文芸表現学科

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2013年10月17日  学生紹介

「進々堂百年史」編集部座談会2 斉・ハナ・満那の人物伝ができるまで

 
続木社長から、「これだけだと優等生的だね・・・」といわれた、企業史だけの企画書。
編集部の学生たちは、読みごたえのある社史にするため、
新たな企画に取り組みました。
 
(前回の座談会はこちらよりご覧いただけます)

 
 

 
 
 
title_neko2
 

 

adachi  
あの資料はいつ頃出てきたんやったっけ?
   
   
naniwa  
イワオさんのやつ? あれも夏かな。
   
   
adachi 何回も社長や会社の人たちに会っていると、
どんどんいろいろな資料が出てくるんですよ(笑)。
 
安達巌さんっていうパン研究家の人がいて、
その人が進々堂の創業者夫妻である斉とハナについての
人物伝みたいなものを出版しようとしていたらしく、
その未完資料が出て来たんです。
 
会社の人から「こんなんあるで」って渡されて。
内容的にちょっと出版できないって当時の社長さんが判断しはったみたいですけど、
それが大きな骨組みになって、今回の人物伝が出来上がりました。
 
なので、社史のいちばん最後に安達巌さんの名前も入ってます。
   
   
naniwa うん。それで、企業史と人物伝と、っていう
いまの構成を考えたのが秋くらいだよね。
人物伝は、斉とハナだけで書こうとしたら、
「ここに満那が欲しいね」って社長に言われて。
   
   
adachi 斉は島田くん、ハナは私、満那が浪花さん、
という風に執筆をすすめたんですけど、
なんか要領得てなかったよね。
 
企業史も含めて分割してやってたんですけど、
なんとなくバラバラに書いていたし。
   
   
takeuchi  
- 浪花さんはかなり苦労していたように見えましたが(笑)。
   
   
naniwa ははは(笑)。
苦労したっていうか、良いこともいっぱいあったんですけどね。
 
斉、ハナという創業者夫妻は、安達巌が書いたものがあって、
それをベースに編集して書き直すことができたけど、
満那の場合その物語がなくて、満那が書き残した言葉だけがぽーんとある。
 
そこからその人の人物像を浮き出さなきゃいけない、
というのが難しかったといえば難しかったです。
 
それに、最初の頃は、社長も満那さんの部分にはあまり関わらない感じだったので。
   
   
takeuchi  
- 満那さんは、社長のお父さん?
   
   
naniwa そうです。
でも、「僕はあんまり思い出がなくて・・・」
というようなことをずっと言われていて、
社長からはあまり話を聞けなかったんですが、
書くしかないから書いてました。
 
それに、私はすごく満那さんが好きだったし。
   
   
takeuchi  
- 好きというのは、どういうこと?
   
   
naniwa なんだろう、面白いんです(笑)。
 
というのも、あのご一家はキリスト教徒で、
その信仰心がすごいんですよ。
 
社長のお母さんやおばさんに会うと、
キリスト教がいかにいいか、
みたいな話ばかりしてくれて。
 
満那さんもそういう信仰心のとても篤い方なので、
だからなんだろう、私にはそういう宗教に対する思いとかがないから、
神様みたいに感じるというか。
 
そういう信仰心のあらわれた言葉とかが残ってるのも面白かったし、
そういうことを書きたいなと思ってました。
 
でも、私が感じていた満那さん像と、
社長が思っているものは違ったみたいで、
それはやはり、自分の父親に対する思いがだんだんこみ上げてきたんだなとも思うし、
他人には書かれたくないという気持ちもあったのかもしれませんが、
最終的には社長にずいぶん原稿を書いてもらって、
社長のお兄さんにも確認してもらって、
お母さんにも見てもらって、
社員さんとかむかしの社員さんとかにも話を聞いてと・・・
   
   
adachi つまり、ほぼ社長が書き直したということです(笑)。
 
浪花さんも夜中まで書き直して、
新元先生にも原稿を見てもらって、
それで社長に見せたら、
「やっぱこれじゃね・・・」って(笑)。
   
   
naniwa うん。満那さんの部分については、一回も納得してもらえなかったなあ。
生きてた頃を知ってる人がまだ大勢いるっていうのも大きかったと思う。
斉やハナとはちがって。
   
   
  tuzuku

 
 
 
 
 

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