- 2023年6月8日
- イベント
6月体験入学オープンキャンパス「創作教室─エッセイ編─」にご参加くださりありがとうございます!
こんにちは、文芸表現学科です!
6/4(日)に体験入学オープンキャンパスが開催されました!
関西圏の学生さんをはじめ、関東、北陸、九州など、遠方から来てくださった方もいらっしゃいました。ご参加くださった高校生・受験生のみなさま、ありがとうございました!
体験入学オープンキャンパスとは、文字通り、授業を実際に体験していただき、1日芸大生の気分を味わい入学後の自分をイメージしちゃおう!というイベントです。
学科では『創作教室─エッセイ編─』と称し、インタビュアー・ノンフィクション作家である木村俊介先生による、エッセイ創作についての講義が実施されました。
授業開始後すぐに、2分間の執筆時間が設けられました。
自分自身や身近な人についてなど、身の周りに関することであればなんでもオッケー。ただし、ひとつだけ設けられた決まり事は『なんでもいいから、手を止めずに書く』ということです。
みなさんにとって「2分間」とは、どれぐらいの長さでしょうか?
ラーメンを待つ2分は長くて、休憩時間の2分は早い……さて、執筆のための2分間はどうでしょうか?
「なにも書けなかった」という方もいらっしゃれば、「書く時間が足りなかった」という方もいらっしゃいました。
どの人にとっても、書くための2分間は短いようですね。
では、次は7分間の執筆時間です。
▲学生スタッフも高校生のみなさんと同じ条件で執筆に挑戦してもらいました。
今度の執筆テーマは『「いま」思っていること、「いま」の自分自身を書く』です。
みなさん先ほどの2分間の経験から、先ほど以上に集中して書かれていることが伝わってきます。
7分を無駄にしないようにとペンを走らせる音のみが教室内に響き、いい緊張感が漂っていました。
執筆時間が終わり、もう一回、今度は20分程度の執筆時間があることが告げられます。
その前に、近くに座っている人と、次にどんなものを書こうと考えているのか話し合う時間が設けられました。
最初の2分間ではなにも書けなかったと言っていた方も、いざ手を動かし始めると書きたいことが次々と浮かんできた!とおっしゃっていました。
みなさん徐々に魔法にかけられている様子……!どんどん書くハードルが下がっていることに気が付きましたか?
最後の執筆時間を終え、書いたものを発表していただきました。
友達の話や、自分の興味があること、自分自身の性格について、今日を迎えるまで緊張していたということ……。みなさんいつの間にかとても立派にエッセイが書けるようになっていました!
「頭の中にことばが浮かんで止まらなかった」
「なにも書けなかったのに、こういうものが書きたい、に変わっていた」
「何度も書く、止めるを繰り返しているうちに、自分が書きたいものが見えてきた」というお話も。
木村先生が日々伝えられていることは、「なにを書こうか」ということよりも「なにかを書いちゃった」ことの方が大切だということです。
最初の2分間、なにも思い浮かばなかったとしても手を止めずに書いてもらったのは、その「書いちゃった」という自発的な行動体験をしてもらうためでした。
書いちゃった一文を受けて、また次の一文を続けていく。少しずつ少しずつ「書き付ける」という作業を繰り返していくと、書くことのおもしろさや、自分が本当に書きたかったことに気がついていきます。
起承転結を決めて書くよりも、その人が書いているときに考えている痕跡が見えたり、過程が見えることの方がおもしろいと木村先生はおっしゃいます。
自身の体験や感想を気軽に書いたものがエッセイだとされていますが、はたしてそこに書かれた体験談は本当のことなのでしょうか?
今回のオープンキャンパス授業案内は、次のように記されています。
「エッセイ」って知ってますか?思ったことや見聞きした物事を書いて、自由に「気持ち」や「心情」を表現する文章のこと。「事実」を書くのが基本だけれど、エッセイにはほんとうのことしか書いてないのでしょうか?このワークショップでは、ホント/ウソを切り口に、エッセイ創作の隠された秘訣を学びます。
一度体験したことを言葉(文章)にすることで、そのときなにを考えていたのか、本当はこう思っていたんじゃないか、と体験を回顧するおもしろさがそこにはあります。
エッセイの一番楽しい部分は、自分の人生を書くことによって、二度目の人生を生きられるということです。
完成したエッセイには、当時の感情とは別の感情が組み合わさり、それはもしかすると「ウソ」になるのかもしれません。でもそれこそがエッセイの醍醐味。
授業の最後で木村先生は「今日書いた文章を一から書き直してみてください」とおっしゃいました。
勢いに任せて書いちゃった文章を推敲していくことで、ほんとうのことでありながら作り込まれたおもしろいエッセイが完成していくはずです。
(スタッフ・牧野)
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