- 2013年11月21日
- ニュース
仏像保存修復体験講座-舞鶴市の如来仏を例としてー
京都造形芸術大学歴史遺産学科 公開講座のお知らせです。
2012年度より、歴史遺産学科では、京都府舞鶴市布敷地区の弥勒堂と文殊堂に伝わる仏像2躰をお預かりし、3回生の演習授業の中で仏像の修復技術を学んできました。
修理を行うことになった2躰の仏像は、仲学科長の出身地である京都府舞鶴市布敷地区に江戸時代から伝わるもので、弥勒堂と文殊堂にそれぞれ伝わってきたものです。仏像表面の漆箔の剥落がめだつことから、歴史遺産学科で仏像の保存修復に協力することになりました。
このブログでも、授業の様子とともに進む修復の進捗状況をお伝えしてきました。
今回は「仏像保存修復体験講座-舞鶴市の如来仏を例としてー」というテーマで、ブログではお伝えしきれなかったことや、ブログの最終更新(10月4日)後の進捗状況などをご報告いたします。
また報告会終了後、仏像補野損修復体験として、実際の仏像を用いての調書取り、仏像に使われている金箔、漆の顕微鏡観察、金箔を貼る体験を実施します。
ぜひ文化財保存修復の世界を体験してみてください。
講座の詳細は下記の通りです。
開催日時:2013年12月7日(土)13時00分~16時00分(12時30分受付開始)
■開催場所:京都造形芸術大学 J24教室(直心館2階)
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●第1部 13:00-14:00「舞鶴市布敷如来仏像修復報告」
挨 拶:「布敷の地区活性化プロジェクトと仏像の保存修復」
仲隆裕(本学歴史遺産学科長)
報告1:「仏像の素材と技法の文化財科学的調査」
岡田文男(本学歴史遺産学科教授)
報告2:「漆と金箔の修理について」
山崎隆之(歴史遺産学科客員教授・愛知県立芸術大学名誉教授)
李宣周(本学大学院博士課程1年生)
報告3:「欠損部位の修理について」
水谷誠(本学歴史遺産学科4年生)
今回の仏像の保存修復に携わった教員・学生が、修復の現状報告についてお話します。
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●第2部 14:00-15:00「仏像保存修復体験」
体験内容:Aクラス.仏像の調書を取ってみよう
Bクラス.金箔を貼ってみよう
Cクラス.仏像を顕微鏡で観察してみよう
担当:山崎隆之・岡田文男・李宣周・水谷誠
仏像保存修復の行程のいくつかを先生や先輩と一緒に体験してみましょう。
※当日A~Cクラスのうち、1つを選択してください。
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●第3部 15:00-16:00「歴史遺産学科入学相談会」
担当:仲隆裕・岡田文男
歴史遺産学科での学習内容や大学生活について、
歴史遺産学科の教員がみなさんの疑問、質問、相談にお応えします。
気になることがあれば、なんでも聞いちゃいましょう。
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■お申し込み上の注意事項
1.参加費:無料
2.途中入退場可
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■申込方法<12月5日(木)17時まで受付>
【WEBからの場合】
下記の申込フォームからお申し込みください。
受付が完了いたしましたら、その旨をご予約の際にご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。
【お電話の場合】
ご希望のイベント名、お名前、ご連絡先などをお伝えください。
0120-591-200 (月~土:9:00~17:00 ※日・祝日は受け付けておりません)