こども芸術学科

【こがくの学び】マテリアルとあそび ~並べる、土、水~

こんにちは!こども芸術学科、通称『こがく』です。

今日と明日は雨模様の京都です☔

今年度の第1クオーターの授業も終わりに近づいてきましたね。

 

前回の投稿にて特別講義を紹介させてもらった「マテリアルとあそび 1」。

1回生の芸術系演習科目のこの授業は、普段はどんなことに取り組んでいるのでしょうか?

今日は授業の様子をたっぷり2日間分お伝えします!

 

【5月17日(金)】

日常にあるものを「並べる」という行為をテーマとして、手先と目を動かしてあそんでみました。

この日のマテリアル(素材)は「数えきれないくらいたくさんのもの」。

学生個々に持ち寄ったものは、ごま、コーン缶、ビーズ、ドライフラワー、お米などなど!

中には犬の毛、猫の毛などの強者も!並べ甲斐がありそうなものばかりを目の前にして、学生は1つひとつを丁寧に観察しながら、ひたすら無心で「並べる」ことにチャレンジしていきます。

 

 

その結果、「並べる」という単純な繰り返しの行為から、思わず「すごい!」と声を上げるほどの立派な「作品」が生まれましたよ!

はて、いつの間に作品に変わったのでしょう。

 

【5月24日(金)】

この日の授業テーマは、「土あそびと水あそび」でした。

まず、土あそび。身の回りにある土を250-300gほど持ち込みました。

瓜生山の土や地元の土、野菜を育てている土などが集まったところで、改めて「土との出会い」を体感!

教室内は土の匂いがぷんぷん。様々な色や肌触りの違いを感じたうえで、今度はそれぞれ持ち寄った土をふるいにかけて“ふわふわ”“サラサラ”状態に変えて楽しみました。

土の採集場所によって色の違い(茶色のグラデーション)が、より明らかに現れることにびっくり!

 

瓜生山の土

 

ふるいにかけてみる!

 

 

1回生 土色パレットのお披露目です✌

 

続きまして、水あそび!

水の揺らぎで生まれる波紋を紙に写し出そうと、墨流しにチャレンジしました。

水の表面に慎重に墨を垂らしたあと、楊枝を使ってごく微量の洗剤を水面に置きながら、墨の跡を水の上で慎重に動かします。墨の自然な動きを見ながら、面白い動きの瞬間を紙の表面に写し取ります。

いかがでしょう?

 

 

水と墨の動きの瞬間と手・指・目の微妙な調整に迫ります。

一瞬に賭ける学生の集中力がすごかったです!

 

このように、「マテリアルとあそび」の授業では日常生活で何気なくつかっているマテリアル(素材)に意識を向けて直接体感することを大切にしています。

こうした取り組みの繰り返しは、こどもの頃の「あそびごころ」を呼び起こすきっかけになると同時に、既存の「あたりまえ」を見直し、「こども芸術」とは?を探っていく基礎固めに繋がっていきます。

 

「マテリアルとあそび」は第2、第3クオータに続くシリーズ科目です。これからの展開が楽しみですね!

 

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【こがくのおしらせ】

〇次回のオープンキャンパスは体験授業!

6月1日(土)2日(日)の2日間で実施を予定しています。

テーマは「つくってあそぼう、ひとつながり絵本」📚

この日はAO入試対策もバッチリお伝えします!
あそびながら進路選択の情報もキャッチできる貴重な機会、ぜひお越しくださいね🌸
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