文芸表現学科

伝統芸能に触れる―「歌舞伎鑑賞教室」

sumamiconこんにちは! 副手のスマミです! 5月17日に林家竹丸先生の授業(「文芸論Ⅳ」)で南座へ行きました!林家竹丸先生の授業では普段、落語を聞いて面白い物語の型や構成を学び、知識を深めていますが、この日は他の伝統芸能に触れるため「歌舞伎鑑賞教室」に来ました。

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「歌舞伎鑑賞教室」はとても人気のようすで、開演の1時間前から長蛇の列!

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中に入ってみると…
すごい!これが歴史ある南座の劇場です。

私も何度か南座に来たことはありますが、いつ来ても赤提灯に囲まれた魅力的な劇場に圧倒されてしまいます。
座席は3階まであり、一番上で観ると劇場全体が見渡せます。
「南座」で鑑賞するというだけでも、わくわくしてきました!

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そして今回の演目はこちらです。
さて、どんな内容だったのでしょうか…?
「歌舞伎鑑賞教室」に参加した川上くんが紹介してくれます。
それでは! はじまり、はじまり〜!

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林家竹丸さんの文芸論Ⅳ。時間割があわず、取ることができなかったけれど、ずっと気になっていた。
そんなときに、学外演習で南座に行くということを聞き、飛び入り参加させていただいた。
この日は「歌舞伎鑑賞教室」ということなので、初心者でも楽しめるように工夫されていて、歌舞伎の基礎知識を笑いながら学ぶことができる。
解説の桂九雀さんは客の反応を見ながらアドリブを入れていた。さすが話芸のプロだと思った。

印象的だったのは、西日本と東日本とで演奏方法が違うのだということを、実際の演奏で聞き比べるコーナーだ。
演奏者の解説付きで、非常にわかりやすい。そのうえ、「仮名手本忠臣蔵」の一部分を上演してくれるから、仕入れたばかりの知識をさっそく活かすことができた。
初めて歌舞伎を見たが、最も感心したのがコミカルな動きや見得(キメポーズ)だけでも十分
楽しむことができるということに感心した。動きと謡(うたい)の断片で何となく内容がわかるため、まったく意味が分からないという事態には陥らない。
「教室」とはいいつつも、ぜいたくな娯楽の時間だったと思う。

(文・川上拓郎 文芸表現学科2年)

 

 


 

 

鑑賞教室が終わり、南座を出てきた学生たちはそろって「おもしろかった!」と言っていました。

川上くんがレポートしてくれた通り、前半に歌舞伎の解説があるので分かりやすく、
歌舞伎を初めて観た学生も十分、楽しめることができたようです。

最後は南座の前で全員で記念撮影!
日本の伝統芸能の素晴らしさに触れた、1日でした。

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(スタッフ・鈴木真美)

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