文芸表現学科

多田先生の編集ワークショップについて【学生ブログライターによる執筆】

こんにちは、文芸表現学科です!

 

 

文芸表現学科には、小説や詩など文章に関する様々な授業が存在しますが

今回は主に編集を学ぶ『編集ワークショップ』についてご紹介したいと思います。

 

編集ワークショップは、毎週木曜日3・4限目に開講されています。

教えてくださるのは、編集者の多田智美先生。MUESUMという編集事務所の代表をする傍ら、書籍やウェブ媒体、イベントの企画・編集なども行っておられます。

 

編集ワークショップの授業では、最初に「読み書き1000本ノック」をします。体育の授業で準備体操をするのと同じように、授業に入る前にはいつも準備体操をして自分自身の思考をほぐしてあげます。

トースターをイチから作った人のスピーチを見たり、台詞だけが書かれたヘンテコな漫画を読んだり…内容は様々ですが、それぞれ自分なりの感想を持ちそれらをお互いに交流します。仲間たちの感想を読むと、私が注目した部分についても別角度で見つめ直すことができるので新鮮です。

 

 

さあいよいよ授業に入ります。

 

 

この日は、スクリーンに映し出された画像をスクリーンに背を向けているペアの人に説明し、その人がどれだけ正確に描けるかというワークをしました。

説明通りに描いていくものの「ええ?なにこれ…」と描き手の困惑する声がちらほら聞こえてきます。そんな反応に押され、説明する口調にも段々と熱がこもり、身振り手振りで必死に説明する人もいました。もはや、授業というよりは完全にゲームを楽しむような感覚です。

 

結果はこちら。

 

 

一見、面白いゲームを楽しんでいるだけのように感じましたが、このワークを通して「説明することの難しさ」を感じることができました。ペアは私が発する情報のみを頼りにペンを進めていくので、責任重大です。自分は理解していたとしても、いざ相手に正確に説明しようと思えばかなり頭を使いますね。

 

 

続いてはこちら。

 

 

新聞記事のなかで5文字と7文字の言葉を見つけ出し、それらを組み合わせて文章を作るというワークです。

刑事ドラマなんかに出てくる犯行文を想像してもらうとわかりやすいかもしれません。

競馬新聞から英字新聞まで、さまざまな種類の新聞から素材を見つけ出します。

組み合わせにも個性が光り、自分の作品を見せ合ってはそのシュールな文面に爆笑するみんなの姿が印象的でした。

 

 

最近では、ニュースはスマホやテレビで確認することが多くなり新聞を読む機会が減ってしまいました。しかし、今回新聞に目を通すなかで「美味しそうなレシピが載ってる!」「この本面白そうだな」と、ニュース以外にも興味をそそられる情報と触れ合うことができたのです。新聞は、想いがけず創作のヒントをもらえる場所なのかもしれません。

 

 

紹介したいくつかのワークが、机に向かいあって課題と向き合う典型的な「授業」とは違うと感じた方も多いのではないでしょうか。実際、受講してみて感じるのは先生も生徒もわいわいと盛り上がっていたり笑い声がたくさん聞こえてきたり、みんなの表情が楽しそうであるということ。

一見、編集に関係がなさそうに見えますが、どのワークにも共通して「どんな情報をどんなふうにすくい上げ、組み合わせるか」ということを自然と意識しています。スクリーンに映るものをペアで協力して描くワークでは、説明する側が情報を取捨選択し相手がよりわかりやすいように情報を組み合わせますし、新聞を使ったワークではまさしく情報をすくい上げ組み合わせを考えるワークです。

 

これらと似たような「編集」を、私たちは普段日常の中で行っています。

献立を考えることや、曲のプレイリストを作成するのだって立派な「編集」なのです。

そう考えると、編集をもっと身近に感じられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

(学生ブログライター 1年・麝嶋彩夏)

 

 

 

 

 

 

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