文芸表現学科

2023年度大瓜生山祭・学生作品展の様子をご紹介します。

こんにちは、文芸表現学科です!

 

 

暑すぎる夏を駆け抜け、気がつけばすっかり秋めいてきましたね。

KUA BLOGも少しご無沙汰しておりましたが、気合いを入れて更新して参ります。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 


 

 

まだまだ暑い日々が続いていた、9/16(土)17(日)に学園祭「大瓜生山祭」が開催されました。

 

https://www.kyoto-art.ac.jp/kuafes/2023/

 

今年のテーマは『come back』。

これまで感染症対策のために設けていた入場制限が解除され、両日で一万人を超えるほど、たくさんの方にご来場いただきました。

 

 

大瓜生山祭は、トークショーやステージライブ、ステージパフォーマンス、物販、大人気のお化け屋敷など、さまざまな企画が催されます。

そのなかでも学科では、3年生の作品を対象とした「学生作品展」と、4年ぶりの復活となった学科対抗飲食企画「フードコロシアム」に参加しました。

 

 


●学生作品展●

 

文芸表現学科の学生たちは、「ことば」による表現を、小説、脚本、詩、ノンフィクション、書籍・雑誌制作(編集)などさまざまなジャンルを横断しながら、学んでいます。本展では、志望するジャンルの方向性を定めはじめた3年生の学生が、表現の可能性をそれぞれのかたちで追求した作品を出展しています。

 

「ことば」による表現が、ほかの表現と異なることがあるとすれば、それは「観た」だけではわからないところです。「ことば」によって書かれた作品は、読んでもらうことではじめて、作品となるのです。そこで学生たちは、今回の展示において、「自分の作品を手にとって読んでもらうには」という観点から、そのスペースづくりを考えました。本だけではない展示方法を、工夫した学生もいます。

繰り返しとなりますが、本はページをめくってもらってはじめて、存在価値をもつ。

興味をひく作品がありましたら、ぜひお手にとってご覧ください。それが私たちにとって、出会いのはじまりです。

 

文芸表現学科学科長 山田隆道

作品展挨拶文より

 

 

 

今年の展示では、より本を手に取っていただきやすいように少し低めの展示台を採用しました。

すると、入口から展示会場に入ったときに空間をパッと見渡せるように。

 

 

1,600名を超える多くの方が展示会場に足を運んでくださり、ゆっくりと時間をかけながら作品を読んでくださっていました。

 

3年生にとっては、自分の作品を読んでくれている読者が目の前にいる状態。きっととても緊張したと想像します。うれしい、はずかしい、不安、などたくさんの感情を持ったことでしょう。

3年生は来年、卒業制作で執筆する作品を文庫本化して、実際に販売します。

今回の経験が、読者に作品を届ける・読んでもらうとは一体どういうことなのか、自分の作品と向き合うきっかけになればいいなと思います。

 

 

─搬入の様子─

 

▲キャプション制作班。3年生全員のキャプションを作ってくれた精鋭部隊です。

 

▲みんなにとっては慣れない作業も多かったかと思いますが、そのぶん丁寧に、慎重に会場をつくりあげていきました。

 

▲学科新バナーもここで初お披露目。今後のオープンキャンパスなどにも登場予定です。

 

▲次は来年!卒業展でお会いしましょう!

 


 

●フードコロシアム●

 

コロナ禍によって中止となっていた、かつての名物企画「フードコロシアム」が4年ぶりに帰ってきました。

飲食模擬店を出店し、売り上げやテーマ性、店舗デザインなどで競い合う、学科対抗企画です。

 

甘味や飲み物、軽食が並ぶなか、文芸表現学科はガッツリしっかり!唐揚げで勝負しました!

 

 

唐揚げは二種類の味を提供し、サイドメニューとして水餃子も用意。

日差しが照りつけるなか、有志メンバーがチキンを揚げ・売り、餃子を包み・茹で続けてくれました……!

 

 

あまりの注文の多さに仕込みが追いつかず、一時販売を中止せざるを得ない場面もありましたが、それでもみんな休まずに動き続け、 2日間で702食を売りあげる結果となりました。

 

▲今年度の出店学科のなかでは唯一(!?)の教員参加、河田学先生が一日中、唐揚げのお肉を切ってくださっていました。

 

実はこのフードコロシアム、学科ではコロナ禍で中止になる以前から精力的に参加しており、これまでにインドカレーとタンドリー風チキン、ナポリタンとボロネーゼなどといった、屋台にしておくにはもったいないほど本格料理を提供してきました。

 

最長不倒は2日間で約1,300食を販売し、全学科中2位の記録を叩き出した担担麺と水餃子!

今年の参加は学科にとってもリベンジマッチ、「come back」だったわけです。

 

▲最高売上を叩き出した、2015年フードコロシアムの様子。このときも河田先生自ら厨房に立たれていますね……!昔は人間館1階の外回廊にお店が並んでいました。

 

 

 

4年という月日はあまりにも長く、実際にフードコロシアムを経験した学生もいなくなってしまったなかで「フードコロシアムとは?」という説明から出店募集がはじまりました。

 

今年の出店は厳しいかなと危惧していましたが、「やりたい、やってみたい」と声を上げてくれたのが3年生のとある二人組。おそらく彼らがいなければ、学科からの出店はできていなかったかもしれません。右も左もわからず、運営ですら戸惑う場面もあるなかで、しっかり2日間を乗り切り、店頭に立ち続けてくれました。

残念ながら1位という結果には至りませんでしたが、続く後輩たちに力強い背中を見せてくれたと感じます。

 

そんな、3年生・谷沢成耶さんに、2日間を振り返ってメッセージをいただきましたのでご紹介します。

 

▲今回の出店を率いてくれた3年生の二人。

 

─店長からのメッセージ─

 

はじめまして、フードコロシアムにて「文芸チキン」の店長をつとめました谷沢成耶です。

4年の空白もあり経験者も限られる中でのフードコロシアム。人手不足や準備不足、学園祭当日は至らぬ点が目立ち、1日目の売り上げは下から数えた方が早いくらいでした。しかし2日目は、なんと前日の倍以上の売り上げを達成することができました。

最終的な順位は6位と高順位まであと一歩というところでしたが、それでも6位にまでこれたのは協力してくれた方々やお客様のおかげです。本当にありがとうございました。

 

 

どの人に聞いても「美味しい!」と声を揃え言ってくださり、学科のフードコロシアムに対する熱量は変わっていないなと感じました。

店長をはじめ、参加してくれたスタッフのみなさん、ほんとうにお疲れ様でした◎

 

 

 

(スタッフ・牧野)

 


 

 

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※参加費無料・事前予約。

※保護者の方も一緒に参加できます。

 

ご予約・詳細はこちら↓

https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc09-16_09-17/

 


 

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