プロダクトデザインコース

【1年生授業風景】 誰一人取り残さないデザインのために

\今日は1年生の後期授業紹介です/

 

前期の1年生の授業風景はこちら!

●【前期合評レポート!その壱】1年生:「造形演習2」

●【授業風景】1年生 「造形演習2」 

 

 

1年生の後期に行われている「プロダクトデザイン基礎A/B」の授業では、ユニバーサルデザインについて学びます

 

ーーーーーーーユニバーサルデザインとは??ーーーーーーーー

年齢、性別、身体的な状態などの違いを超えて、できるだけ多くの人々が利用しやすく、暮らしやすい社会を作るための考え方です。この考え方は、建物や街、物、仕組み、サービスなど、私たちが日常で使うもの全てに当てはまります。

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近年、誰もが快適に暮らせる社会を目指して、ユニバーサルデザインの重要性はますます高まっています。

では、どんなデザインが、より多くの人々にとって使いやすく、居心地の良いものになるのでしょうか?

 

この授業では、「車いす体験」「妊婦体験」「高齢者体験」という3つの疑似体験を通じて、日常生活にどんな問題が潜んでいるのかを観察しました。

 

  1. 1.車いす体験

まずは車いす体験。

車いすを使い、大学構内を回りながら、どこで、どんなシーンで不便を感じるかを確認します。

 

 

扉を開ける際に車いすが邪魔になりうまく開けられなかったり、片手で扉を支えながら開けることの困難さに気づきます。

ドア下にある小さな段差も、車いすだと乗り越えるのに一苦労でした。

また、自動販売機の上の方のボタンには手が届かないようです。

 

  1. 2.妊婦体験

約5.5kgの重りを腰に巻いて歩き、妊婦さんがどのように日常を送っているか体感します。普段の荷物と違い、体に常に重さがかかる感覚や、膝を曲げて物を拾う難しさなど、実際に体験して初めて気づくことがたくさんあります。

歩くのも大変だし、階段を降りる時に足元が見えず怖い、とのこと。

靴ひもを結ぶ、といった日常の動作でも、おなかがつっかえてすんなり出来ないことが分かります。

▲自販機の下に小銭が落ちてしまった…!という場面。

 

  1. 3.高齢者体験

手足に重りを付けて足腰の動きが制限された状態で歩くことで、高齢者が感じる不自由さを体験します。

 

視力が低下を体験できる特別な眼鏡も着用しているため、

文字がぼやけて見え、普段は簡単に読めるはずの掲示物や看板が読みにくくなっています。

小さな文字だと、かなり近づかないと読むことができないなど、デザインにおいての視認性の大切さも学びました。

体験を通じての考察

これらの体験を通して得られた気づきや発見をまとめ、グループごとに発表しました。

 

▶どういう場所・シーンで、どういう困りごとがあった

▶学外(日常生活)で想定される課題

▶UD(ユニバーサルデザイン)としてあるべき姿

というフローでまとめます。

 

 

疑似的に体験者の立場になってみることで新たな視点を得ることができたと思います。

今回の授業を通して得た気づきを、今後のデザイン制作に生かしていってください!

 

 

 

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※プロダクトデザインコースは12/14(土)のみの開催となります

 

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