え込むっていうのが嫌いなんだよね。君らは生徒じゃなくて学生なので、そこを尊重したいわけ。教え込まれる立場ではなくて研究者っていう意味でね。だから「どうしたい?」って聞くばっかり。そりゃ余りにも効率が悪いとかクォリティが上がらないとかシステムが破綻してるというような場合は助言をするけど、基本は学生が何をしたいのかを引き出して、ゴールへ導く方法だけを示す。

 

北園

確かにそんな感じでしたね。でも先生に途中経過を見せるたびに「これで良いと思う?」って聞かれるのはわりと恐怖でしたよ。単なる質問なのか、悪い点を間接的に指摘されてるのか、その意図が分からなくて、意図を聞くのも怖くて必死で改善案を考えました。

 

村上

で、考えたでしょ?だからそれでOK

 

北園

はい、ものすごく考えて、仕様を詰め込みすぎる傾向もありましたね。

 

村上

最初はそうなりがちだわな。初めてゲームを作る時って客観性を失うから色々詰め込みすぎて複雑になっていく。そして面白いかどうかの前に、「遊び方が分からない」っていう最悪の結果を生む事になる。

でも恐怖を与えてしまってたのはマズいな(笑)。根がゲーム野郎なんで意地悪な部分はあると思うけど。ちょっと追い詰めてみて、泣きそうになってるところを見て楽しんだり。

 

北園

基本、ゲームを考える人って性格悪いですからね。

 

村上

それは否定しない(笑)。履修登録前のガイダンスでも言ったよね。この進路は性格の悪い人が向いてますって。

ゲームゼミの受講条件は「人を一度有頂天にさせてから叩き落とすのが好きな人」。真面目に不真面目を追及するとか。

…あんまりここで変な事を言うと受講希望者が減るからやめとこう…。

 

北園

だから来ました(笑)。私も落とし穴を掘ってニヤニヤするタイプなので。

 

村上

今や北園はアナログゲーム担当みたいな立ち位置だよね。

 

北園

そうですね。すっかりそんなキャラですね。

 

村上

それに感化されてか、今年の学科展ではアナログゲーム作品が全部で4つも。去年は1つだったけど。

 

北園

元々デジタルゲームで遊ぶばかりであまりアナログゲームには触れてこなかったんですけど、数名揃わないとできないっていう制約がネックでなかなか遊べなかったんですね。

それでも授業で「ナンジャモンジャ」とか「モンスターメーカー」、

友達とは「コヨーテ」「キャット&チョコレート」「人狼」をやってどんどんハマっていきました。

 

村上

ルールの面白さというよりも、人とのコミュニケーションが面白いよね。

 

北園

正解のないゲームなので、自分の発想力で勝負するしかなくて、アイデアを話していかに相手を納得させるかっていうルールが面白いです。で、実際にやってみて、人の反応を見るのがものすごく楽しかったんです。

 

村上

先日も一年生のゲーム基礎の授業でアナログゲームの実演をしてみた。普段みんなスマホのゲームでしか遊ばなくて、コンシューマゲームすらも離れつつあるから、逆にアナログゲームをやらせたら異様な盛り上がりでみんなドハマりしちゃって。

「ナンジャモンジャ」にはじまり、飛騨名物となった「箱入り娘の大家族」とか。やっぱり発想というか、使い古されたネタに対してジョーカーの要素を加えたり視点を変えることで面白さを探していくっていうのが素晴らしいね。

 

北園

「箱入り娘の大家族」はいいですよねー。ただの古めかしいパズルゲームなのに、遊んでいくと勝手にストーリーが出来上がっていくっていう。

 

村上

じゃあ北園は学科展用の作品は最初からアナログゲームを作ろうと考えてた?

 

北園

いや。最初はデジタルゲームで考えてましたよ。でも一年の時のゲーム制作でのめり込んで以来、気が付いたらアナログゲームの資料を集めたり調べたりして、アナログの研究ばかりやってました。四条界隈にアナログゲームのお店があるんですけど、新作が出てないかと思って覗くのが日課になってますね。

 

村上

アナログゲ―ムの魅力って?

 

北園

デジタルだと画面しか見ないじゃないですか。アナログゲームはテーブルもだし人もだし、色んなものを見なきゃいけないですよね。「人狼」みたいに、人の表情を読み解いて戦略を考えるようなゲームだと、とにかく人を見るのが楽しいですよね。

 

村上

大人数だと、誰かの戦略に合わせて次の人がまた流動的に戦略を変えて、というような一筋縄ではいかない部分が面白いね。

 

北園

流れを断ち切られた時のヤバさが楽しいですね。「計画が変わった!どうしよう!」ってパニックになってボロを出してしまったりとか。

 

村上

で、今年は学生作品展でも張り切ってアナログゲームを二つも作ったわけだけど、ここからはそのゲーム作品の話を聞いていこうかな。

 

 

Part2に続く

 

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