- 2016年1月20日
- 日常風景
1月19日 初釜・花びら餅
昨日はこども芸術大学の初釜をしました。
対話の時間では、みんなで花びら餅を作りました。
花びら餅は京都でお正月にだけいただく伝統のお菓子の一つです。柔らかいお餅に京都のお雑煮に使う白味噌のあんをゴボウといっしょにに包んであるお菓子です。
朝はお母さんたちを中心に、お餅の準備や白いインゲン豆と白味噌の餡を作り、ゴボウも甘く炊きました。
お餅を作るお手伝いをしてくれる子、
床の間の掛け軸に飾るお習字をしてくれた子、
お花を摘みに行ってくれた子、
お正月遊びをしている子、
朝の遊びと学びの時間はそれぞれが自由に過ごしました。
朝の会では花びら餅の作り方を年長のお母さんがみんなに教えてくれました。
「お餅の上に餡を乗せて、ゴボウを置いて、半分にぺたんと折ります」と実際にやって見せてくれました。
子どもたち、みんなで花びら餅を作りました。
「ぼくはこの大きいお餅がいい」「この花びら餅をお母さんに食べさせてあげたい」など、いろいろな声が聞こえてきました。
年長の女の子はお箸を上手に持ち、器用にゴボウをお餅の上に乗せていきます。
午後からお茶会をしました。
年長が畳に上がり、お菓子を渡していきます。
そろりそろりと足音を立てないように歩いたり、膝の前に手を出しお辞儀もゆっくりと。
「お菓子をどうぞ」という気持ちを込めて渡します。
いつもはここで終わるのですが、今日はいつもと違います。
今回はみんなで、お抹茶を立てました。
茶杓、茶筅、お椀、子どもたちも名前を覚えていました。
一人ずつお茶を立てて、美味しくいただきました。
混ぜ終わると、お椀を両手で持ち飲んでいる姿は、とても立派でした。
苦いかと思いましたが「美味しかった」と言う子どもたち。
年中、年少も年長のお茶を立てる姿を見て同じように
いただきました。
最後は全員揃って挨拶をしておしまいです。
四季の移り変わり、日本の行事や節句を親子で感じることを、
こども芸術大学では大切にしていきます。
(小林織香)