- 2016年6月20日
- イベント
【ASPer】第二回『アートに会いに行こう!』レポート
ASPer:高校生アート・サポーター・プロジェクト『アートに会いに行こう!』が6月19日に行われました。
前回ASPerでは、作品はアーティストがつくりますが、「アート」はその作品をみる私達が生み出す、という話がありました。アート・サポーターというのは「優れた鑑賞者」でもあるのです。
そして今回は、京都にあるギャラリーを巡り、実際に作品鑑賞をするツアーです。ツアーの前に、簡単なレクチャーを。
ギャラリーには2つのタイプがあります。
① 貸しギャラリー(レンタルギャラリー)
②企画ギャラリー(コマーシャルギャラリー)
京都には企画と貸しを両方やっているギャラリーが多いのが特徴です。
ただギャラリーをめぐるだけではもったいない!「プロデュース」を意識し、展覧会やギャラリーの魅力を言葉で伝えることをやってみよう!というのが今回の課題です。
まずは、ARTZONEで練習してみます。
現在ARTZONEで開催中の『西太志個展「黒い絵」』を鑑賞し、キャッチフレーズを考えよう!作家の西さんご本人の前で、高校生皆さんがキャッチフレーズを発表します。
作家が制作する際に考えていることに近かったり、意識していることを突かれたり、逆に、作家が考えているものと全く違う考えが出てきたりと作家と鑑賞者が刺激し合える時間となりました。これって、アーティストにとって最高のプレゼントかもしれません。
さてARTZONEの体験をもって、次はいよいよ京都の街中のギャラリーへ飛び出しました。アートの“現場検証“です!
同時代ギャラリー
京都市登録有形文化財である1928ビル(旧毎日新聞社ビル)にあり、その歴史的たたずまいは、京都のギャラリーの中でも独特の存在感をかもしだしています。
Gallery PARC
門田訓和による個展「physical time」開催中でした。この展覧会の企画者である安河内さんに解説いただきました。作家の意図に加え、展覧会企画者としての展覧会趣旨や意見などをお聞きし大変贅沢な時間でした。
GALERIE H2O
こちらも作家さんが解説いただき、街中に現れた和風空間のなかのギャラリーに、高校生たちはこれまでのギャラリーと違った趣きに驚いていました。
便利堂
こちらの店長は、ASP学科卒業生の増尾麻黄さんです!実は、便利堂は当初計画していた訪問先ではなかったのですが、さすが、ASP卒業生。突然の訪問にもアドリブ強いです。便利堂の歴史や仕事などスマートにわかりやすくお話しいただきました。
便利堂にて高校生ASPerたちは、しっかり「買う」というプロデュースも実行しました。
今回のプログラムで、アートプロデュースの仕事って何だ?「アート」って、ものではなく「こと」なんだ!ということを感じでいただけたでしょうか。
次回の開催は7月17日(日)です。この日は、祇園祭山鉾巡行の日です。ARTZONEの傍、河原町通りを山鉾が通りますよ!巡行を見学してから、ASPerに参加するというのもアリですね。たくさんのご参加をお待ちしています。
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次回(最終回!)予告
高校生アート・サポーター・プロジェクト
第3回『展覧会の裏側ってどうなってるの?』
7月17日(日)14:00-16:00
展覧会の会場には、アート作品の魅力を引き出し、お客様に楽しんでもらうためのたくさんの工夫が仕掛けられています。それがどんなものか探してみませんか?
参加申し込み方法
下記に参加者のお名前/高校名(所属)/参加希望日をご連絡ください。
京都造形芸術大学アートプロデュース学科
電話:075-791-9296 FAX:075-791-9429
e-mail:info@artzone.jp
※メールの場合は、件名に「ASPer申込み」を記載の上お送りください。
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