- 2022年4月29日
- ニュース
(先生情報 vol.2) 出版のお知らせです📕
こんにちは!
空間演出デザイン学科です!
酒井洋輔先生の出版情報に続き、
今度は空間デザインコースの家成俊勝先生の著書を紹介します★
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家成先生は空間デザインコースの教員を務めつつ、ドットアーキテクツ(dot architects)という会社の共同代表でもあります。
●ドットアーキテクツ _dot architects
大阪・北加賀屋を拠点に活動。建築設計だけに留まらず、現場施工、アートプロジェクト、さまざまな企画にもかかわる
空間デザインコースのOCに参加された方は、いつもコース説明の際などでユーモア溢れる先生の姿に触れたこともあるのではないでしょうか。
そんな家成先生も、LIXILE出版さんより著書を出版されています!
ドットアーキテクツ | 山で木を切り船にして海に乗る
“若手建築家の建築思想から建築の方途を探る「現代建築家コンセプト・シリーズ」No.27″となるこちらの著書。
大阪・北加賀屋を拠点に活動するdot architectsの共同代表、家成俊勝による初の単著です。
dot architectsは一般的な建築設計にとどまらず、ときには施工に介入しながらイベント企画、アートプロジェクトへの参加、パフォーマンス、文化複合スペースの運営など多岐にわたる活動を展開しています。
本書は、生まれ育った六甲の街、阪神・淡路大震災、北加賀屋やかつて住んでいた集合住宅での出来事など、家成自身の私的な体験を起点に綴られる15章のテキストで構成されています。
動的であり、ときにはアナキズムのような雰囲気をもつdot architectsの思想が、「巷」の出来事を印象的にとらえた西光祐輔による写真とともに、生き生きと伝わってくる1冊です。
(LIXILサイトより引用)
先生のユーモアある文体は、どこかお酒でも飲みながら(笑)、先生から話してもらっているような、そんな感覚になります。
一部、著書内に登場する施工作品や事例を紹介します。
■著書内に登場する施工作品・事例 (サイトより引用)
オープンキャンパスに来たことのある人は、「Umaki camp」のことはご存知かと思います。
オープンキャンパスでは、わかりやすく、ポイントを押さえて説明してくださいますが、著書内ではより詳しい制作に至る経緯や、それに関わる出来事も紹介されています。
時に家成先生は『お好み焼き』を例にお話をされることがあります。
私もその時は面白いなぁとくらいしか思っていなかったのですが、この著書を読んで、さらに納得できました。
高校生の皆さんにもオススメしたい一冊です。
そして、入学課の木原さんのお話が登場する場面も!
先生の幼少期のことなども、面白く、かつ今の建築家としての道へつながるきっかけなども書かれています。
また、たくさんの書籍が引用元として紹介される場面が多々あります。
気になって、出てくる書籍を全てチェックしたくなるような、、
安藤忠雄さん設計の「六甲の集合住宅」
こちらも、安藤さんのディテール集を確認したい。。。。
(どのディティール集なのか聞こうかな)
その理由は、読んでいただければ分かります笑
著書内の文章を紹介させてください。
ナポリ人(もちろん全員ではないと思うが)は、何の破綻もなくシステムがすべてスムースに動いている状態に苛立ちを覚えてるらしい。
私が思うに、ある仕組みに対して自分の身体や思考がコミットできずにいると、「そこにいる」という実感が希薄になるのではないか。
壊れている状態というのは、そこに自分の身体やアイデアの介入の余地がある状態であり、スムースなシステムに対しては余地の不在に苛立ちを覚えるのではないか。
その余地に介入するときに自ら「つくる」行為が生まれる。
なんとなく、この文章を読んだ時、先生らしい見解だなと感じました。
この考え方は、空間演出デザイン学科での制作でも置き換えることができる気がしました。
完璧に見えるけど、見方を変えると、介入できるところがあるかもしれない。
どの場面にも、よく見るとギクシャクしている箇所があるかもしれない。
与えられたものばかりでなく、「自分で」という場面も時には必要だなと感じました。
また、ドットアーキテクツの施工事例を見ていただくとわかるかと思うのですが、木材の組み方や素材の使い方が特徴的で、一度見たことがあると「あ、先生の施工かな?」と思えちゃうほど。
ぜひドットアーキテクツのHPも見てみてください!
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最後に、先生もお写真を○
前回の酒井先生のポージングをオマージュ笑
ドットアーキテクツ | 山で木を切り船にして海に乗る
LIXIL出版
2020年10月1日 第1刷発行
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