アートプロデュースコース

学生紹介(中村敬亮:11年度入学)

アートプロデュースを実践する
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-私がASP学科を選んだ動機
大学受験当時、アート関係のワークショップや展覧会に関わる仕事をしたいと思っており、 そういったことを実践的に学べるところを探していた。もともと私は何か作品を制作すること はあまりせず、それよりは会場の設営や準備、裏方での作業に興味を持っていた。高校の文化 祭でも体育館の床に緑色のシートを敷いたり、パイプ椅子を均等に綺麗に並べたり、スタンド マイクを丁寧に設置したりするとき、何かしらの生き甲斐や達成感らしきものを感じた。自分 が作品を制作したりパフォーマンスをすることより、その作られた作品やパフォーマーをより 良く見せ、お客さんにも心地よく見てもらう作業が私にとって大事なことのようだった。そう いったことをもっと学ぶことが出来ると思ったのがこのASP学科だった。

 

-ASP学科で学んでいること
今私が力を入れて頑張っている授業はアートプロデュース演習1である。授業内容を簡単に 説明すると三条にあるARTZONEという学生運営のギャラリーで展覧会やワークショップを企画、 運営する方法などをを実践的に学ぶ授業だ。ARTZONEを効率よく運営するためにいくつかの班 に分かれているのだが、私はその中で現場班に所属している。現場班では展示台などの什器作 成や、会場設営、展示などの作業を主にしていく。
私が最も興味を引かれたものは照明である。照明は展示の作業で一番最後に行う作業だ。こ れ一つで作品の見え方ががらりと変わってしまう。この作業は10分で終わるときもあれば2日 かかることもあり、その作品の位置や形態、作家のイメージによって照明の仕方が変わってく るから難しく、それが楽しい。作品をより最適に見えるように、お客さんにより心地よく見て もらえるように考えながら照明を設置することは、私にとってアートプロデュースを最も学べ る作業の一つである。

 

-今後やってみたいこと
来年あたりから時間が取れるようになったら地元(山口県萩市)でワークショップを企画し たいと考えている。地元では過疎化が進み、若者が非常に少なくなっている。その過疎化を解 消出来るきっかけを作りたい。また、私は地元にすむ人達の地元に対するイメージや思いを知 りたく、皆でそれを共有したいと思っている。今まで学んだことを生かし、それを実現出来る ようなワークショップを企画して実行したいと考えている。

 

-これからASP学科にくるみなさんへ
ここでは現実社会を生きていく上で大切なことを学ぶことが出来ると思います。私はここに 来て間違いだったと思ったことは一度もありません。
〈2011/10現在〉

 

 

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