プロダクトデザインコース

DAISOさまとの産学連携商品発売 Part5

こんにちは、プロダクトデザインコースです。

 

プロダクトデザインコースでは、2017年から100円ショップのDAISOブランドを展開する、株式会社大創産業さまとの産学連携授業を行っています。

授業では2〜3年生の学生が商品化を前提にアイデアを出し、最後は社長さんやバイヤーさんに自分のデザインをプレゼンします。

授業から発売された商品は50点を超えますが、その中には、「お助け本棚」「漫画を飾れる棚」「キャンドルうねうね」などヒット商品になったものもたくさんあります。

 

 

先月、2023年度の授業で提案された商品が発売されました。

 

「落ちない暗記シート」です。

考えたのは、当時2回生だった徳田奈緒さん。

商品化までの経緯をインタビューしてきました!

 

▼4回生 徳田奈緒さん(京都外大西高校出身)

 

Q. どういう商品か、説明をおねがいします!

テスト勉強で定番の赤シートについて、紛失したりどの参考書に挟んだのか分からず困った実体験から、このアイデアが生まれました。よくあるハンディサイズの参考書の使用を想定したサイズで、顔の部分でどこでも挟めるようになっているため、すぐに見つけることができる仕様です。「落ちない暗記シート」という、受験に縁起のいいネーミングとなっています。

 

 

Q. 制作にあたり、どんなことに苦労しましたか?

最終プレゼン一週間前までは、ただスリットを入れただけのデザインだったのですが、スリットの形の意味が見いだせず、最終形に至るまで時間がかかりました。複数のアイデアをDAISOのメンターの方に見ていただき、アドバイスをいただく中でこの顔のデザインに辿り着くことができました。

 

 

また授業後、学生だけで意見の出し合いを頻繁に行いました。そのおかげで、最終制作段階でも意見交換や素材の相談を常に行い、みんなで協力して乗り切った充実感がありました。

 

 

Q. 最終的には東京の本社オフィスに出向いて、多くの社員やバイヤーの方々の前で発表しますよね。どのような反応でしたか?

当日はスーツを着て、さながら社会人になった気分でプレゼンを行ったので、とても緊張しました。毎週アドバイスをいただいていたメンターの方以外にも、バイヤーの方から実践的な意見をいただきました。

「この商品は薄型でコンパクトなため、輸送コストが低い」と評価いただき、商品の制作コストには輸送コストも含まれるということを初めて知りました。

 

 

Q. 実際に商品化されてどんな気持ちですか?

親戚に学生が多いので、みんなに「絶対買って勉強してね」と宣伝しています!(笑)

授業を受けたみんなで苦労して作ったものなので、とてもうれしいですね。ほかの友人の商品が販売されるのも、とても楽しみにしています!!

 

Q. 今後の抱負を教えてください。

 卒業後は、この授業で大変お世話になった大創産業さんに就職が決まりました!文具や雑貨が昔から好きなので、今後も身近な物をよりよくするデザインに携わっていけたらと思っています。

いよいよ4回生となり、卒業制作を進めている最中です。無印良品と&PAPERS(アンドペーパーズ)との産学連携授業で習った貼箱の技術を使って、3年後期の授業で制作したプロダクトがあるのですが、それをブラッシュアップし、商品化まで達成することが卒制の目標です。

 

 

自分のデザインが商品化され、皆さんの手に届くまでの一連の流れを経験することで、今後のデザイナー人生に生かして行きたいと思います!

 

徳田さん、ありがとうございました。今後のご活躍を期待しています!

 

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