アートプロデュースコース

学生紹介(林預ヒョン:11年度入学)

コミュニケーションがすべてのベース
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-私がASP学科を選んだ動機
京都造形芸術大学に入学する前、東京の専門学校で作品制作をしていました。2年間やってみると、自分が持っている引き出しの数があまりにも少なさすぎて、このまま作品制作を続けても意味がないのではないかと思うようになりました。次第に制作よりも勉強をしたいという気持ちが強まり、様々な大学のカリキュラムを調べていくうちに、この大学のASP学科に出逢いました。オープンキャンパスで授業の説明を聞いて、単なる知識の勉強だけでなく、授業というかたちで様々な実践的経験ができることに驚きました。そしてこれこそ自分が学びたかったことだ!と思い、そこから迷いなく入試に挑みました。

 

-ASP学科で学んでいること
ACOPという授業で、作品を通して鑑賞者と対話することを学んでいます。ひとつの作品をじっくりみて、考え、そのことを他の鑑賞者と話し合うことで、ひとりではみえなかったことがみえてきて、作品をみる視野、いや、世界をみる視野まで広がってゆくことを感じます。
河原町三条にある「artzone」という学科が運営するギャラリースペースにかかわる授業では、作家や仲間たちと話し合いながらひとつの展覧会をつくり上げていくことを実践で学んでいます。自分の仕事は、任されたことをこなすだけでなく、常に周りを意識しながら自らつくっていくものだということを教わりました。

 

-今後やってみたいこと
ACOPを通して、作品を鑑賞する面白さをまわりの人々と共有できたらいいなと思っています。それから、ArtZoneの仕事でインタビュー冊子をつくることにかかわったことで、「インタビュー」にも興味を持つようになりました。その経験で「インタビュー」は人の話を聞くだけではなく、その場でしかできないお話を共につくっていくもので、与えてばかりでも受けてばかりでもない、お互いのやりとりによって出来上がるものだということを学びました。その「外に向けた」話し合いについて、これからもっと深く勉強していきたいと思っています。

 

-これからASP学科にくるみなさんへ
ASP学科は特殊な場所だと思います。すべてがコミュニケーションをベースにしていて、思ったことを自分のことばで発さないと何も始まりません。頭で覚える知識よりも、いろんな人とかかわりを持つなかで話し合いながら、経験として身体で習得することの方が大きい気がします。その点、生きるためのコミュニケーションを学べる場所でもあるので、世界に対してもっと多様な見方を持ちたいと思っている方や、いろんな人とコミュニケーションをとりたいと思っている方には、最適な学科ではないかと思います。
〈2011/10現在〉

 

 

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