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【入試解説②】 体験授業自体が試験!作品だけでなくそのプロセスを評価する「体験授業型入試Ⅰ期・Ⅱ期」

こんにちは、アドミッションオフィスです。

今回は、京都芸術大学の入学試験のなかで最も受験者が多い入試「体験授業型入試」について解説していきます。

 

*留学生の方の入試については別の記事で解説します。

 

 

この記事について

1. 体験授業型入試ってどんな入試?どんな人にオススメ?
2. 写真で紹介:体験授業型入試ってどんな雰囲気?
3. 各コースの体験授業はどんな内容?
4. どんなことを対策したらいいの?
5. 体験授業型入試・受験の流れは?
6. 体験授業型入試への参加方法は?

 

 

 

体験授業型入試ってどんな入試?どんな人にオススメ?

 

京都芸術大学の入学試験の中で最大規模の入試。

最も早い時期に行われ、Ⅰ期・Ⅱ期を合わせると、募集定員のうちの60%がこの入学試験で合格します。毎年多くの受験生が参加し、1日の授業を通してコースの学びや目指す方向性を理解してもらいます。

 

 

体験授業型入試のポイント

① 各コースの特色ある体験授業を受講し、入学後の自分をイメージできます

② Ⅰ期の場合は最大3コース、Ⅱ期の場合は最大2コースまで受講/併願可能です。*
体験授業の受講は無料!本格的な体験授業で専門分野を基礎から学べます。

④ Ⅰ期・Ⅱ期と合わせて、募集定員の60%がこの入試で合格します。

*情報デザイン学科と他学科を受験する場合は最大6コース(Ⅰ期)/5コース(Ⅱ期)まで併願可能です。

 

こんな人にオススメ

・京都芸術大学が第一志望の人

・コース選びに迷っている人

・学科試験以外の方法での受験を希望する人

 

 

写真で紹介:体験授業ってどんな雰囲気?

 

各コースそれぞれが特色ある授業を開講します。

試験では、授業の中で出された課題に取り組み、その作品や作品が出来上がるまでのプロセス、意欲、受講態度などを総合的に評価します。

 

「体験授業型」の入学試験ということで、授業の中ではレクチャーが行われたり、

チームでディスカッションが行われたり、

グループワークなども。

また、この体験授業型入試では、授業の中で、先生たちが受験生の作品にアドバイスを行ったり、少し手を加えることもあります。

作品の出来栄えだけが評価の対象ではない、この入試ならではのことかもしれません。

先生のアドバイスを通して、制作への気づきをたくさん得てもらうこと、コースの大切にしていることを理解してもらうことを目的としています。

どのコースも、4年間指導する教員が授業を担当するため、未来の自分をイメージしながら体験授業を受けられます。

もし受験するコースに悩んでいる人は、複数のコースを受けてみて、コースへの理解を深めた上で進学先を決めてもらうことも可能です。

映画の撮影を実際におこなったり、本格的な劇場で舞台を作り上げることも。

 

各コースの体験授業はどんな内容?

 

それぞれのコースの授業内容の概要は、事前に募集要項やWEBサイトで公開されています。

募集要項に授業内容の一覧が掲載されています

 

自画像を描く授業、キャラクターを創造する授業、ロゴデザインを行う授業、劇空間をつくる授業、、、授業内容はコースによってさまざまです。

体験授業型入試Ⅱ期の内容については、こちらのページからも見ていただくことができます。

 

どんな対策をしたらいいの?

 

すっごくたくさん質問を受ける内容です。

よくある入試とは異なり、赤本のような過去問があるわけでもありません。また、これをすれば絶対合格する!という必勝法もありません。

 

この入学試験は「各コースが大切にしている考え方と受験生とのマッチング」を目的に行われている入試です。

先生は体験授業の課題を通して、たくさんのエッセンスを伝えます。それらをしっかりと意識して吸収しようと取り組んでいるか。

そしてその考えを理解した上で、どのように自分なりの表現を作り出しているか。

上手な作品を作ることだけが評価にはならない。とはそういうことが理由です。

 

たくさんの専門知識や経験が、受験のために必要なわけではありませんが、与えられた課題に対してアイデアを出していくには、日常的にさまざまな表現に触れていることはとても大切です。

またWEBサイトやパンフレットの情報、オープンキャンパスなどからたくさんのヒントを得ることもできると思います。

 

具体的な方法について、なかなか言葉でお伝えができませんが、以下の方法が対策に役立つかと思いますのでご紹介します。

 

●募集要項で評価ポイントをチェックする

2024年度入試より募集要項やWEBサイトでは、体験授業の内容だけでなく、評価ポイントを公表しています。

先生がどんなポイントで皆さんを評価しているのかをしっかりと確認し、受験にそなえましょう。

★体験授業の内容・評価ポイントはこちらから

 

● オープンキャンパスに参加する

 

オープンキャンパスは直接そのコースの先生や、学生たちと関わることのできるチャンス。

入試と同様の形式で行われる「体験授業型のオープンキャンパス」や、複数の学科コースのブースを自由に回れる「ブース型のオープンキャンパス」とがあります。先生や学生との対話、体験授業でのメッセージから、そのコースですべきことがきっと見えてくるはずです。

★2023年2~9月のオープンキャンパスに参加した高校生・受験生➡「体験授業型入試」の検定料が2万円減免されます!くわしくは募集要項をチェック。

 

 

●受験生応援サイトの動画を見てみる(要登録)

受験生応援サイトには、体験授業型選抜の受験対策講座(動画)や各コースの先生によるそれぞれのコースに合わせた対策動画、また入試責任者によるQ&Aコーナーや学生による受験体験記などが掲載。

動画を何度も見返して、何を準備すべきかしっかり考えてみることができます!

 

 

体験授業型入試・受験の流れ

 

通常の入試とは異なった動きとなるため要注意。

体験授業型選抜は、以下のような流れで進行します。

 

①WEBやオープンキャンパスでエントリーをする

②体験授業を受講する

③出願可/不可の結果通知が届く

④(出願可の場合)入学をしたいと思った場合、出願手続きを行う

※出願手続き以降は「専願」となります。

⑤出願手続きを行うと、合格通知・入学手続きの案内が届く

 

つまり、体験授業を受ける段階では、まだ本学への専願ではないので、他の大学の入試との併願も可能。

(出願手続き後は専願になりますのでご注意を)

また、複数コースの体験授業を受けると、複数コースから「出願可」をもらう可能性もあります。

その場合は複数のコースを受けてみた印象を考慮して、進学先のコースを選ぶことができるのです。

進学コースに悩んでいる方は、ぜひとも複数のコースの受験も検討してみてくださいね。

 

体験授業型入試の参加方法

 

試験を受けるには、まずインターネットでエントリーが必要です。オープンキャンパスでもエントリーができる場合もあります。

エントリーの時点では、特に検定料などの費用は必要ありません。

お名前や住所、高校名のほか、どの日程でどのコースの授業を受講するのか、といった簡単な内容を登録してもらいます。

 

エントリーの方法はこちらのページで詳しくご紹介しています。

動画もありますのでぜひ参考にしてくださいね。

 

▼エントリー・出願について

https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/experience2/#sec02_01

 

 

 

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今回は体験授業型入試Ⅰ・Ⅱ期について写真も含めてご紹介しました。

次回は「科目選択型入試」について解説する予定です。お楽しみに。

 

 

(アドミッションオフィス スタッフ)

 

▶京都芸術大学の資料請求はこちらから

 

2022/2/9 記事公開
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