卒業生・仲西森奈さんの新刊『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』が発刊されました。

こんにちは、文芸表現学科です！

卒業生の出版情報です。

2015年度卒業生・仲西森奈さんの新刊『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』が、3月18日（金）に出版社さりげなくより発刊されました。

過去のブログでも、歌集『起こさないでください』の出版や、雨をテーマにした短歌での取り組みなど、多岐にわたる活躍をご紹介してきました。

今作は1巻ごとに50篇収録され、全20巻・1000篇完結＜ショートスパンコール＞と題した連作掌編小説の記念すべき第1巻です。

1年に1巻ずつ発刊予定である本作。9つのストーリーラインからなるさまざまな人たちのお話は、時に交わったり、交わらなかったりをくりかえしながら、約20年かけて続いていきます。

ところで、このかたち、どこか見覚えがありませんか？

そう！　辞書です！

『新明解国語辞典』でおなじみの三省堂印刷への依頼で、実際の辞書でよく使用されている「ビニール製本」を実現させた装丁です。

本文中にも、辞書のインデックスを連想させるようなマークがついている徹底ぶり。9つのストーリーラインのうち、どのストーリーに属しているお話しなのかがわかるようになっています。

ただつらつらと綴られるだけではない、表現方法までおもしろく・美しくこだわりぬかれた作品です。

ぜひ皆さまの本棚にずらりと並べてください。

ショートスパンコールシリーズ

『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』

著者：仲西森奈（Twitter @mori_na_kanishi）

編集：稲垣佳乃子

装丁：古本実加

発行：さりげなく

印刷：三省堂印刷株式会社

発売日：2022年3月18日（金）

価格：1,800円＋税

※お取り扱いは出版社さりげなく・お問い合わせフォームにてご確認いただけます。

仲西さんの活動はまだまだ止まりません。

明日、もうひとつおしらせがありますので、お楽しみに！

（スタッフ・牧野）