- 2024年12月18日
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【授業レポート】2年生 パッケージデザイン 箔押しの世界
こんにちは!プロダクトデザインコースです。
\今日は2年生の授業紹介です。/
2年生は「表現応用」という授業で、【ファブリック】【照明】【パッケージ】の3つに分かれて授業をおこなっています。
先日【パッケージ】の授業で、転写箔メーカーのクルツジャパン株式会社より講師をお招きし、箔押しについての特別講義を行っていただきました。
クルツジャパンは、金箔・銀箔・顔料箔・ホログラム箔をはじめとする転写箔、箔押し加工にまつわる製品や機械等の販売およびサービスの提供をしている会社です。
箔のフィルムはとても薄く、アルミ層や接着層などが重なってできています。
▲クルツさんの箔押カード。
ホットスタンプで転写されており、フィルムをはがすと会社ホームぺージへのQRコードが現れます。箔押しの仕組みが分かりやすく表現されています。
ホットスタンプとは??
箔押の技法のひとつで、専用の機械(箔押し機)を使い、熱した金属の版(ホットスタンプ箔)に圧力をかけて紙などへ転写する方法のこと。
ホットスタンプの他にも、素材や目的に合わせた様々な加工法があるそうです。
箔押しと聞いてイメージするような、金銀の単色だけでなく、カラー展開が多く、サンプルの種類に圧倒されました。
世界的なブランドでは、箔押しの金色にも細かな色指定があるそうですが、クルツ社は世界中に支社を構えているため同一規格で対応できるのも強みなのだとか。
Lindtのパッケージにも使用されているとのことで、記念にチョコを配っていただきました。
皆さんが日頃目にする商品にもクルツさんの箔押しが使用されていることがよく分かります。
また、ホログラムのようなキラキラしたものや、上品で高級感のあるパール箔、半透明の箔など種類がとにかく豊富!!
マットな黒紙の上に黒の光沢のある箔を押したり、写真の上に透明の偏光箔を押したりなど、無限の組み合わせが考えられますね…!!
また、パスポートやカードの偽造防止対策としてセキュリティホログラムが使用されているそうです。
授業の最終課題で制作するパッケージデザインの課題で箔押しを使用したい学生には、特別にクルツさんの工房にて箔押し体験をさせていただけるとのこと。
成果が楽しみですね!
▲お土産として、「箔押しロールふせん」をいただきました。
このパッケージの授業を担当されている齊藤 桃子先生がデザインを担当されたそうです!
実はクルツジャパンの箔押しサンプルの冊子も齊藤先生デザインとのこと!
クルツさんのブログ箔のライブラリーにて、
齊藤先生のインタビュー記事が掲載されています↓↓
齊藤先生の箔押しへのこだわりがたっぷり語られているので、ぜひ読んでみてください!
デザインに高級感や意外性をもたらしてくれる箔押しの世界を垣間見ることができました。
クルツさん、貴重な講義をありがとうございました!!