アートプロデュースコース

【授業紹介】プロフェッショナル研究(プロに学ぶ)〜アートハンドリング実践〜

アートプロデュース学科では「展覧会ができるまで」を、各方面のプロに教わるプロフェッショナル研究(通称:プロに学ぶ)という授業をおこなっています。

 

アートの現場は、たくさんのプロフェッショナルたちでつくられています。

たとえば、ひとつの展覧会でも、企画をするキュレイター(学芸員)、作品を運ぶ美術専門運送、ポスターやカタログをつくるグラフィック・デザイナーや会場をつくる空間デザイナー、雑誌や新聞で紹介するライターや批評家など、数えきれないほどのプロフェッショナルたちが関わっています。彼らは、アートと「みる人」をつなげる達人です。

 

この授業では、キュレイター、アート・コンサルタント、会場設営の達人、照明家、広報の専門家など「ひとつの展覧会ができるまで」にかかわる各分野のプロフェッショナルを順番に招いて、それぞれの仕事を実践的に学びます。

 

 

  • ●「アートハンドリング実践」

5月31日(水)は、美術品の梱包・輸送・展示のプロである、ヤマトロジスティクス株式会社京都美術品センターの方をお招きして、作品の取り扱いに関しての授業を行いました。

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前半は、作品を扱う際の身だしなみの注意点や必要な道具のレクチャーにはじまり、作品の開封や梱包の仕方、壁に展示する方法をご指導いただきました。

作品を運ぶのに重要な梱包の道具にも様々な種類があります。用途を知り、適切に扱うことで作品の品質を守り安全に運ぶことができるのです。

 

後半は各グループに分かれて、実際に作品展示に挑戦!

ヤマトの方のアドバイスをいただきながら、作業に取り組みます。

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レーザー水平器を使用して、ヤマトのスッタフの方に展示の状態をチェックしていただいたところ…、合格をもらえたようで喜んでいます!

絵画作品の後は掛け軸にも挑戦し、額に入った作品との取り扱いの違いも教えていただきました。

絵が傷つかないように、ゆっくり丁寧に掛け軸を下ろしておきます。

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プロジェクトや学外の授業で、作品に触れる機会が多いアートプロデュース学科の学生たち。

今回の授業は、今後の活動にも活かせる貴重な体験になったのではないでしょうか。

 

今回学んだことを基礎にして、

次回は展示した作品を「最高の形で見せるための実践」についての授業レポートをお届けします!

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