キャラクターデザインコース

1日体験入学がZoomで開催されました!

みなさんこんにちは!

キャラクターデザイン学科副手のディアスです。

 

7月5日(日)に京都芸術大学1日体験入学が開催され、キャラクターデザイン学科へも多くの方にご参加いただきました。参加されたみなさん、ありがとうございました!

 

さて、本記事ではその様子をご紹介しつつ、最後に当日参加されたみなさんからいただいたQ&Aをまとめております。当日参加されたみなさんも、本学科に興味がある方も、要チェックです!

 

 

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キャラクターデザイン学科は、

「1.キャラクターを作ろう」「2.ゲームキャラクターを作ろう」の2つのコース開催しました。

 

それでは、早速1コースずつ紹介していきましょう。

 

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↑「1.キャラクターを作ろう」担当の太木裕子先生(グラフィック領域)

 

 

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生活する上で必ず目にするキャラクター。

「まるっこくて可愛い」「シュッとしててかっこいい」「落ち着いた色合いでおしゃれ」

では、なぜそう感じるのか?なぜあのキャラクターはあそこにいるのか?

 

「キャラクターを作ろう」コースでは、太木先生からのレクチャーにより、ただデザインをするだけでなく、見えない中身の部分も掘り下げた本格的な「キャラクターのつくり方」を学んでいきました。

 

 

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オンラインだからといって、ただ聴講するだけのイベントになったわけではもちろんありません!

参加された方にはしっかり手元でイラストを描いていただき、画面の向こうで課題に参加していただきました。

 

いくつかワークを繰り返し、描いたイラストをカメラに向けて見せていただくという力業で合評を行いましたが、カメラ越しでも十分すぎるほど、みなさんの一生懸命課題に取り組む姿勢とイラストへの熱量が感じられました!

 

対面で見ることができないのが悔やまれましたが、文字通り十人十色みなさんそれぞれのカラーがあり、見ていてこちらも非常に興味深かったです。

 

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↑Zoomのギャラリービュー(参加者の画面が小窓になって並ぶ表示)で見た様子

 

本大学では前期授業を全てオンラインで行っているので、今どういった体制でオンライン授業が行われているのか、という部分も体感していただけたのではないでしょうか?

 

 

これからも、自分でモチーフを探したり、テーマを決めたりして、是非繰り返し課題に取り組んでみてください!体験授業を通じてイラストの本質に触れたみなさんなら、今回の学びを反芻させることで、より力をつけることができるはずです。

 

 

 

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↑「2.ゲームキャラクターを作ろう」担当の村上聡先生(ゲーム領域)

 

 

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「ゲーム」と聞くと、ゲーム機やスマホのアプリなどを連想される方が多いかもしれません。

しかし、誰もが知るじゃんけんや、アナログゲームのオセロや将棋もゲームのひとつですよね。

 

いきなりゲームキャラクターを考えるのではなく、「そもそもゲームとは?」という本質的な部分を知るところから、「ゲーム」についてじっくり学んでいきます。

 

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「ゲームキャラクターを作ろう」コースでは、与えられたゲームの設定を元に、そこに登場するキャラクターを作っていただきました。

 

「つかむ」ではなく「しがみつく」という些細な言葉のニュアンスが、参加されたみなさんの発想、展開を分岐させるキーとなったように感じました。

 

こちらもお見せすることはできませんが、見ていたこちらも思わず「ほぉ~」と声が漏れてしまうような発想や、出題された数十分後に出てきたものとは思えないほど作りこまれたシステムがたくさん飛び出し、目を離せない合評タイムとなりました!

 

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↑Zoomのギャラリービューで見た様子

 

見たままを描くのではなく、システムとストーリー、そしてゲームキャラクターの関係性を考えながら制作することによって、今まで知らなかった視点からゲームを見つめ、その本質に触れることができたのではないでしょうか?

 

今回誕生したゲームキャラクターは、体験授業内の課題だけに留まらせず、ひとつのゲームとして成り立つまでどんどん掘り下げていくのも、更なる大きな学びへと繋がっていくのではないかと思います。是非、挑戦してみてください!

 

 

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さて、ここからは序盤に触れた、当日参加されたみなさんからいただいた質問と、その回答をまとめて掲載しております。当日質問された方はもちろん、参加できなかった方にも大変参考になる内容となっております。キャラクターデザイン学科を目指す方は、要チェックですよ~~!!

 

■入試関連の質問■

Q : 総合型選抜の受験勉強ってなにをすれば良いのでしょうか…?ひたすらキャラデザをしまくっているのですが、なにかあれば教えて頂きたいです…!

Q : 次回のAO入試は同じ感じですか。

Q : 入試は何を基準に学生選別をしていますか

Q : AO入試?受けようと思っているんですが、妄想トレーニング以外にした方が良いことってありますでしょうか?

 

A:まずはデッサンやクロッキーの経験を通して「観察する」ことを習慣づけて下さい。

表現力(描画力+発想力)、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を総合的にみて評価をしていきます。

「プレゼンテーション力」と聞くと「話術」を指すように感じてしまうかも知れませんが、難しく考えずに、自分の頭にあるイメージを目の前の人たちに「プレゼントする」と捉えてみて下さい。

ちなみにAO入試という呼び方は昨年度で終わり、今後は「体験授業型選抜」という名称となります。

 

Q : りんごから多くのイメージが連想出来る事に驚き、わかりやすい物とわかりにくい物のイメージを使い分ける事の大切さや、いかに相手に分かりやすく伝えるかが学べました。今回の体験授業で学んだ事を活かして日々の創作活動を頑張って行こうと思います。ありがとうございました。

 

A:そう!そうなんです!与えられたものをそのまま丁寧に描くのではなくて、これに関連するイメージを連鎖させて新しいものを生み出していくものです。

上記のプレゼンテーションの話と同じなのですが、相手に伝えるためにはどうすれば良いのかを考えると、描くべきものも明確になるし、プレゼンテーション自体も自信をもって楽しく行うことが出来るようになりますよ。

 

 

■キャラクターデザイン学科関連の質問■

Q : キャラクターデザイン学科では、体験授業のようなキャラクターの作り方の授業だけなのでしょうか?

 

A:今回は「キャラクターをつくろう」と「ゲームキャラクターをつくろう」の二本立てで行ないました。メディアは違うのですが、最終的にはキャラクターを作る過程で色んなものを考察して新しい価値を見出すという点は共通しています。

 

Q : 描き方ではなく作り方をメインとする授業なのでしょうか?

 

A:今回の体験授業も体験授業型選抜も共通して「考え方を学ぶ授業」となっています。

学科に入学すると、ここに「描き方」「魅せ方」「伝え方」が加わって、皆さんの作品が社会へと飛び出していきます。

 

Q : 就職率を知りたいです。

 

A:就職率は例年90%を超えています。そのうち、専門職への就職は85%以上です。卒業生の大半がそれぞれの領域でプロの現場へと巣立っています。

 

 

■その他の質問■

Q : もし、絵を描くことが嫌になってしまった場合はどう対処すればいいですか?

 

A:誰しも必ず一度はそういう時がきます。その時は一旦手を止めて全然関係ないことをしてみましょう。「必要かどうか」と考えるとスランプに陥りやすいので、「面白いかどうか」を基準に考えてみると、根本的に自分はその道に進むべきなのかどうかが見えてくると思います。

 

Q : キャラクターを考えるための訓練などがあれば教えて欲しいです!

Q : 想像力…というか発想力を鍛えるにはどうすればいいんですかね…?

 

A:色んな人と話をしたり、実際に色んな所へ行ってたくさん遊んで下さい。経験と観察によって情報が蓄積されて、その情報を組み合わせたり取捨選択する力を「発想力」とか「センス」と呼びますが、これがちゃんとできると説得力のある基盤をもったキャラクターが生まれます。

 

Q : 短い時間でおおよその設定は出来ても絵に描き出して表現するのは難しいかったですが他の方のアイディアを見るとそんなアイディアもあるのかと新しい考え方を知れてとても楽しかったです。質問なのですがアイディアが被らないようにするためにはやはり色々な事に触れてみるのが大切なのでしょうか?

 

A:上の回答と重複しますが、経験と知識が一番大事になってきます。

ただ、そもそも他人とアイデアが被っても良いんじゃないですかね。同じアイデアに見えても、よく話を聞いてみると微妙に着眼点が違っていたりして、そこで「なるほど、そうきたか!」という発見が新たな刺激になることもあります。

 

Q : 体や顔の構成に多少違和感が感じる時があるのですが、練習する場合はやっぱりデッサンになりますか?

 

A:空間認識力が身につくのでデッサンが一番良いですが、入試までの時間を考えると、1分間クロッキーを毎日数枚描くというのも良い訓練になりますよ。いずれにしても写真の模写ではなく必ず実物を見て描くように心がけて下さいね。

 

Q : キャラクターを描いている時色々な出来事で思いついたりすることってありますか?(遊んでる時とか)

 

A:ありますよ。特にゲーム会社の場合、企画会議は会議室で行うよりも会食や旅先で行わったときの方が精度の高いアイデアが出ることもあります。

 

Q : 先生方はなぜ絵を描く、絵を描く仕事をしたいと思ったのか聞きたいです!

 

A:好きだから。人を驚かせたいから。それが面白いから。

 

Q : 先生方の好きすぎるゲームやキャラは誰ですか?

 

A:急に個人的な質問が来ましたね。好きなキャラクターはディズニーのダンボです。

ゲームのキャラクターは「記号」なので、好きとか嫌いとかを考えたことはありません。

 

 

以上、Q&Aまとめでした!

 

 

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今回は初のオンライン開催となったためか、国内に留まらず、国外から参加された方も例年に増して見られたように感じました。参加されたみなさん、ありがとうございました!

 

そしてそして、今回参加できなかった方はまだ次のチャンスがあります!!

 

 

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キャラクターデザイン学科 体験授業型オープンキャンパス

 

開催日時:8月2日(日)

★今回はオンラインと対面、同時開講となります★

 

「①キャラクターを作ろう」
午前 10:30~12:00(10:00 開場)
午後 13:30~15:00(13:00 開場)

※午前と午後の内容と開催時間の長さは同じです。

 

「②ゲームキャラクターを作ろう」
午前 10:30~12:00(10:00 開場)
午後 13:30~15:00(13:00 開場)

※午前と午後の内容と開催時間の長さは同じです。

 

詳細はコチラから!

 

是非、奮ってご応募ください!

 

 

 

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