- 2018年3月26日
- ニュース
在校生が第14回ACジャパン広告学生賞で受賞!
こんにちは、情報デザイン学科です。
3月末となり、ようやく暖かい日も多くなってきましたね。
そんな春の陽気に誘われるかのように、嬉しいニュースが入ってきました!
今年で14回目の開催を迎える「ACジャパン広告学生賞」(主催:公益社団法人ACジャパン)の新聞広告部門にて、情報デザイン学科の在学生が4名受賞しました!!
情報デザイン学科では、
2年生の授業、構想計画I「広告基礎」の中でこの賞にチャレンジをしています。
以下、受賞した学生と作品を紹介します!
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■審査員特別賞
藤井梨恵
タイトル『面白いことは画面の外に』
【受賞者コメント】
受賞は初めてのことだったので、素直にやったー!嬉しい!と言う気持ちでいっぱいです。
広告はスマホ依存症をテーマに制作しました。
構想を思いついたのは、電車やバスを利用している時です。
私は電車やバスを利用する際、乗り物酔いしやすい体質なので、いつも周りの景色を眺めています。
だからより思うのかもしれませんが、下を向いてスマホを眺めている人ばかりの車内は異様な光景だなとずっと気になっていました。
そこで、ポスターには分かりやすく『UFOと宇宙人が襲来しているけど、みんなスマホに夢中で誰もその存在に気づいていない』というストーリーを設定しました。
意図が伝わりやすいよう、絵のタッチはシンプル且つ今の流行を取り入れ、スマホ使用層の10代から50代の目に止まるような広告を目指して仕上げました。
キャッチコピーにはあえて注意喚起や深刻な文言は入れず、たまにはふっと視線をあげて楽しいことを探してみては?と言った、視野を広げる提案を意識しています。
面白いことは案外画面の外で起こっています。たまにはスマホを閉じて前を向けば楽しい発見があるかもしれません。
この広告は、そんな風に伝われば嬉しいです。
■優秀賞
鎌苅帆
【受賞者コメント】
まさか受賞するとは思わず驚きましたが、頑張った甲斐がありました。
賞をいただくのは初めてで、本当に嬉しかったです。
今回応募しましたACジャパン学生賞のお題が「社会問題」だったため、
また私の憧れるデザイナーの方々が、過去に自然環境の現状を訴えるような風刺画を制作されていたこともあり、
自分が環境問題を取り扱うとすればどうするか?という考えから発展させ、地球温暖化をテーマに制作しました。
デザインとしてこだわったところは、ホッキョクグマと溶けていく氷を似せたところです。
一見全て氷に見えますが、よく見たらホッキョクグマだったと言う効果を狙っています。
また、イラストに合わせて強い表現は避け、キャッチコピーも会話をするような優しい表現を目指しました。
紙面全体とキャッチコピー、イラストが調和するようなデザインを意識しています。
コピーの文末にある、「地球に暮らすみんなのことを思いやろう。」と言ったスタンスで、
この広告を通じて環境問題に関してやんわり意識が変わっていくきっかけになれば良いなと思います。
中村莉緒
タイトル『ヘルプマークをご存知ですか』
【受賞者コメント】
受賞の連絡をいただいた時、最初は間違いじゃないかと思ったくらい驚きました。
学校の課題として、コンペの作品を制作すると言うところから入ったので、いつも通りのスタンスで行なったことが結果に繋がりとても嬉しかったです。
ヘルプマークを題材に選んだのは、SNSを見ていた際に西日本でのヘルプマークの認知度がとても低いといった記事がシェアされていて、
援助や配慮を必要としている当事者自身の方もヘルプマークの認知度が低いことを知ったためです。
そのため新聞広告をデザインする際は、ヘルプマークの用途や内容、どんなマークの物かを知らない人にもストレートに伝わるように、
ヘルプマークを元にした、シンプルで解りやすいデザインを心がけて制作しました。
私の制作した広告をきっかけに、普段SNSやインターネットを利用しない方にもヘルプマークの存在を知ってもらえたら嬉しいです。
※ヘルプマークとは・・・義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成されたマーク。
渡辺日和
タイトル『道』
【受賞者コメント】
作品を制作している時は賞のことよりも締め切りに間に合わせようという気持ちが大きく、賞をいただけたことに驚いています。
公共問題がテーマと知った時に、私は自分の作品で少しでも見た人の意識を変えられるようなものを作りたいと思っていました。
作品は、私が視覚障がい者の方と駅でぶつかってしまった体験をもとに制作しました。
見てくれた人に、少しの意識で減らせる怪我や事故があるのだと知ってもらえれば、作品を制作した意味があると思います。
今回の評価や経験を生かしてさらなる作品制作に取り組んでいきたいです。
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ACジャパン広告学生賞のサイトはこちら↓↓
https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html
受賞した4名のみなさま、改めておめでとうございます!
「公」という問題を、広告として社会にどう訴えかけるかを考えるのは大変だったかと思いますが、大きな学びになったかと思います。
これからの活躍も楽しみにしていますね!
スタッフ:ウコン
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