情報デザイン学科

【3年生】 HOW TO WRAP 5 EGGS.

 

 

今回は6月に行われた3年生の合評、展示発表を紹介します。

 

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HOW TO WRAP 5 EGGS.

 

と題された今回の課題、そのまま英語を訳すと ”5つの卵をいかにして包むのか” となります。

が、単に卵のパッケージを制作する課題ではありません。

 

wrap(包む)とEgg(卵)をどう捉えるのか?

How(どのような)方法で解決するのか?

 

もちろん5個の卵を包むパッケージの提案をしてもよいですし、

”wrap”と”Egg”をそれぞれ別のものに見立てて考えてもかまいません。
このテーマに対する各自の解釈、考えをデザインによって視覚化・実体化する試みです。

 

担当教員:小出怜子、中田泉
『How To Wrap 5 Eggs』(岡秀行 著 伝統的な日本のパッケージデザインの本のタイトル)

 

 

 

 

 

展示作業を終え、いよいよ合評です。

 

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割れた器を修復するだけでなく、以前よりも価値のある味わい深いものにしてくれる金継ぎ。

物を大事にする日本の文化に感銘を受けた留学生。

 

今回の課題では、卵は割れやすいというところから、割れたり破れたり傷ついたり壊れてしまったものを、金継ぎという方法でもとのかたちに戻し、さらに以前にはなかった新たな価値を与えることを見事にビジュアル化していました。

 

割れた卵、壊れた家具、破れて一部がなくなってしまった思い出の写真、自分の身体の傷にまで金継ぎを施し、とても美しい写真で魅せてくれました。

この課題を進める中で、金継ぎ体験までした行動力が、見事に作品に結びついていました!

 

 

HOW TO WRAP = 金継ぎで再生させる

EGG = 壊れるはかないもの

 

 

 

 

 

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こちらは『言葉を包む5日間』という作品。

卵は殻で中身を守っている、というところから、生活の中で私たちを守り、時には本音を包み隠してしまう「言葉」について考え、その考えやアイデアが「装丁」というカタチに落とし込まれ実体化された作品です。

 

オブラートに包まれた言葉、包まれていないストレートな言葉、何気ない日常の物語が、言葉ひとつで変わっていく仕掛けが随所にみられました。

何度も試作を重ね、合評時にはとても完成度の高いものとなっていました。

 

 

HOW TO WRAP = オブラートに包む

EGG = 言葉

 

 

 

 

 

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プレゼン後は集まってふり返りの時間。

 

自分の思いや考えを、きちんと視覚化できたでしょうか?

伝えることができたでしょうか?

 

 

 

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合評にはヒロ杉山先生も参加。

この授業の後半はヒロ杉山先生が指導に入られます。

 

 

 

 

 

 

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韓国と日本でのゆでたまごに対する意識の違いからうまれたこちらの作品の前では、

好みのゆで時間について話し合う楽しい場面も見られました!

 

 

 

 

 

スタッフ:アベ

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