文化財保存修復・歴史遺産コース

「歴史遺産プロジェクト演習Ⅰ・Ⅱ」授業風景

こんにちは、歴史遺産学科です。

今回は、「歴史遺産プロジェクト演習Ⅰ・Ⅲ」考古地理班の授業での取り組みをお届けいたします!

 

1/11(木)に歴史遺産学科の宇佐美先生ウルトラファクトリー講師の遠藤さんによる3Dスキャンの実演会を行いました。

 

まずは、3Dデジタルデータの講義から始まりました!

3Dスキャナーのビジネスカテゴリーや機器の種類、その仕組みまでを教わります。

 

 

続いてお待ちかねの3Dスキャン実演です!

今回スキャンする対象物は、穀物を選別する唐箕(とうみ)と呼ばれる農機具です。

 

 

レーザーで、焦点距離を合わせて読み込んでいきます。

読み込みが終われば、また別の角度から読みこみます。開口部分などの複雑な面に関しては、読み込みが難しく、角度調整が大切だそうです。根気がいりますね!

 

 

 

 

みなさんも一生懸命にメモを取りつつ、学んでおります。

 

 

あらら、データを見てみると、ひとつ前に読み込んだデータ(灰色)に今読み込んだデータ(緑)が刺さって表示されていますね。

 

 

でも大丈夫!

2つのデータの同じ位置に、ポイントを3点打ちます。するとピッタリ合うようになります!

とても便利な機能ですね~

 

 

いろんな角度から撮影し、やっと22カット目で半面が完成いたしました!

唐箕の姿がはっきり見えるようになりましたね。

 

さらに撮影を進めていき、データにできていない部分を探していきます。気がついた学生はデータの画面と実物を見ながら、撮影位置を提案しています。完成まであともうちょっと!

 

 

 

ついに、完成したのがこちら!!

3Dデータなので、自由に視点を変えたり、ズームインズームアウトしたりしながら、対象物を見ることができます。※Autodesk Viewerを使用

唐箕の木目がはっきり撮影されていますね。さらには、木材の欠損の程度も確認することができました。

 

今回は、使用した3Dスキャナーの4分の1の精度で情報を取得したそうですが、十分に唐箕の特徴を捉えています。3Dスキャナーを活用すれば、研究の幅も広がりそうですね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

2月10日(土)、11日(日)のオープンキャンパスでは、卒業制作展も開催しています。

↓ぜひご参加ください!!(事前予約制)

オープンキャンパス | 京都芸術大学 (kyoto-art.ac.jp)

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