- 2014年5月22日
- イベント
【第2回 歴史研究クラブ】歴史建築と庭園入門
こんにちは、歴史遺産学科副手です。
先週末の5月18日(日)に、第2回 歴史研究クラブ『歴史建築と庭園入門~南禅寺を歩く』が開催されました!
今回の歴史研究クラブは実際に現地を訪れるフィールドワークということで、参加者の皆さんとバスで向かいました。
(京都造形芸術大学から南禅寺界隈へはバス一本で行くことができます!)
南禅寺・永観堂道のバス停を降り、散策しながら町並みをみてまわります。
立ち止まっては、自然を取り入れた町並みについてや、塀の素材は何か・どのような工法で作られたのか等々、話題が尽きません。
鹿ケ谷通から南禅寺三門に出ました。
ここでも、使用されている木材や木口の塗装などに関心が集まります。
つづいては、金地院へ。
金地院には重要文化財の方丈・東照宮・八窓席をはじめとする歴史的な建築や、特別名勝である鶴亀の庭園等多くの文化財があります。
四半敷や氷紋敷など、敷石を意識してみたり・・・
扉には何が塗られていたのか、境内ではどのような草花が咲くのか、これらも歴史を読み解いていくためのひとつの視点となります。
方丈から鶴亀の庭園を眺め、特別拝観で八窓席、猿候捉月図・老松の襖絵等を拝見させていただきました。
金地院の職員さんの丁寧でわかりやすい解説、顧問の先生方の専門に特化した考察、参加者のみなさんの新鮮な意見が、この日の歴史研究クラブを大変有意義なものにしてくださいました。
参加してくださった皆さんから多く挙がったのが、「さまざまな視点があり、視野が広がった」という感想でした。
こうして皆さんの興味関心やそれに関する知識・意見を、この歴史研究クラブで共有できたことをうれしく思います。
次回は、『浮世絵入門~紙と絵具から浮世絵を観察する(顧問:大林さん)』と題して開催いたします。
日時は6月15日(日)13:00~16:00です。
【WEBの場合】下記URLからお申し込みください。
https://w2.axol.jp/entry15/kyoto-art/step01?f=39
お待ちしております!