こども芸術学科

卒業生リレーメッセージ 8:成瀬蓉子さん|学生紹介


こども写真城 スタジオアリス:成瀬蓉子さん(1期生)



こども芸術学科を出た後の進路って・・・。
保育、福祉系はもちろんのこと、一般企業に就職した先輩もいますよ。
今回は、一期生、成瀬蓉子さんです。


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こども芸術学科1期生:成瀬蓉子さん
現在、全国に400店舗程ある 「こども写真城 スタジオアリス」にてアリスのお姉さんをしている一期生の成瀬蓉子です。
店舗の規模により様々ですが、現在勤めている店舗は400店舗ある中でも売り上げが常にトップ10に入り、ありがたいことに繁盛している店舗のため、社員が3人、契約社員が7人、アルバイトが多いときで30人と、かなり大きな規模で運営している店舗です。

お仕事内容は店舗運営から接客まで幅広く行います。
店舗運営面では、安全かつ衛生的な店舗を維持し、お客様もスタッフも楽しめ、
その中からいかに利益を出すかなど、日々奮闘しています。
接客面では、スタジオアリスをあまり知らない友達から、「何の写真を撮るの?」
「七五三シーズン以外は暇そうだよね」と言われますが、そんなことはありません!
毎日記念日ですし、毎日忙しいです!
撮影はマタニティ、お宮参り、お食い初め、初節句、ハーフバースデー、毎年のお誕生日、七五三、入園入学、卒園卒業、ハーフ成人式、成人式、還暦祝い、銀婚式、金婚式、遺影撮影と幅広く、生まれる前から、亡くなる準備の写真まで、多くの撮影を行っています。

話を学生時代に変えますが、私は「家族の繋がり」や「笑顔」をテーマに勉学に励みました。
怠けた時期もありますが、結果、わかったことは「私は家族が大好き」ということでした。
このわかったことは、誰かの役に立つわけでもないし、「ふ~ん、そうなんだ」としかならないもので、「4年間でそれだけ?」「学んだことそれだけ?」と思われるかもしれません。
しかし、「家族のことが大好き」であるだけで、私の人生はけっこう楽しく、笑顔であふれています。
「家族のことが大好き」と思う人が増えると、やさしい世の中が案外簡単に作れるのではないかとも思います。そのようなのことから、家族とかかわる仕事をしたいと思いスタジオアリスに就職をしました。

家族の繋がりや絆は様々なものがありますが、ビジュアルで表せるものは写真だけではないでしょうか。2011年の震災の年、スタジオアリスでは、例を見ないほどの集客数と売り上げを出しました。日々の成長や、特別な日の思い出を写真に残すことが、いかに大切なのか、とても実感しました。

私はスタジオアリスのお仕事が大好きで、誇りを持っています。
全国規模のチェーン店のため、好き勝手は出来ませんし、利益も求められます。
しかし、行っていることはただの客商売ではなく、家族の笑顔を引き出すお仕事です。
そしてその笑顔を形として残してもらえるお仕事です。
たくさんの家族を笑顔にして、たくさんの家族がわが子を愛おしく思い、さらに絆が深まる。
そんなお仕事をしている私は、社会人2年目、楽しく過ごしています。

芸術大学で学生生活を送る方は、目標ややりたいことがはっきりしている方が多いかもしれません。私は、はっきりした目標ややりたいことが分からなかったので、友達がいろいろな活動をしたり、やりたいと思っていることに打ち込んでいる姿を見て、焦ったり、落ち込んだりしたことが何回もありました。ですので、分からないなりに誘われたことに参加してみたり、頼まれたことに挑戦してみたり、嫌だなと思ってみたり・・・色々してみることで、自分のしたいこと、やりたいことが見つかりました。興味がないことに対して毛嫌いせず、少し覗いてみて、やっぱり興味がなかったら辞める、興味がわいてきたら積極的に参加する、そういう姿勢で学生生活を送ってみてください。
そういうことが日常的に出来るのも、学生の特権だと思います。

最後に私がスタジオアリスでお母さんと撮影した写真を載せます。
スタジオアリスでは、スタジオアリスで働くスタッフの家族撮影は無料というキャンペーンを行っています。今年は、前回不参加だったお父さんやお兄ちゃんも誘って、家族撮影を行いたいと思います。みなさんもぜひ、家族や友達と写真を撮って思い出をたくさんのこしてくださいね。

成瀬蓉子


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(浦田雅夫/子ども家庭福祉・心理臨床)

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