油画コース

油画1年次「油画基礎I」始動!

このブログを見ていただいている皆さん、こんにちは◎

先週からいよいよ2021年度の授業が始まりました。

そして、この油画コースブログも新たに立ち上がりました!

普段の授業の様子やPainting Lifeと題した卒業生の活躍などをアップしていきたいと思っています。

これから、どうぞよろしくお願いします◎

 

さて、期待に胸を膨らませて入学された新入生、最初の実技は「油画基礎I」という授業です。

 

油画コースでは、1年生から3年生の手前まで約2年をかけて、ルネサンス前後からコンテンポラリーに至る西洋絵画の歴史を概観しながら制作を行います。

 

さて、「油画」という名前のコースですが、敢えて油彩画からはスタートしません!笑 授業テーマは「油彩画以前」です。油彩画のよさを知るためには、それ以前の素材・技法を当時の画家達のように体験してみることが、大きな気付きになるのです!

 

水と油を混ぜる、テンペラメディウムを作ります

フレスコ画とテンペラ画の素材・技法に、ルネサンス期の絵画を主に対象とした模写をします。

ボールやハンドミキサーが見えますが、決してお料理教室ではありません!笑

先週は絵の具の組成について学び、支持体の板にジェッソで地塗りを施し、金曜には、そのままでは混ざることのない水と油を混ぜる、水系膠エマルションメディウムを作りました。このメディウムを顔料と混ぜることで、テンペラ絵の具になるのです!

 

下絵転写の後、インプリマトゥーラを施します

大路先生の手元にみんな注目しています!

そうです。ルネサンス期のレオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロ達は絵を描く前に、描く素材から準備し、調合していたことでしょう。

油画コースに集った若い感性が、どんな風に古典絵画を捉えていくのか、とても楽しみです!

(森本玄:油画教員)

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さて、今週末の4/24土曜、25日曜はオープンキャンパスです!油画コースではワークショップ「おもしろ絵画表現」シリーズで皆さんをお迎えします◎

 

今回はモノタイプに挑戦してみましょう。絵が好きな人はもちろん、ちょっと苦手意識のある人にも楽しめるようになっていると思います。優しい先輩学生さんもいますので、ぜひお気軽に、油画コースにお越しください!

 

新型コロナ感染症対策として、皆さんに安心して楽しんでいただけるよう、午前・午後の2部予約制となっています。詳しくはこちらから↓

https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc04-24_04-25/

 

それでは、皆さんのご来場を、心からお待ちしています◎

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