文芸表現学科

2020年度の学生優秀賞受賞者をお知らせいたします!

 

年が明けてから、びっくりするくらい冷えますね。
そんな昨今。

大学内は後期末課題の追い込みや、
卒業展に向けた準備で、適度な距離を保ちながら活気付いています。
 
さて、年明けのKUA BLOGの更新はじめは、

昨年10月に発表された学生優秀賞の受賞者2名についてお伝えいたします◎

 

 

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学生優秀賞とは、3年次までの成績や研究・活動実績等で秀でた4年次生に贈られる賞です。

例年、学内にあるギャルリ・オーブにて授賞式を開催していたのですが、

今年度は感染予防の観点から、学生優秀賞パネル展示のみ昨年の10月に行われました。

 

そんな2020年度の優秀学生賞。

文芸表現学科からの受賞者は、小林真世さんと松下恵未さんが選出されました◎

 

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左から:学科長の河田先生、松下さん、小林さん、ゼミ担当の山田先生

 

 
 

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小林さんは、学業成績だけでなく、創作においても中長編小説を数多く執筆し、学科合評会に複数回選出されたことが評価につながりました。

また、個人の取り組みでは、多数の新人文学賞への応募、自ら作・演出を務める劇団の主宰、大阪の「よしもと漫才劇場」での制作進行を務めるなど、多方面での精力的な活動も受賞選考理由に挙げられました。

 

 

 

 

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松下さんは、学年トップを誇る成績だけでなく、短編から中長編を執筆できるようになり、学科合評会に選出された創作研究においての成果も評価されました。

また、「好・恋・愛」を根底とした小説表現を地道に追求するなかで、新人文学賞への応募、社会へ意識を向けるようになった創作意識の変化も受賞への評価につながりました。

 

 

 

 

 

受賞にあたり、2人についてゼミ担当教員である山田先生にお話を伺いしました◎
 

 

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文芸表現学科での授賞式の様子。証書授与はゼミ担当の山田先生から。

<小林さんへのコメント>
学業、小説、劇団のすべてに精力的で、アルバイト(学費と生活費を自分で賄っている)にも大忙しの小林さんを見ていると、この小さな体のどこにそんなパワーがあるのだろう、この人は1日24時間をどう使っているのだろう、と舌を巻くと同時に、創作者を志す若者ならではの迫力も感じます。特に最近は吉本興業での社会経験のおかげか、精神的にも大きく成長し、以前より少し穏やかになったように思います。月並みですが、めちゃくちゃ大人になったね。書く小説も成熟してきました。

 

 

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<松下さんへのコメント>
小説が書きたくて入学し、けれど小説以外の学業にもしっかり取り組み、されど小説を書きたいという初心は忘れず、地道に歩んできたのが松下さんです。1回生のころは短い小説を書くことが精一杯でしたが、現在取り組んでいる卒業制作では原稿用紙200枚に迫る小説を書いており、その成長には驚かされます。また、最近では独自の作風の萌芽も見てとれます。恋に病む女性の心理をキノコが生えてきそうなほどジメジメした筆致で描く。これぞ松下ワールド、キノコ文学と名付けたり。
 
 
 
 
 
それぞれが大学生活のなかで、心身ともに創作へ時間を割いてこれたと思います。
生みの苦しみだけでなく、怠惰の甘い誘惑に耐えることは社会に出てからも尽きませんが、それらを乗り越えてきた2人。
どうか、その頑張りがそれぞれの自信や助けになりますように。
2人とも、本当におめでとうございます◎
 

 

 

 

2020 卒業展
卒業展では2人の作品はもちろん、4年生の卒業作品がご覧いただけます。

作品は会場・オンライン、どちらでもお読みいただけるよう、鋭意準備中ですので、どうぞお楽しみに◎
 
 
2020年度 京都芸術大学 卒業展 大学院修了展
開催期間:2021年2月6日(土) – 2月14日(日)
開催時間:10:00-18:00
入退場:事前予約制・入場無料
開催会場:京都芸術大学 京都・瓜生山キャンパス
詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2020/
来場申し込み:https://www.e-tix.jp/kyoto-art-sotsuten2020/
 

 

 

(スタッフ・大賀)

 

 

 

 

 

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