文芸表現学科

【2/10 開催】「storyville」オンラインイベントのお知らせ

storyville2020後期-最終バナー

編集ワークショップⅣ(担当:江南亜美子先生、鵜飼慶樹先生)」の学生主催によって、半年ごとに行われている文芸イベント「storyville」。社会実装を目的に掲げたこのクラスからは、これまで様々なイベントが行われてきました。

 

20年度後期のテーマは「クロスドレッシングと自己肯定」。自分ではない何かになりたい、好きな格好をして認められる人生でありたい、そんな変身願望とその先にある自己肯定を、クロスドレッシング(異性装)の観点から掘り下げていくと、あたらしい視界がひらけてきました。

今回は、クリエイティブ・ライティングコースらしく、文芸表現におけるクロスドレッシングに注目。このテーマを、いま、文芸として表現することの意味を、考えます。

 

イベントは、オンライン(Youtubeライブ配信)で実施します。作家の坂上秋成さん、山下紘加さんをゲストにお迎えし、学生がインタビューします。

 

坂上秋成写真

作家:坂上秋成さん


山下紘加近影

作家:山下紘加さん(写真:宇壽山貴久子)

おふたりは、近年、クロスドレッシングをモチーフに、それぞれ魅力的な小説を発表され、話題を呼びました。それら、坂上さん『ファルセットの時間』、山下さん『クロス』、このふたつの作品を軸に、お話をうかがっていきます。

 

 

 

 

【作品紹介】

坂上秋成『ファルセットの時間』(筑摩書房)2020.7月刊

 

ファルセットの時間書影

過去に女装をしていた34歳の男性、竹村は、16歳の女装をした美少女、ユヅキと出会う。竹村は自身の経験を生かした助言を行い、ユヅキと良好な関係を築くことに成功するが、あるときを境に二人の関係はこれまで通りとはいかなくなる。若さへの嫉妬と羨望、そして「時間」。どこか哀愁を感じる物語。

 

 

 

山下紘加『クロス』(河出書房新社)2020.4月刊

クロス、書影

既婚者である男性の「私」は、不倫相手とのある日のセックスをきっかけに、次第に女装にのめり込んでいく。決定打は女装姿で出会い、惹かれた男性、タケオだった。タケオの「女装している君が好き」という言葉。それは男としての私なのか、女としての私なのか、私は性の狭間で葛藤する。

 
 

 

 

 

【イベント概要】

storyvilleオンライン「クロスドレッシングと自己肯定」

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開催日時:2021.02.10(水)19:00~20:45

実施形態:オンライン(YouTubeライブ配信)

https://youtu.be/X1_EBwNOf5g

 

第一部:学生によるイベント概要説明(約30分程度)

このイベントに至るまでの流れや、これまで読んできた異性装や変身願望を描いた作品について、学生によるプレゼンテーションを行います。実際に、メイクを体験した男子学生の動画も公開します。

       

第二部:坂上秋成さん、山下紘加さんによる対談

クロスドレッシングの意味や、作品についてのお話はもちろん、作家活動についても、お伺いする予定です。

当日のメイントークイベントでは、YouTubeのチャットにて、ご質問も受け受けます。ご参加、ご視聴をお待ちしております!

 

storyvilleSNS:@storyville_kua (Instagram)

 

 

 

 

編集ワークショップⅣ

    storyville学生一同

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