- 2023年6月15日
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文芸表現学科学科長・山田隆道先生脚本のドラマCM「校閲・桃太郎」が、2022年度「ギャラクシー賞」奨励賞を受賞! 【学生ブログライターによる執筆】
こんにちは、文芸表現学科です!
学生ブロガーの4回生・上村裕香です。
今年1月にFMラジオ局 J-WAVEで放送された文芸表現学科学科長・山田隆道先生脚本のラジオドラマCM「校閲・桃太郎」が、2022年度「ギャラクシー賞」奨励賞を受賞しました!
ギャラクシー賞は放送批評懇談会が優秀番組や個人、団体を顕彰する賞です。
5年ごとの記念賞には永六輔さん(2007年度)、山田太一さん(2012年度)、倉本聰さん(2017年度)、タモリさん(2022年度)など、錚々たる顔ぶれの作家・脚本家・著名人が名を連ねています。
★ギャラクシー賞についての詳細はギャラクシー賞概要をご覧ください。
ラジオドラマCM「校閲・桃太郎」は2023年1月9日のJ-WAVEとFM COCOLO2の特別番組『WHAT’S ART』の番組内で放送されました。
『WHAT’S ART』は毎年1月に京都芸術大学が「1日限りのアートの大学」をコンセプトに授業を展開するラジオ番組。今年は椎名林檎さんや片岡鶴太郎さん、中野信子さんなど豪華な講師陣が登場し、約9時間の生放送が行われました。
番組内で放送された「校閲・桃太郎」も、京都芸術大学で学べる「クリエイティブ」や「表現すること」の本質を、笑いに昇華したラジオドラマです。
1日限りの放送につきお聞きいただくことはできない「校閲・桃太郎」ですが、今回は特別に山田先生に脚本の一部を公開していただきました!
あらすじ
ある小説家と校閲者の会話。書籍の表記や記述の事実確認をする校閲者は、小説家が書いた新作「桃太郎」に気になるところがあるらしく……。
と、校閲者が昨今のコンプラ 1)、ポリコレ 2)に基づき修正を要求してくるのですが、小説家がそれに応えて原稿を修正すると、原稿はどんどん配慮に配慮を重ねた文章になっていって……?
※ 1) コンプラ:法律や社会的な通念を守ること。法令順守と訳されることが多い。
※ 2) ポリコレ:人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること。
昨今の表現規制について思わず考え、でも思わず笑ってしまう、皮肉と風刺のきいた、実に山田先生らしい喜劇に仕上がっています。
▲出典:TOKYO COPYWRITERS CLUB ホームページ「コピー年鑑について」より
また、こちらの脚本全文は、来年2月に発売される『TCCコピー年鑑2023』に掲載されることが決定しています!
TCCコピー年鑑は、1963年創刊の広告専門誌「宣伝会議」の年刊書籍で、年一度の審査会を通過した優れた広告を多数収録。コピーライターのバイブルとも呼ばれる年鑑です。
この記事で広告、CMに興味をもった方は、ぜひお手に取ってみてください!
山田隆道先生はお笑いやバラエティ番組の放送作家 3)をはじめ、ドラマ・演劇の脚本家、小説家、エッセイストとしても活躍されるマルチな作家さん。
文芸表現学科では主に小説・脚本創作の授業をご担当されています。
※ 3)番組にかかわる企画立案、
文芸表現学科というと「小説を書く学科」や「書籍編集を学ぶ学科」というイメージが強いかもしれませんが、ドラマや映画の脚本を書いて、学んでいる学生も実はたくさんいるんです!
在学中からドラマ脚本の新人賞に応募する学生も、卒業制作で120分の映画脚本を書いて卒業する学生も毎年複数名います。
もし「校閲・桃太郎」の脚本を読んで興味をもった方は、ぜひ7月のオープンキャンパスや9月の学生作品展で「脚本」の学生作品を読んでみてください!
小説とは一味違う創作の世界が覗けますよ。
(学生ブログライター4年・上村裕香)
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