文芸表現学科

8/26(土)27(日)体験入学オープンキャンパスにご参加いただきありがとうございます★

こんにちは、文芸表現学科です!

 

8/26(土)27(日)に体験入学オープンキャンパスが開催されました。

このオープンキャンパスは、その名の通り、学科授業を体験しながら芸大生になった自分をイメージしちゃおう!というイベントです。

 

 

文芸表現学科では『創作教室─ショート・ショート編─』と題し、作家・山田隆道先生と、小説家・仙田学先生による物語創作の授業が行われました。

どのような授業がすすめられていたのかご紹介します!

※両日とも授業内容は同様です。

 


 

今回、高校生・受験生のみなさんには学んでいただいたのは、ショート・ショートと呼ばれる小説について。

400字詰め原稿用紙でいうと2枚から3枚程度の文量を想像していただくと、どれくらい短いものなのかわかりやすいかもしれません。

 

学科独自イベント「オンライン合評会」で募集している作品も、原稿用紙2〜3枚の短い作品に限定しています。

 

★オンライン合評会についてはこちらをチェック!

2023年8月31日公開:8/20(日)学科独自イベント「高校生・受験生オンライン合評会vol.06」を開催しました◎

2023年7月6日公開:7/1(土)「高校生・受験生対象オンライン合評会vol.05」へのご参加ありがとうございました★

2023年5月29日公開:「高校生・受験生対象 オンライン合評会vol.04」を開催しました!【学生ブログライターによる執筆】

 

 

そんな短いものでどうやってストーリーを表現するの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、先生方が例としてご紹介されたのが、筒井康隆著『笑うな』に収録されている作品のひとつ、「正義」というショート・ショートです。

 

 

とっても短い作品ですので、読むこと自体は簡単だったかと思います。高校生・受験生のみなさんからも、少しずつ感想をいただき、どんなストーリーか理解を深めていきます。

 

ここでひとつポイントとなったことは『創作的に読む』ということ。

ただ、「おもしろかった」だけではなく、「なぜおもしろいのか」「なにがおもしろいのか」「どのようにおもしろいのか」、作者はどのような考えで書いているのか、どのような構造で書かれているのか、といった、書く人の目線で読んでみる(山田先生曰く「攻めの読み」)ことが、物語創作で重要な読み方となってきます。

 

 

そうやって読んでみると、この短い作品も物語創作に欠かせないポイントをきちんと踏んでいることがわかってきました。

それは、物語の『ログライン』です。

 

ログラインとは「物語を一文で説明したもの」、つまり物語の背骨のことを指します。

『主人公が〇〇の困難に直面して〇〇になる(する)』といったように、どんな物語にもこのログラインという一本筋があり、そこからどのように肉付けしていくのかによって、物語のスケールやボリュームが変わってきます。

 

みなさんがいま頭のなかで好きな物語を思い浮かべ、『主人公が〇〇の困難に直面して〇〇になる(する)』という一文に当てはめてみたとき、その物語のログラインを捉えることができるはずです。

文庫本見開き1ページと数行という、とっても短い「正義」の作中にも、このログラインがしっかり存在していました。

 

つまり、このログラインさえしっかりとつくっておけば、どんな長さであっても、どんなジャンルであっても、物語を作り出すということが可能になるということです!

 

そのこと踏まえて、いよいよ今回の体験授業での大目玉。

実際に、ショート・ショートを執筆していただきました。

 

▲授業をサポートしてくれた学生スタッフも一緒に執筆。

 

本来、物語は何日もかけて書き上げていくものですので、30分間という短い執筆時間で物語を完結させるという決まりはなかったのですが、参加していただいた方のなかには、物語としてきちんと完結できたという方も!

 

どのような作品が完成したのか、みんなの前でお披露目していただきました。

 

▲学生スタッフの作品をお披露目する回もありました。

 

みなさんきちんと主人公に困難を与え、どうやって物語を終結するのか、しっかり考えて書いていただけたようです。

 

今回は書き上がらなかったという方も、また新しい物語をつくり始める方も、ポイントは『ログライン』です。

自分でつくるにはまだよくわからないという方は、さまざまな小説や映画、アニメ、漫画、なんでもいいので、創作的な読みを意識しながらログライン探しをしてみるのもいいかもしれません。きっと、さらに物語創作のコツが見えてくるはずです。

 


 

さて、今回の体験入学オープンキャンパス、みなさんに物語創作のコツを学んでいただきたいというのが一番の目的ですが、実はそれだけではありません。

今回の体験授業をそのまま入試に活かすことができるんです!

 

 

それが『体験授業型入試』です。

 

体験入学オープンキャンパス同様に、志望コースの学生になったつもりで授業を受けながら、それが試験につながっているという入試方法です。オープンキャンパスは100分間という、授業内容をぎゅっとまとめたプログラムでしたが、入試は1日かけてさまざまな授業を体験していただきます。

実際に入学した自分をイメージしながら、つまり、みなさんも学科のことを吟味しながら挑んでいただけます。

 

体験授業型入試のポイントをまとめると……

① 各コースの特色ある体験授業を受講し、入学後の自分をイメージできます。

② Ⅰ期の場合は最大3コース、Ⅱ期の場合は最大2コースまで受講/併願可能です。
③ 体験授業の受講は無料!本格的な体験授業で専門分野を基礎から学べます。

④ Ⅰ期・Ⅱ期と合わせて、募集定員の60%がこの入試で合格します。

 

そんな体験授業型入試Ⅰ期のエントリーが、いよいよ迫ってきました!

入試の詳しい内容や、エントリー方法はこちらをご確認ください!

 

▶︎アドミッションオフィスKUA BLOG

▶︎京都芸術大学 体験授業型入試Ⅰ期WEBサイト

 

 

 

 

(スタッフ・牧野)

 


 

\文芸表現学科からのお知らせ/

 

文芸表現学科×映画学科合同ワークショップ

「たった1行のセリフ」を書くことから簡単に始められる!

シナリオライティング講座

 

 

脚本家・シナリオライターってなんだ?

映画・ドラマ・演劇・アニメなどのストーリー作品の設計図となる脚本(シナリオ)とは?

 

名作映画・ドラマにおける様々な名セリフを生み出す脚本家の仕事。

三谷幸喜、坂元裕二、宮藤官九郎らに代表される脚本家(シナリオライター)とはいったいどんな仕事なのか、プロの脚本家が講師となって初心者にもわかりやすく「脚本の基礎」をレクチャーします。

 

さらに「魅力的なセリフを書く」ためのワークショップを実施。

「たった1行のセリフ」を書くことから簡単に始められる、だけど奥が深い脚本の世界──。

 

物語(ストーリー)創作に興味のある高校生・受験生のみなさん、ぜひご参加ください!

 

●開催日時

9月16日(土)13:30〜15:30

 

●会場

京都芸術大学 望天館BT41教室

 

●講師

山田隆道(やまだ・たかみち)先生

木田紀生(きだ・のりお)先生

 

 


 

\予約受付中!/

学園祭オープンキャンパス

 

学園祭を楽しみながら、

学生作品展や教員との相談で

進路研究も進めよう!

 

同時開催の学園祭『大瓜生山祭』を楽しみながらオープンキャンパスにも参加できる特別な二日間です!

もちろん「大学全体説明会・入試説明会」や学園祭特別バージョンの「キャンパス見学ツアー」、「教員相談コーナー」も!

また、3年生の作品が並ぶ「学生作品展」に文芸表現学科も出展。

3年生が執筆した小説や脚本、エッセイ、詩、短歌など、さまざまなジャンルの作品を、実際に手に取ってお読みいただけます。

 

作品展はNA412教室にて開催!

学生たちのエネルギーを体感しに来てください!

 

●開催日時

9月16日(土)17(日)10:00〜16:00

※9:45より入場可能

※事前予約制

 

ご予約・詳細はこちら↓

https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc09-16_09-17/

 


 

\Follow me!/

文芸表現学科公式Twitter

在学生活動情報や、学科の最新情報をお届け中! ぜひフォローしてね!

 

 

 

 

 

<3536373839>