こども芸術学科

学童保育所でのワークショップ |Azemi

空梅雨から一転、梅雨らしくなってきましたが、Aゼミの5人が京都市一橋学童保育所でワークショップを行いました。

 

「世界にたった1本の傘」を作るワークショップです。

「学童保育」ってみなさん聞いたことありますか? 行っていたという人もいるでしょうか。おもに小学校の低学年で放課後留守家庭の子どもたちが遊んだり学んだりする場です。

 

今日は、土曜日で親子行事として傘作りを行いました。日頃、お仕事で忙しくて、なかなか親子のコミュニケーションが取りにくい環境の方々も、ゆっくり時間をかけて作りました。

 

おうちの方が忙しくてお越しになれなかった家庭の子どもたちは、学生とともに作りましたよ。

 

 

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ワクワクしながら、子どもたちは説明を聞いていました。

 

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さて、どんな色を塗ろうかな。直感で描く人。考える人。

 

 

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子ども作家の助手をする角本さん。

 

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ただひたすら感心する八木さん。「こども」こそ「芸術」です!

 

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このワークショップリーダの末次さん!楽しいのが基本ですね!

 

 

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職人の背中です。

 

 

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ゴッホの「星月夜」を描きたいと模写の下絵を持参した子どもに福田さんびっくり。

 

 

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親子で語り合いながら描く虹はまさにこころの架け橋。

 

 

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今日は雨が降りませんでしたが、日傘にして帰って行った子どもたち。

 

 

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最後は記念撮影。楽しい一日でしたね。

 

 

いまや、夫婦共働きが一般化しています。また、ひとり親家庭も増加しています。

保育所があるから親は安心して働けるのです。保育の場は小学校に入るまでだけではありません。

 

就学後も、学校でも家庭でも塾でもない、「学童保育(正式には放課後児童クラブ)」の場があります。学童保育が法的に位置付いたのはまだまだ最近のことです。そして、就学前の保育所同様、待機児童問題をはじめとしてさまざまな課題があります。

 

こども芸術学科の教員や学生は、そんな社会的課題も考えながら、一方で、表現活動をとおして子どもや家庭を支えることはできないか、日々考えています。

 

一橋学童保育所のみなさん、本日は本当にありがとうございました。

 

今日もまた、教えられたのは自分だったといいながら帰る学生たちの言葉がうれしく感じられました。

 

(浦田雅夫:教員/子ども家庭福祉・学校臨床)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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